【Go! Go! HAWKS 2017-6】vs バファローズ15回戦

Go! Go! HAWKS 2017
ホークスvsバファローズ15回戦

ホークスの「鷹の祭典」は毎年、夏の福岡の街を「鷹祭」のカラーで染めてしまうような勢いがあり、恒例行事としてすっかり定着した様子だが、バファローズの「Bs夏の陣」は一向に盛り上がりを欠く。もっとも、チームが強ければそれなりに盛り上がり、観客動員にもつながるのだろうけど、今季のようにチームが低迷すると、もうそれだけでファンの足が遠のいてしまうから、「夏の陣以前のお話ですがな、そんなもん」ってことになる。そもそも、球団の熱の入れ方にも大きな違いがあって、特別仕様のユニフォームも来場者全員に配布されるわけでもない。別にJR大正駅や阪神、地下鉄のドーム駅駅員さんがユニフォームを着て景気づけするということもなく、あくまで大阪ドーム内での「なんかやってるなぁ」レベルの「Bs夏の陣」なのである。バファローズ球団は、一体全体、この「夏の陣」をどうしたいのか、ビジョンが全く見えてこないのである。

IMG_5466-1さて、よそさんのことはどうでもいいので、我がホークスの話題に入ろう。

8月1日から、その「Bs夏の陣」でも客入りはホークスファンが圧倒する屋根付き大阪球場(通称、大阪ドーム)で、バファローズと三連戦である。今季は開幕前の予想を大きく覆し、ゴールデンイーグルスが絶好調で、我がホークスは消化試合数の関係で「-0.5差」とか奇妙なゲーム差でまさしく「首の皮一枚」の首位やら2位やらを行ったり来たりの日々。まあ、大エース様・和田と四番・内川の投打の大黒柱を欠く戦力で、これだけの成績だからええんちゃいますか?

ただ、その戦いぶりは決して余裕のよっちゃんってわけでなく、開幕当初からリリーフ陣フル回転である。前日は守護神サファテが延長12回裏にサヨナラ本塁打を打たれ、5時間を超える激戦(いや、そうでもないw)はイヤな結末と相成った。珍しくサファテは「先発が何度も連続で早い回で降りていたら、そのツケは後ろに回される。リリーフはみんな疲れている」と語気を荒げた。これ、秋山時代からのこのチームの「構造的欠陥」。特に、工藤政権になってからは、工藤君は惜しみなくリリーフ陣をつぎ込んでいく。小生なんかに言わせれば、前日の試合などは「敗けるべき試合」だったと。敗色濃厚の9回表に追いついたのは、打撃陣の反撃が遅いがためで、優勝狙うならせめて7回に追いつき、逆転まで持っていっていただきたいところだ。

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本日のお座席からの眺め。いくら開場直後、試合開始2時間前と言うても、これはあまりにも寂しい。寂しすぎる。まあ、昔の西宮球場なんぞは試合始まってもこの程度ではあったけどな(笑)。で、我々はこの段階で御陽気に酒盛りを始めていたのである(笑)

その「サファテ発言」、この日のスタンドでも当然話題になっており、「そりゃ、昨日の今日やし、バンデンハークも意地でも完投せなあかんやろ」「交代やて言われても『完投させとくなはれ!』って言わなあかんやろ」などなどと皆さん、楽しんでいらっしゃる(笑)。まあ、バンデンはバファローズを完全に鴨っているので、なんぞアクシデントでもない限りは8回くらいはスイスイ投げるとは思うが、勝負は時の運。こればかりは蓋を開けてみんことにはわかりまへんわいな…。

さて、この日の始球式と言っても、ここの球場は「一体、何人が始球式するねんな?」ってくらい次々と色んな人が始球式をするのであるが、その一人が、セレッソの柿谷曜一朗!

まあねえ、ホームは地元の長居やし、セレッソは駒川商店街のイベントにも協力的やし、サッカーがとりたてて好きという事もないけど、そんな関係やから、順位、勝敗、選手動向なんぞはちゃんと把握しているし。柿谷は投げるわけやなく、サッカーボールをマウンドから蹴って、キーパー? 捕手? のT 岡田に見事にパスしたのであった。まばらな観客席からまばらな拍手が巻き起こる(笑)。

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15回戦(H・10勝5敗)
無題勝:バンデンハーク(9勝5敗0S) 敗:松葉(3勝9敗)
本塁打:松田 16号ソロ、柳田 25号2ラン

観衆:28,859人

なんちゅうても、試合時間が短かったのがいい。前日の半分ほど。2時間半ほどで勝負がつくってのは理想的だ、勝っても負けても。

バンデンハークは、初回こそ1点を失ったが、後はもう盤石の投球内容で吉田正の復活と両外人の奮闘で活気づく敵打線を「スミ1」に封じ込める。

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安心と信頼のバンデンハーク

我が軍打線は、初回に柳田が犠飛で先制、4回には松田が久々に本塁打で久々に「熱男ぉ~!」の雄叫び。当然、我々も応じて「熱男ぉ~!」と叫ぶ。5回にはこの日、先発起用で張り切る塚田が二塁打を放つと、1死後に三進していた塚田を高谷が犠飛で迎え入れて追加点。1死三塁の場面、「ここで犠飛打たな、♪見せろ男の心意気(高谷の応援歌の一節)ってならんやろ」と言ってたら、打ったねぇ~www。
そして止めは8回、柳田の二点本塁打はリーグトップの25号。三冠王、目指して打ちまくれ!

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Bs夏の陣を大いに盛り上げる、満員のホークスファンの皆さん!
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最近、今宮はよく当たっている。この日は1安打だったが、その1安打と四球の2度の出塁がいずれも得点につながっている。「商売繁盛でササ持って来い!」
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今や球界を代表する千両役者ですよ、この人
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張り切る塚田

結局、バンデンは8回を投げ切り、被安打5、13奪三振、四死球わずかに1という快刀乱麻ぶり。これならサファテも怒りはれへんやろ(笑)。最終回のマウンドは、売出し中のモイネロがビシッと締めて、快勝。こういう試合をしてほしいんですよ~。

なかなかゴールデンイーグルスも負けないし、ライオンズも破竹の連勝街道突っ走っていて、安穏とした首位ライフを送れないけど、まあ、優勝云々もさることながら、せめて小生が観戦した試合はちゃんとした試合やってな、ってのが本音のところだ(笑)。

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明日も勝とう、ホークス!

それにしても約1名、めっちゃ背ぇ高いっちゅうねん(笑)

(平成29年8月2日 大阪夜間)



 


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