【Go! Go! HAWKS 2017-11】vs バファローズ24回戦

Go! Go! HAWKS 2017
ホークスvsバファローズ24回戦

ついに迎えた今季大阪での最終戦。前日は「何やねん、これ?」ってな負け方だっただけに、優勝チームらしく、ちゃんと勝って最後を飾っていただきたいもの。だがしかし。敵軍先発投手は、毎度手こずる難敵・ディクソン。一方の我が軍先発投手は、先発陣の台所事情が苦しかった時期に、しっかりローテを支えてくれた石川柊太。ここ数試合は、中継ぎ起用にシフトしていたが、期待に応えた内容ではなかったが、今日はCSに向けて、内容のある投球でしっかりアピールしておきたいところ。

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試合前、外野でキャッチボールしていた石川に「しっかりと頼むでぇ~!」と声をかけておいたんだが…。

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本日のお座席からの眺め

さて、この球場でおなじみの「一体、何人に始球式させたら気ぃ済むねん?」な始球式 の、この日の一人目の登板は、吉本新喜劇の小籔千豊。

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DSCN1558-1割とちゃんと投げてたな。
そしてしばらく時間を置いた後、二人目の登板に場内どよめく。

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やっぱ、関学生やねぇ、しゅっとしてはるわぁ。笑顔が爽やかやわぁ。いつもニコニコ笑ってて楽しそうで何よりや。こんなしゅっとした顔して、中堅最深部から二塁ベースあたりまで走って行ったのが、そらもう、速いのなんのって。世の不公平を最大限に感じるわ、思い知らせたわ…。

DSCN1564-1べるたその声援を背に、こちらも「ぬぅぁ~ぃいすピッチ!」であった。
この後、この試合の協賛スポンサーさんの始球式があって、ようやく試合が始まるのである。

第24回戦(H・17勝7敗0分)無題勝:中田(7勝6敗0S) セーブ:サファテ(2勝2敗54S) 敗:平野(3勝7敗29S)
観衆:28,345人

我が軍は、石川 、攝津 、中田が無失点で8回までつなぎ、敵軍もディクソンと近藤で8回まで無失点でつなぐ、白熱の投手戦。特に、我が方投手陣は9回裏を抑えたサファテまでの4投手が、わずか被安打3の好投。こうなると、守備のミスが試合を決めてしまう、ってことが多々起こり得る。

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大阪では今季最後のラッキーセブンも、ディクソンの前にあえなく三者凡退。トホホ…。鷹狂会、今季もお疲れさんでした!

それは9回の我が軍攻撃で起きた。

敵軍は当然ながら、リリーフエースの平野投入。今季終了後には、大リーグへの転身も噂されるが、果たして…?

そんな渦中の人が、まずは先頭の福田を簡単に左飛に打ち取る。続く江川も三ゴロに打ち取ったかに思えたが、ここでもやっぱり「一寸先は闇」とばかりに、三塁の小谷野がファンブルで1死一塁。上位打線のバットに期待を込めて、9番甲斐は手堅く犠打を決めて2死二塁。9回にして先制点の好機等到来。1番明石は敬遠の四球で好機拡大。2番今宮は、ここまで2三振無安打といいところなし。よって敵軍バッテリーは今宮での勝負を選択した。当然の選択だろう。だが、今年の今宮は一味もふた味も違う。とにかく「勝負強くなった」のである。だからスタンドの期待感も高まる。関西チャンステーマ「鷹の道」がドーム内を支配する。平野が投じた初球、低めのフォークを左翼線にはじき返す2点適時打。大騒ぎの三塁側~左翼スタンド。恐らく、昨季までの今宮ならあっさり凡退していただろう。今季は、こういう場面で何度となく結果を残してきた。「飛躍の年」と言うには、まだちょっと物足らない成績ではあるが、CSに向けて視界良好を確信させてくれる快打だった。

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最近はヒーローインタビューの受け答えもしっかりしていて、数年前の「1、2、3、オレがやるぅ~!、うひゃひゃひゃひゃwww」みたいなヘロヘロしたイメージはまったくない。ずいぶんと大人になったなんだなと、感心する

さて、先発の石川。首脳陣の目にどう映ったかは知らねども、小生の印象は非常にマズイものだった。初回は三者凡退で上々の滑り出しだったが、2回には2四球と安打で無死満塁の大ピンチに。そこからは下位打線だったのが幸いし、無失点で切り抜けたんだが、続く3回にも2死一、二塁。せっかくポンポーンと2死取ったとになんとも締りがない。ここも得点を許さなかったけど、こういうダラダラした内容は野手陣のリズムを崩しかねないから、CSや日本シリーズなど短期決戦では方々慎んでほしいものだが、さてどうなるか。と言いながら、球審の判定に苦しめられた面もあったかな? どうも今季は、「え? そうなん?」って聞きたくなるボール、ストライクの判定が多いと感じる。気のせいか?

中盤以降は、ベテラン陣が「こう投げるんや!」と、石川に態度で示すような好投を見せる。4回からの継投は、攝津が6回までの3イニングを連続3者凡退のパーフェクトリリーフで、大向こうをうならせる。3番手の中田も2回を1安打2四球でピンチを背負うも、無失点で切り抜ける好投。今季、忸怩たる思いでここまで過ごしてきた両ベテラン、とりわけ攝津のこの内容は、大いにCSメンバー入りをアピールするものだった。やっぱ、修羅場はこういう力が必要だから、ええんでないかい。

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なんか今季はワイルド路線なんですかね、髭濃いですな、攝津さま…

最後はサファテが、きっちり三者凡退として、お見事、54個目のセーブ。チームも94勝目。南海時代の日本プロ野球最多のシーズン99勝には届かなかったけど、94勝ってすごいよ、これは。さらに「引き分けゼロ」というこれまた、チーム63年ぶりとなる記録も目前に。

DSCN1603-1試合後、大阪での最終戦という事でファンにあいさつに来たホークスの面々。この後、敵軍ファンにもあいさつ。

ってことで、今季の公式戦観戦は終了。よもや甲子園で日本シリーズはないでしょう(笑)。毎度言うように、日本シリーズは両リーグの1位同士が戦ってこそ、成立するものだと思う。ま、色々やって儲けないとプロ野球も何かと苦しいのはわかるけど、こういう「線引き」はきちんとしてほしいなぁと思う。

<今季の観戦戦績>
4月30日 大阪 vs Bs ○2-1
5月16日 大阪 vs Bs ●2-3
5月17日 大阪 vs Bs ○6-3
6月9日 甲子園 vs T ●1-10
6月10日 甲子園 vs T ○2-0
8月2日 大阪 vs Bs ○5-1
8月3日 大阪 vs Bs ○5-3
8月14日 大阪 vs F ●1-7
9月30日 大阪 vs Bs ●7-9
10月1日 大阪 vs Bs ○2-0
*一軍戦:8試合 5勝3敗
*二軍戦:2試合 1勝1敗

例年より少なめの数。神戸でのBs戦があったり、熱が出て欠場した試合もあったりして、その分3~4試合減ったのかな。来季は交流戦が甲子園で予定されているし、もう少し増えるかな…。

(平成29年10月1日 屋根付き大阪)



 


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