【台湾、チベット、マーティン・リー】香港人に聞く*旧ブログ

【台湾】

 「馬李複合」として、台湾はもとより、香港でも比較的大きく報じられた馬英九次期台湾総統と李登輝氏の8年ぶりの会見。『大公報』などの左派紙ですら報じているのに、日本では完全スルー? 小生が見落としているのかもしれないが、ウエブで見る限り、どこにも出ていませんなー。
会見では良好な対日関係の堅持などが話し合われたというのに…。日本にとって結構重要なことだと思いますがね。
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馬英九と蕭萬長(次期副総統・右)にはさまれて李登輝夫妻。背後の人物は『蘋果日報』創始者で中共の仇敵・ジミー・ライ氏に見えるのですが…。とすれば、「ジミーさん、あんたは何様のつもりなんだ!」と言いたいところ。


【マーティン・リー】

民主党の元党首で香港民主活動の大きな柱であった李柱銘(マーティン・リー)立法会議員が、9月の立法会選挙の不出馬を正式表明。でも、これって、拙ブログで1年ほど前に「~なんだって」って書いてますが…。
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【香港人に聞くと…】

弊社も4月を目前にあわただしい期末の日々。41日からは会社の組織もがらりと変わるため、余計に忙しい。そんな状況でいま社内の香港人スタッフはいつのまにかたった一人に。
で、仕事の合間に聞きました。

1)台湾総統選について

・民進党なんて最悪ね。悪いことばかりして。馬英九はルックスもいいし、総統にふさわしい人物だと思うわ

2)チベットについて

・まったくチベット人ときたら、何様のつもりかしら! おとなしくしてりゃいいものを!

3)全人代を受けて胡錦濤について

・いいんじゃない? 香港のことも考えてるみたいだし。よい指導者だと思うわ

4)マーティン・リーについて(50万人デモのときに聞いた)

・民主派? 実にうっとおしいわ! わーわー騒ぐだけで何の役にも立ってないじゃない

回答してくれたのは、40歳代、子供二人という、典型的な「勤労主婦」。家事はフィリピン人アマ(家政婦)に任せて、働きに出るという、ごくごく普通の主婦。

この回答が香港人の総意ではないにしろ、チベット問題と胡錦濤のイメージについての彼女の弁には「あららら…」ってとこです。

この辺についてはあと数人に聞いてみたいところだけど、なんだか同じような回答が出てきそうな感じ…。

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COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 03/29/2008 20:17:53
この報道は、「李登輝友の会」のブログしか目にしていませんでした。

選挙前から、李先生と民進党の関係は悪かったので、先生が謝候補支持を打ち出されたときは、「ああ国民党内の本土派との調整が失敗したのだな」と思いました。
この小馬との会見、産経新聞のせっかくの李登輝先生の単独インタヴューで触れられていたのに、フォローがありませんでしたね。「独立派」としての李先生とのイメージ乖離に迷っているのでしょうか?
李先生が、馬勝利をうけて、なんとか台湾民主化と本土化の灯を守ろうと必死で苦渋の現実的にベターな選択をされたことを理解できないのでしょうか?
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 03/30/2008 03:07:21
To 丸幸亭老人さん
>この報道は、「李登輝友の会」のブログしか目にしていませんでした。
「李登輝友の会」、さっそくブックマークしました。
それとささやかに、実にささやかに28日付「産経(大阪版)」の国際面の片隅にベタ記事で出てました。見逃しそうでした。
>この小馬との会見
「小馬」とは!ナイスです。Xiao ma
>李先生が、馬勝利をうけて、なんとか台湾民主化と本土化の灯を守ろうと必死で苦渋の現実的にベターな選択をされたことを理解できないのでしょうか?
そうなんですよね。苦渋の、ベターな選択。
ただ、謝長廷・民進党が勝ったとして、こういう会見は実現したのだろうかな??とも思いますし。
私はあえて「ニュー国民党」として、小馬の舵取りぶりを見てみたい、というところです。
いずれにしろ、「籠の鳥」香港としては、うらやましい限りです。


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