【Go! Go! HAWKS 2017-10】vs バファローズ23回戦

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Go! Go! HAWKS 2017
ホークスvsバファローズ23回戦

我らが福岡ソフトバンクホークス、9月に入ってマジック16が点灯したなぁと思ってたら、ワーワー言うてますうちに、一気にマジック減らして、早々に20度目の優勝を決めてしまいました(笑)。もっともっと競り合うんやと思ってましたが、ゴールデンイーグルスの予想外の大失速、記録的な連勝で一気に優勝争いに参入したかに見えたライオンズも、言うほど勝ち星伸びずで、我が軍がなんとまあ、優勝時点で13試合残して89勝という、なんともまあ驚異的な数字で栄冠を勝ち取った次第であります。

優勝と言いながら、小生自身、それほど今季の展開にワクワクしたり興奮したりしたわけやない。「なんか知らんうちに(いやまあ、知ってますけどねw)優勝してた」ってところ。これ、解説でおなじみの柴原洋君に言わせると「地味に強かった」ってことになるが、まあ、言いえて妙やわな。昨季のファイターズで言えば大谷翔平、2014年のゴールデンイーグルスで言えば田中将大のような「立役者」がいなかったのに、圧倒的な数字を残したというあたりが、まさにシバっちの言う「地味に強かった」ってことになるわいな。

まあ、優勝後の「失速」はご愛嬌。柳田が脇腹を痛めたこともあって、打線を「遣り回す」打者がいなくなって、打線のみならず投手陣も湿っぽいのが気になるが、小生はCSも日本シリーズも楽観視している。え? 根拠? いやまあそれは、なんとなく…(笑)。

さて早いもので、そんな次第で今季も残り試合が5試合を切った。ホンマ「ワーワー言うてますうちに」である。屋根付き大阪球場も残り2試合となった9月30日と10月1日、ホークスにお付き合いしてきた。

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本日のお座席からの眺め

第24回戦(H・17勝7敗0分)
勝:金田(4勝1敗0S) セーブ:平野(3勝6敗29S) 敗:森(2勝3敗1S)
本塁打:Bs・マレーロ20号
観衆:25,427人

野球の戦評を記す度に言ってるような気がするが、ホンマ、「一寸先は闇」。って言うか、リリーフ陣4人で、よってたかってバンデンハークの勝ち星消して、挙句の果てに無様な逆転負けとは、これ一体なんやねん? と、好火消の投球だった寺原以外の3投手にお尋ねしたい。「ま、こういう試合もありますわな、そない目くじら立てなさんな」というお方もいるかもしれないが、いやいや、優勝が決まって以降、どうもこういう展開が多い。もちろん、残り試合すべて勝てば申し分ないのだけど、たとえ負けたとしても、試合はシャキシャキとやってほしい。それが6回以降は、ありきたりな表現だが「どっちが優勝チームかわからへん」って試合。スタンドからは「これは無いわ~」と、怒気をはらんだため息があちこちで漏れてくる。ほんまにねぇ、この先大丈夫かぇ?

さて明るい話題は、負傷欠場中だった内川がこの日から一軍に合流。さっそく一塁守備に着き、打順も5番を打つ。初回打席は併殺に終わるも、第2打席となる3回表には、二死1、3塁の好機に中前適時打を放つ。この日は3打席で交代するも、復帰第1戦でさっそく活躍するあたり、CS、日本シリーズは大いに期待できる。まずは一安心した。

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やっぱりどこまでも頼もしい内川主将

小生は、かれこれ50年、球場通いをしている。そんな小生が初めて経験する事態が起きた。それは6回表の我が軍の攻撃中のことだった。敵軍マウンドは、5回から先発・山岡の後をつないで登板した小林。先頭打者の高谷の打球は、一見、ピッチャー返しを小林がはじいて、右翼線を転々と…。というもののはずだった。が、マウンドを見れば、小林が倒れて足をばたつかせるなどしてもがいている姿が。「当たったのか?」。マウンドに集まる福良監督ら首脳陣と敵軍守備陣。大量のタオルが投入されていることから、相当出血している模様。心配そうに二塁ベース付近から見守る打者の高谷も一旦ベンチへ戻る。
球場内は騒然。ホークス応援団が音頭を取って、ホークスファンも「がんばれ、がんばれ小林!」と励ます。まあ、言われんでもめっちゃ頑張ってるんやけどな、怪我した本人は…。

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最大に望遠レンズ伸ばして撮った

と、ここまでの状況なら、恐らく50年間の球場通いで何度かは経験してるはず。で、けが人は担架でベンチ裏に運ばれてゆくというのが、昭和のスタイルだった。そして、テレビやラジオでは「さきほど打球の直撃を受けた小林投手ですが、担架で球場内の診察室に運び込まれた後、救急車で大阪市内の病院に搬送されました」と、中継中にレポートが入るという塩梅だったが、当節は救急車が直接グラウンドに入ってくる。ただそれまでの対応が、やっぱり昭和のままなのには「これは…」と思った。ボクシングやプロレス(一部の団体)では、リングドクターが常駐しているが、球場にはドクターはいない。よその球場は知らないが、とにかくこの球場にはいなかった。両軍ベンチにはトレーナーがいるが、医者ではない。出血をタオルで押さえるのが関の山だ。当った部位が頭部だけに、無暗に動かすこともできない。対応次第では命の危険もあるわけで、ちょいと薄ら寒い思いがした。選手は命がけでプレーしてる。それに見合うだけの準備を、球団はもちろん球場としてもしておいてほしいなあと思った次第。

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中堅フェンスが開き、救急車がグラウンドに入ってきて、小林は搬送されて行った

サンスポ記事によれば、球団は頭部CT検査の結果、脳に異常はなく、「右眼瞼(がんけん)部上の打撲による裂傷」と診断され、患部を8針縫ったと発表。骨折もなく、その日の23時40分ごろ、病院から球場に戻ってきたとか。本人は笑いながら「本当に痛い。(右目付近が腫れて)ボクサーみたいですね。でも、異常がなくて、よかった。あしたは安静にさせていただきます」と語った、ってことやから、どうか打球を放った高谷くん、安心したまえ。ま、小林にとっても「一寸先は闇」だったというわけだ。

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救急車ショックもどこへやら、7回のラッキーセブンで盛り上がるホークスファンの皆さんだったが…
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8回裏、怒涛の大逆転で大盛り上がりのバファローズファンの皆さん(笑)

ポンポンポーンと7点取って、「もう今日は安心や」って思ってたらまさかの展開。シャキッとしましょ、シャキッと!

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明日は勝てよ!ホークス!

明日は、今季屋根付き大阪球場でのホークス最終戦にして、小生の今季最終観戦なのである。是が非でも勝利で飾っていただきたい!

(平成29年9月30日 大阪夜間)



  


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