【Go! Go! HAWKS 2021-3】ウエスタンリーグ vsバファローズ22回戦

アイキャッチ:両軍監督、メンバー表交換後にダグアウトへ引き上げるの図。かくのごとく、とにかくネットが邪魔で、早々に撮影はあきらめる(笑)。そう言えば、オリの二軍監督って小林宏やったのね。てっきり田口だと思ってた(笑)=筆者撮影>

さてさて、なんやかんやと言うておりますが、東京五輪が始まりましたよ。もうほんま、わやくちゃな参加国、地域の入場でしたな(笑)。個人的には、前の東京五輪の行進曲でビシっと整列して「入場行進」してほしかったんですがね…。天皇陛下のご臨席を仰いでおるというのに、あんなんでええんかいな、と思った次第。

それはさておき、五輪期間中はプロ野球も一軍公式戦はちょっと休憩。ほな、というわけでもないんだが、お誘いいただいたんで、舞洲くんだりまで二軍諸君の出来を観に行ってきた。わかっちゃいたけど、まあ遠いのなんの…。我が家と同じ大阪市内かえ?と驚きますな。USJみたいに駅前にあればもっと行ってたと思うが、今回が初めてでござります。周囲は非常に殺風景な叢が広がっております。元はと言えば、大阪五輪がこの一帯で華々しく開催されていたかもしれない場所…。今となっては、この有様とはねぇ…。

気を取り直し、とりあえず暑さしのぎに、向かいのコンビニで凍らせたペットボトル飲料を買い込んでおく。こういうのは、街中では売ってませんな。

なかなか質素なw入場口である。まあ、二軍の試合だから、こんなもんか。とは言え、甲子園の二軍戦に行きなれていると「おやおや、これは…」とも思う。初めて行く球場なんで、何かと物珍しい(笑)。

もうちょっと何とかしたれや、とも思うが、そこはやはり二軍戦ということで納得しておこう。きっと地方開催なら、もっともっと手作り感満載なんだろうな。あ、でも和歌山の紀三井寺や大阪の奥地の富田林は、もっとシュッとしてたなぁ…。一応、本拠地やで、オリの…。

しかし暑い。そりゃまあ、1年で一番暑い時期なんやから、当たり前ではあるけど、COVID-19感染拡大中の座席制限での、ほぼ満員219人も好き者が集う。このクソ暑い中に何故に…(笑)。てっきり屋根ありやと思ってたら、そんな洒落た球場じゃなく、鳴尾浜のスタンドをさらにコンパクトにした感じ。こいつは参った…。こういう時は、しゅっとやってしゃっと終わろな!

ウエスタンリーグ22回戦(H・13勝9敗0分)勝:大関(2勝1敗3S) 負:スパークマン(0勝1敗0S)
本塁打:H|リチャード9号2ラン(1回)、リチャード10号3ラン(5回)
観衆:219人

試合はスコアをご覧の通り、我が軍の快勝である。14安打で12点とは、大変効率がよろしい。一軍も見習いなはれ(笑)。敵軍も11安打も打ってるが、3点のみとはこれいかに?

さて先発投手。我が軍は、敵軍はスパークマン。登板機会は少ないながらもメジャー経験者である。5月20日にバファローズと契約合意し、7月18日に入団会見を行っているから、丁度1週間前のことである。今回は一軍登板へのテスト登板というところか。そういう意味では、我が軍のアルバレスも、昨日の試合がホークスでの最初の試合。キューバ出身で、キューバリーグ、米レンジャーズ、メキシカンリーグを経て昨年、BCリーグの茨城アストロプラネッツに入団。ホークスには7月21日に入団。この日はNPB出場二戦目となる。

1回表、先頭の周東が四球の後、二死から期待の右の主砲・リチャードが左翼への二点本塁打で先制! この日、5番に入ったアルバレスも中前打。これが記念すべきNPB初安打である。ええもん見せてもらいました(あくまで、二軍戦やけどw)。

2回の表は安打出塁、二盗の釜元海野が右前適時打で返して、3点目。1回の周東、2回の釜元と先頭出塁して盗塁、それを返すという、いい攻撃。これが今季の一軍に足りない点。そもそも、周東がその役目を果たさねばならないのに、二軍でうろうろしているというのが、よくない。わかってるかえ?周東よ!

さて、先発の泉は毎回一人ずつ走者を出すが、傷口は広げることなく無難に3回投げ抜く。序盤は中継ぎでフル回転だったが、ちょっと調子を落として二軍調整。そろそろ上がってもらいたいところだが、さて、藤本博史二軍監督君の目にはどう映ったかな? 続いて登板の大関。これは逸材ですな。ほんといい投手。なんちゅうか「気風(きっぷ)がいい」。2019年の育成ドラフト2位。今年の5月18日に支配下登録。6月4日、タイガースとの交流戦で早くも一軍初登板。大山に一発浴びたけど、絶賛売り出し中の佐藤輝明を三振に斬ったのはよかった。

「育成」と言えば、敵軍7番打者の田城。2016年のホークス育成ドラフト3位である。そう言えば彼は育成契約更新を打診されたが、自由契約を選んでトライアウトに挑戦したんやったかな?縁あってオリ入団。この日、2安打1盗塁と頑張ってたけど、今季も支配下登録には至らなさそう…。さらに敵軍三番手投手の飯田も我が軍で2011年の育成ドラフト3位。割と早い段階で支配下登録されたクチ。タイガースに18年に移籍、これという活躍もできず、昨季からオリ。今季も上での活躍は聞かない。ちょっとやばいよ…。頑張ってくれ、育成の星になりかけた男!

5回表には、リチャードがこの日二本目の本塁打を放ち、6-0に。6回は周東、増田デスパイネの3者連続適時打で3点を挙げ、9-0と大量リード。二軍調整中のデスパイネだが、たまたま適時二塁打打ったけど、これ以外の打席は「う~~~ん」って感じ。ちょっとまだ一軍復帰は難しいかな…。一方で、敵軍の4番がロメロってのもびっくりだ。二打席で引っ込んでたけど。調子悪いんか、それとももう、一軍には居場所がないのか…。

8回にも水谷の適時三塁打、敵失で3点を挙げる。投手は、先発の泉、二番手の大関が無失点、松本高橋純平椎野がそれぞれ1失点。光ったのは大関。2イングながら、無四球ってのがいい。今年は無理かもしれないけど、来季は一軍先発要員として期待したい。

グラシアルの復帰メドが立たない中、緊急補強したアルバレスは、結局、第一打席の1安打のみで終わった。中距離打者という印象。気になるのは、外角球に対して右肩が突っ込むというか、引っ張られるような形になる点。あれでは一軍では翻弄されっぱなしになると思う。そこから意識改革が必要かな…。となれば、この緊急補強は正解だったのかという話になってくる。そもそも使えるのか?グラシアルの代役というわけには、いかなさそうな雰囲気…。

今日はリチャードの本塁打を2本見られて、大満足。拷問以外の何でもない灼熱地獄の中、「来てよかった~!」って思わせてくれた。さっさと一軍に上げよう。右の大砲候補は超魅力。大関や水谷も早く一軍で見たい!今季はどうせ優勝できないだろうから、将来的な「夢」を見せてくれや、工藤監督君!

まあしかし、二軍の試合はいいね。自軍、敵軍にかかわらず、見どころのある若い衆をたくさん見られて。数年後の両軍の一軍主力メンバーを想像しながら観るのは、楽しいもんだ。

(令和3年7月25日 オセアンバファローズスタジアム舞洲)



 


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