【年初二、三】三が日あれこれと*旧ブログ

三が日は一応、今日(28日)で終わるのだけど、まあ今週いっぱいはほとんど仕事にならんでしょ。

正月2日目=1月27日(年初二)の夜は恒例の花火大会。
ビクトリアハーバーに浮かぶ3隻の打ち上げ船から実に23,888発の花火が打ち上げられました。

見物人の数は警察発表で25万人は過去5年で最低の数。なんでこんなに少なかったのかな?大体35万~40万の人出となっていたのに…。寒さは関係なさそうだな。

どうした、香港人?

今年は、中共の建国60周年と香港で東アジア大会が開催されるちゅうわけで、仕掛けも手が込んでいたようだけど、アタシときたら、花火の実況中継をころっと忘れて、かつ舌の悪いキャスターがありきたりなコメントでお茶を濁すNHKの「ニュース9」を見ていたので、実際にどれほど手が込んでいたのかは知りません。

28la3p1a

28la3p2a
「牛」っていう字らしいです。がんばってますな。CGちゃいますよw

でですね、香港の花火大会って、最後の2~3分にこれでもかと連続で花火を打ち上げるんです、まるで狂気の沙汰のように。そりゃもう、「生き急ぐ香港人」の本領発揮ですよ。

そんなクライマックスに、打ち上げ船の一つが火事になっちゃうという、新年早々なんともイケてない事態に。イケてないどころかめちゃ縁起悪いでしょ、こういうのは。

28la3p4a思い出しますね、1997年7月1日。
返還されたその夜もやはり祝賀の花火大会だったんですが、その時もですな、やっぱり打ち上げ船の一つが火事になっちゃったんですよ。

その後の香港ってまあ、大変でした。直後にアジアの通貨危機に見舞われるし、年末にはトリ風邪H5N1で町中の家禽類抹殺作戦、不動産市場はどん底状態…。まったくいいことなし。

あんなことにならなきゃいいですがね。
まあ香港も「せいぜいがんばってください!」


年初三・赤口(1月28日)は、車公廟への初詣の吉日でありまして、こちら車公廟には何度もピンチを救ってもらっておりますので、もちろん参拝してきました。

新界は沙田(シャーティン)の車公廟までは、自宅からバス1本で約40分。

境内へ入る行列の最後尾についてから入場まで、約30分。凄い行列でしたが、そこは「人さばき」に慣れた香港警察のこと、スムーズに入場できましたが、境内に入ってからは、かなりアナーキーな世界が繰り広げられておりまして、自分のやるべき行動をしっかりとした信念のもとに実行せねば、人の渦に巻き込まれ、まともに参拝できません。

izaDSC00711
せせこましい境内に今日だけで25万人が押しかける
izaDSC00713
線香に火をつけるのも押し合いへし合い

izaDSC00714
数々の艱難辛苦の末、ようやく本殿前へ

izaDSC00715
この風車をくるりと回して運気好転を願います

前述の通り、こちらさんには本当にご加護をいただいておりますので、正月の参拝は欠かすことができません。車公はん、あんさんはホンマ、ええ神さんです!

頭から線香の灰を思いっきりかぶろうが、線香の火で服に焦げ穴できようが、あんさんの足元で手を合わすためなら、こんなこと、な~んともあれしまへんで! と、いう勢いで、本殿へ突入する、くらいの決意でいなけりゃなりません。

もちろん、無事に参拝できましたよ。
実際には結構くたびれますが…。


これまたある意味、正月らしい曲。
『歌唱祖国』
(旧バージョン、現在の『歌唱祖国2008』と歌詞が違います)

偶然にも、前々エントリの『恭喜發財』と前エントリの『財神到』が花火のBGMとしてビクトリアハーバー一帯に流されたと、ニュースで知りました。そして、フィナーレのアホのような乱れ打ちではこの『歌唱祖国』が。映像もさることながら、映像についたコメントもオモロイ!

—————————————————————————————
COMMENT:
AUTHOR: アムゼルくん
DATE: 01/29/2009 06:52:28
あのーなんですね、大阪人と香港人、ないし上海人というのは、やっぱりどっか一緒、というところがあるんじゃありませんか?レスリーさんの心の声も香港の初詣のカオスにぴったりはまってますよ。
いやもう、もちろんいい意味でですよ。さらにそこにナポリ人をくわえると完璧かも、むふふ
でもそれらすべての人がひとつの集合したら収拾つかないでしょうね。あのナポリのごみ騒動のように、ね。なはは
—–
COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 01/29/2009 14:21:08
To アムゼルくんさん
何気に居心地がよいのは、そのためかもわかりません。
ま、居心地と言う点では、香港<上海<雲南<台湾、なんですがね。
ナポリ人ですか? 三枝さんの落語で大阪のおばちゃんをイタリア人にたとえる小ネタがありますが…。なるほどかも。


1件のコメント

コメントを残す