【毒書の時間】『黒い手帳』 久生十蘭
かねてより、「な~んか、おしゃれな名前の作家やん」と、思ってはいたものの、なかなかそこまで手が回らなかった久生十蘭だが、昨年、建て替え直前の神保町は三省堂書店へ訪れたところ、複数の作家が「好きな作家」に名を挙げていたので…
続きを読む →かねてより、「な~んか、おしゃれな名前の作家やん」と、思ってはいたものの、なかなかそこまで手が回らなかった久生十蘭だが、昨年、建て替え直前の神保町は三省堂書店へ訪れたところ、複数の作家が「好きな作家」に名を挙げていたので…
続きを読む →<題名にもなっている「夜明駅」。右側が日田彦山線だったが、すでに線路は撤去されているのが寂しい(photo AC)> 先日読んだ『ふるさと銀河線 軌道春秋』の第二弾。今作も、前作同様に鉄道を絡めた短編集となっている。 タ…
続きを読む →平成~令和で最も売れている時代小説『居眠り磐音江戸双紙』は、50巻を超える壮大なる時代小説のシリーズで、文庫書下ろし作品としては、異例のロングランシリーズである。もっとも、作者の佐伯泰英は、これ以外にも『酔いどれ小籐次留…
続きを読む →<青天白日のもとに。久々に台湾へ行きたくて、行きたくて…(2008年4月、中正紀念堂 筆者撮影)> 今月は、どういうわけかペースが上がって、4冊目である。で、その4冊目は大好きな街、台北が舞台。台湾を舞台にした、主人公が…
続きを読む →<荒川の河川敷野球場。主人公の瞬一はこのあたりをジョギングしてるのかなぁ… (photo AC)> 「読み心地のいい小説」というのがある。読んでいて不快に思う場面が無く、理想的な物語が展開いていく、という感じだろうか。小…
続きを読む →<大阪場所は連日満員御礼の大盛況。ごめん!この写真には「櫓」は写ってませんw (2017年3月23日、エディオンアリーナ大阪 筆者撮影)> 大阪場所が始まっている。ご当地の貴景勝の綱取りなるか?に注目が集まるが、う~ん、…
続きを読む →本作で「螺旋」の象徴となるのはカタツムリ (photo AC) 話題の「螺旋プロジェクト」4作目。 ここで改めてと言うか、今更ながら「螺旋プロジェクト」とはなんぞや? について記しておく。 「共通ルールを決めて、原始から…
続きを読む →<昭和48年(1973)10月31日、巨人との日本シリーズ第4戦で力投する佐藤道郎。よもや、これが南海ホークスとしては最後の日本シリーズになろうとは、この時は夢にも思っていなかった…。時に、小生は小学4年生(笑)=後楽園…
続きを読む →(photo AC) 大人気『へんろ宿』シリーズの第二弾が、昨秋発刊された。「早く読まねば」と思いつつも、「積ん読本」もええ加減、御開帳していかないと本が溜まってゆく一方である。というわけで、年を越してしまった。 江戸回…
続きを読む →<アイキャッチ:ちほく高原鉄道「旧陸別駅」線路と跨線橋跡(photo AC)> 今年2冊目は「大阪ほんま本大賞」受賞作。同大賞は今回がちょうど10回目。1回目の受賞作がやはり高田郁『銀二貫』。なんかぐるっと1周してきたと…
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