いつか大きな事故が起きるんでは、と思っていたヘネシーセンターの解体工事現場で10日朝、解体作業用のクレーンが倒れて2死5傷。

ヘネシーセンターは昨年秋に閉館されたビルで、三越、日本人倶楽部や多くの日系企業が入居していたので、在住邦人にはなじみの深いビル。表通りは、香港島南部へのバス路線が集中するバス停が並び、トラムが走るヘネシーロード。道路を挟んでそごうもあり、香港島でもっとも人口密度の高いエリア。

信じられないのは、40階建てのビルの解体がほとんどベニヤ板一枚で囲まれただけのような状態で行われていると言う、この恐るべき事実。

その向こうでさらに竹の足場が組まれて上から順番に解体されていたのだが、だからといって、ヘネシーロードのバス停が一時的に閉鎖されるとか、ヘネシーロードが片側通行になるとかの措置はなく、あたしゃ、あそこでバスを待っているときはいつも上からコンクリートの塊が落ちてくるんじゃないかとドキドキしておりましたが、とうとう、こんな大きな事故が発生してしまいました。

よくまあ、バス停や裏通りの安物服屋が並ぶ通りにクレーンが落っこちてこなかったもんだと思いますね…。

事故の発生時刻も午前9時45分。通勤時間帯といえばそうだけど、ピークでなかったのもまた不幸中の幸い。

7月1日はデモ隊で埋まってました。解体ビルの軒下にあたるあたりがバス停がずらっと並んでいます。よくもまあ、そこへ落っこちてこなかったもんだ。そもそも、こんな危ない状況でビルの解体が行われていることを、だれも文句つけないのが不思議であります…。
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AUTHOR: –
DATE: 07/11/2007 01:12:59
日本の4,50年前と同じぐらいの安全意識しかないようですね。
日本のゼネコンを見習うヨロシ！
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AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 07/11/2007 01:28:01
To　ftkstさん
とっととぶっ壊して、サクっと建て替えて、さっさと金儲けしたいという魂胆だから、2,3人死んでも、「ま、いっか」というところですな。

Leslieyoshi

在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。

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