【Go! Go! HAWKS 2016-6】パ・セ交流戦vsタイガース3回戦

Go! Go! HAWKS 2016 パセ交流戦
ホークスvs タイガース3回戦

キドコロ待機中

から

キドコロ絶賛活躍中!

そして

世界の城所へ!

まさかこの男がパ・セ交流戦のMVPに輝こうとは、シーズン前に誰が予想したか。

その一撃は鋭い軌跡を描き、虎ファンが陣取るライトスタンド前列へ吸い込まれていった。

見事なグランドスラムだった。

それは、城所龍磨が「世界の城所」になった瞬間でもあった。

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「城所、交流戦MVP!」の報は海を越え、この人のもとにも届く。
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「待機した甲斐があったな」との祝福のメッセージに、ひたすら恐縮する城所であった。

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朝から雨模様だった。それもザザ降りだった。ただ、甲子園からは「中止」の報は一向に入らない。「ジメジメするのイヤなのよ~」と言いながらも、甲子園へ向かった。

IMG_3034入場と同時に目に飛び込んできた光景は、内野グラウンドを覆っていた巨大なシートの収容作業だった。高校野球が雨で長時間中断したときに、たまにテレビで見ることができるが、生で見ることができるとはラッキーである。甲子園にしょっちゅう来る虎ファンなら、これに出くわすこともあるだろうが、小生などはせいぜい2年に1回のことであるから、ええもん見せてもろたというところ。

ってわけで、「本日のお座席からの眺め」はこれである(笑)。

甲子園ドル箱のホークス戦。3戦すべてチケットは前売り段階で完売。スタンドは立錐の余地なく超満員。12分遅れで始まった交流戦最終戦は、我が軍・武田、敵軍・岩貞の両先発投手。前日のような投げ合いか、はたまた打撃戦か?今季の二人のこれまでの投球を振り返るに、そのどちらも大いにあり得るだけに、「さっさと終わって帰りたい派」の小生は「頼むから、シャシャッと投げてよ!」と祈るのみである(笑)。

3回戦(H・2勝1敗)2016-06-24勝:武田(8勝1敗0S)  負:岩貞(4勝4敗0S)  本塁打:H/城所・6号=満塁 、内川・12号  観衆:46,552人

安打数は敵軍よりも4本少なかったが、やはり満塁弾の破壊力は強烈で、終わってみれば我が軍圧勝で、なんとまあ6度目の交流戦1位終了と相成った次第である。

敵軍先発の岩貞に注目していた。今季、先発6番手に食い込み、6番手と言うには勿体ないほどの好調な滑り出しを見せていた。特に、5月27日のジャイアンツ戦でのプロ入り初完封勝利は圧巻の投球内容だった。「一度お手合わせ願いたいね、こういうイキのいい投手とは」と思っていたのだが、上手い具合に対戦の日が訪れた。

ただ、いまのところ、そのジャイアンツ戦が今季のピークだったような状況。この交流戦では、6月3日のライオンズ戦で完膚なきまでに打ちのめされた。ライオンズ打線と言うよりは、メヒア一人にやられたようなもんだった。6回途中9失点。3回2死満塁からの痛恨の被弾だった。

そしてこの日。

岩貞は、4回まで我が軍打線をわずか1安打に抑えていた。「ふ~ん、なるほどやな」と小生も感心していたんだが、満塁の悪夢は5回に訪れた。

先頭の5番・松田が四球。中村三振、鶴岡がしぶとく左前へ安打すると続く髙田も遊撃への内野安打で1死満塁。9番武田は見逃し三振で2死満塁に。今宮が粘って四球を選びまずは押し出しで先制点。さぁ、当たってる城所。押し出しでも適時打でも、アウトにならへんかったらそれが即、点になるんやからせいぜい頑張ってくださいよ~と。ツレと話す。

「これでホームランとか出たらおもろいやん」

と言うてるしりから…

後は推して知るべしのビジター応援席。なんということでしょう!

13418918_1031139330287981_4396926667882890817_n大道コーチ、塁を埋めていた走者の面々が脱帽して城所のホームインを迎える!

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我らパシフィック・リーグの連盟旗も揺れ、大いに活気づくラッキーセブンであったが…。

どうも武田はここらあたりのイニングに気が緩むというのか、だれると言うのか、ぽぽ~んと打たれちゃうことが多く、それがとても気に食わないのである。せっかくの8勝目というのに、小生なんかは、打ち込まれたという印象が残ってしまったのは、まことに残念。当然完投するもんだと思っていたから、ここで2点取られた上に次の回にはマウンドを岩嵜に譲っていたなんて、

「もうねえ、あかんでそういうのん、自分!」

と、本人を前にしたら言えないと思うけど、言いたい気分。ホンマにねぇ。頼むわなぁ。

9回表、これまた注目の敵軍投手青柳が登板したが、こちらも無死満塁から代打の長谷川に2点適時打を打たれ、いいところなし。もうちょっとええとこ見せてほしかったなあ。

邪悪なる球団のことはどうでもいいとは言え、若い選手にはがんばってもらいたいものである。そういう意味で、金本新監督の打ち出した「超変革」というスローガンのもと、ここまでかつて鳴尾浜の二軍戦で目にして「おお!」っと思った選手が活躍したりもして「ふ~ん、ええんちゃうの」と横目で眺めていた。原口なんてその象徴だ。が、複数の虎ファンに言わせると、「超変革」はすばらしい変革という意味にはとらえていないと言う。連中は口をそろえて「超、変な改革のこと」と言う。この3連戦観て、その気持ち、ちょっと理解できたかな…。

HAWKS

ま、そんなこんなで、今年もまた交流戦を1位で終わることができた。7.5差でくっついてくるマリーンズの足音は不気味だけど、工藤君が言うように「ひとつひとつ、目の前の試合を確実に」戦っていけば、滅多なことは起きないと思う。そのためにも、繰り返すが、武田の今日のようなのは禁物である。そこは抜かりなく!

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勝った!勝った!また勝った!
弱い阪神にまた勝った!
阪神電車で早よ帰れ!

って4万数千の阪神ファンに向かって叫べるのは、2年後の甲子園での交流戦。ま、それまでに交流戦自体無くなってもいいけど(笑)。

(平成28年6月19日 阪神甲子園球場)


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