【毒書の時間】今年読んだ本 2023年

(photo AC)


今年もあっという間に1年が過ぎ去り、早くも大みそかである。いつものごとく、課題は山積したままではあるが、12月28日、定時を少々過ぎたあたりで「よっしゃ、今年はこのへんにしといたろか!」と、超強引に仕事にキリをつけて、ここ数年ですっかり定着した「在宅ワーク」を終えたのである。「在宅」なんで、だれの目も光ってないから、適当に犬と遊んだりしながら仕事をするんだが、とにかくタバコが大変な本数になってしまうのがよろしくない。知らない間に(いや、知ってるやろww!)20本くらい軽く吸ってしまっているのだ。今更、健康に悪いなど綺麗事は言わないが、なんせ高2のころから愛飲してやまぬセブンスターは、一箱600円のご時世である。たまったもんじゃない。

とは言え。

この600円を毎日貯めていこうなどと言う気には、まったくならない。年間のたばこ代を計算したら、びっくりするからしていない(笑)。

さて。

例年、年末にその年に読んだ本をずらっとまとめる稿を上げてきた。「これ読んでみて!」という本には、「読書メーター」に上げたレビューに肉付けをして、ブログを一本拵えていたのだが、それを今年からは一冊読むごとにやってしまったもんだから、あえてここで書くことも無くなってしまった。

とは言え。

毎年「今年読んだ本」ってのを大みそかの頃合いのよい時間帯に公開されるように「予定稿」として仕組んできたので、もしかしら酔狂なお方は楽しみに待ってはるかもわからへん、などと思ってしまい、ちょっとこれまでとは形を変えてではあるが、こうして今年もまた「今年読んだ本」をしたためるに至った次第である。タイトルをクリックしていただくと、その本の感想文を上げた稿に飛ぶことになる、決して高額な請求が来るエロサイトに飛ぶわけではないので、安心してクリックしていただければな~、と思う。

1.私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか?』町田康 評価:★★★★

2.ふるさと銀河線 軌道春秋』髙田郁 評価:★★★

3.冬の霧 へんろ宿 巻二』藤原緋沙子 評価:★★★

4.酔いどれの鉄腕。 野球と酒を愛した鷹のクローザーの回顧録』佐藤道郎
評価:★★★★☆

5.蒼色の大地』薬丸岳 評価:★★★☆

6.櫓太鼓が聞こえる』鈴村ふみ 評価:★★★★

7.まち』小野寺史宜 評価:★★★☆

8.小さな場所』東山彰良 評価:★★★☆

9.駅の名は夜明 軌道春秋Ⅱ』髙田郁 評価:★★★

10.黒い手帳 探偵くらぶ』久生十蘭 日下三蔵 編 評価:★★★★

11.天使も怪物も眠る夜』吉田篤弘 評価:★★

12.アメリカの夜 インディヴィジュアル・プロジェクション 阿部和重初期代表作1
阿部和重 評価:★★☆

13.俺の自叙伝』大泉黒石 評価:★★★★

14.逆ソクラテス』伊坂幸太郎 評価:★★★★

15.あなたも私も』久生十蘭 評価:★★★☆

16.朧夜ノ桜 ─ 居眠り磐音江戸双紙 24』佐伯泰英 評価:★★★

17.こどもホスピスの奇跡』石井光太 評価:★★★★★

18.心斎橋幻想-関西サスペンス集』黒岩重吾 日下三蔵 編 評価:★★★★☆

19.裸の背徳者』黒岩重吾 評価:★★★☆

20.西成十字架通り』黒岩重吾 評価:★★★★

21.黛家の兄弟』砂原浩太朗 評価:★★★★

22.まともな家の子供はいない』津村記久子 評価:★★★

23.心淋し川』西條奈加 評価:★★★☆

24.もののふの国』天野純希 評価:★★★★

25.グランドシャトー』高殿円 評価:★★★

26.三体X 観想之宙』宝樹 評価:★★★☆

27.エール 夕暮れサウスポー』朝倉宏景 評価:★★★★

28.「居眠り磐音江戸双紙」読本』佐伯泰英 評価:★★★

29.『越境』東山彰良 (鋭意購読中!)

読了数28冊、1冊を越年。『越境』を「越年」とはこれいかに(笑)。

評価の星の数は★5つで満点、☆は0.5点。満点は石井光太のドキュメント『こどもホスピスの奇跡』。これ、ほんとよかった。この人のルポは以前から好きでよく読んでいるんだが、特にこれはよかった。日本で最初となる民間小児ホスピス「TSURUMIこどもホスピス」の設立に至るまでの「奇跡」と「軌跡」を丁寧に取材したドキュメントである。ぜひ、多くの人に読んでほしい一冊。

黒岩重吾の昔読んだ本を引っ張り出す一環で、『裸の背徳者』『西成十字架通り』の2冊を読んだが、まあ、こんな小さな活字を高校生の時分は当たり前だが老眼鏡なしで読めてたんやな~、と懐かしいやら情けないやら(笑)。今となっては古書店にすら並んでないような黒岩作品を、倉庫や押し入れの奥底から掘り起こせたので、来年も黒岩重吾がブログネタとして活躍してくれるだろう。

「で、どの本が一番おすすめやねん?」と聞かれたら…。う~ん、とりあえず野球好きの方には、野村監督時代の南海ホークスで毎日のように投げていた、みっちゃんこと佐藤道郎の聞き書き『酔いどれの鉄腕。 野球と酒を愛した鷹のクローザーの回顧録』を絶賛おススメ!野村時代の懐かしい光景を思い浮かべながら読みふけった。若いファンでも「へ~!」って言うようなエピソード満載。

ちなみに。

今年1年で拙ブログでもっともアクセス数を稼いだのは、消えゆく運命にある香港の大型看板たちについて綴った<【香港!HONG KONG! Feb.2023】香港看板考察>。これに続くのが<【毒書の時間】『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎>だった。やっぱ、伊坂は強いね。こんなチンケなブログでも、びっくらこくほどアクセス稼ぐんだから。どうってことない感想文なんですけどなぁ…。

ま、そんなこんなで。

来年もまた素晴らしき天の配剤=本との出会いに期待して、本年の締めくくりといたしまする。では、どちらさんも、よいお年をお迎えくださいまし!

新年好!

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