【Go! Go! HAWKS 2014 – 22】羽ばたけ!ホークス号「日本シリーズ優勝記念運行」【鉄おた】

Go! Go! HAWKS 2014
羽ばたけ!ホークス号「日本シリーズ優勝記念運行」

今年の2月9日、「羽ばたけ!ホークス号」が運行された折、主催者から次のような言葉があった。

「今年、ホークスにはぜひとも日本シリーズを制してもらい、『日本一ホークス記念号』の電車を走らせたいと願ってます!」

そしてこの日、念願が叶い、その「日本一記念号」が運行されることに!

いや~、大変な道のりでしたな。いいえいなぁ、走らせる方や乗る方は、阪堺電車との交渉、下準備などなど、自分たちでやることだから、「ここはこうしよう」「あれは忘れてないか?」「それも買っておこう」という具合に、あくまでも自分ペースで進めることができるから、そりゃまあ主催者、幹事さんたちはご苦労されたとは思うけど、その日が来れば電車はとにかく動いてくれるし、参加者も集まる。つまりは自分たちの手でなんとかなるのだ。

問題だったのは優勝するべきチームの方で。これは我々の手ではなんともしようがない…。

先刻ご承知の通り、世紀の大補強を行い、それなりに補強で入団した選手は成績を残し、従来から在籍していた選手も力を発揮したけども、9月に入ってからはなかなか勝てず、なんとか首の皮一枚の差でリーグ優勝、クライマックス・シリーズもこれまたヒヤヒヤの連続で…。と、どこまで「日本一記念号」に期待する我々をやきもきさせるのよ、おたくらは!って日々。ま、日本シリーズは余裕のよっちゃんでしたけどな(笑)。

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鮮やかな緑に新たに塗り直されたモ161が恵美須町駅に到着。前回よりも明るいグリーンは、南海本線車両がツートンカラーだっただったころの、下半身の濃緑色に近い感じ。とにかくピカピカなのが気持ちいい!

例により、始発駅の恵美須町駅に緑装束の紳士淑女が続々と集まり、貸し切りとなるモ161の到着を待つ。これまでよりも一層鮮やかな緑に塗り直されたピカピカの車両到着で、気分は高揚。「野球は南海、電車も南海」なのはどうやら小生だけではないようで、愛おしげに電車を見つめる参加者も多し。うん、それでこそ南海ファン!

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車内も当然ながら南海一色!

今回もゲスト(と言うよりもはやレギュラーメンバー)には、最後の30勝投手、故・皆川睦雄投手夫人、河埜選手が。そしてスペシャルゲストには、まさかの(笑)甲藤啓介投手。昨シーズン途中、ホークスからバファローズへ電撃トレードがあった後、一軍登板なく先ごろ、戦力外通告された(現時点では自由契約選手扱い)。そんな状況でも、こうして駆けつけてくれる気持ちが嬉しいじゃないか。お、それと忘れてた(笑)。司会は上方落語界きってのホークスファン、立花家千橘師匠。

例によって、車内では『南海ホークスの歌』や、南海時代の選手別応援歌を応援団のトランペットにのせて熱唱。ゲストへの質問コーナーもありと、時間はあっという間に過ぎ去る。

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車掌さんは「タカちゃん人形」が勤めます!! あれ?そのむこうの法被の後ろ姿は…(笑)。知る人ぞ知る…ですな(笑)
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「笑顔ふれあいチンチン電車」には、<和歌山港行き急行>はありませんから、ご注意を(笑)

南海ファンと南海ホークスが大好きでたまらない河埜選手への質問、いきなり小生にマイクが回り…。「別にないです」とも言えず(笑)。「大阪球場のグラウンド状態ってどうでした?」と質問。河埜氏いわく「すごく手入れされたグラウンドでした。土の部分も、芝も、いつもいいコンディションでしたよ」と。そうなんだよな~。大阪球場ってともすれば、B級のイメージがあるけど、他のOBの話でも、グラウンド状態はすごくいい球場だったと聞く。「もう今はあんな土のグラウンドがほとんど無くて、寂しいですね。やっぱり野球は土の上でやりたいね」とも。

甲藤投手は言う。「ピンチでマウンドに送り出され、逆にピンチの輪を広げてしまった時、もう早くベンチに帰りたくってたまらないんで、ベンチをちらっと見るんですけど、監督はうつむいてたりして、目ぇ合わせてくれへんのですわ~」。それを受けて皆川夫人、「よく主人が言うてましたけど、緊張する場面でマウンドに立ってると、口がカラカラに乾いてしまう、そこで舌先で唇を舐めるんですけど、もう舌先までカラカラになってしまっているらしんです。そんな話をよく聞かされましたけど最後には『ま、マウンドに立ったことない人には言うてもわからんやろけどな』です(笑)」。孤独やね、投手は。こんな話を聞くと今のホークスの内野陣、もっとマウンドに行ってやってほしい。特にマッチ君!

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阪堺線「浜寺駅前駅」を出ればすぐそばには、南海本線「浜寺公園駅」。駅舎建物は保存されるらしいが、線路が高架になるとまったく趣が変わってしまうだろう。その前に、じっくり撮影する日を作らないと。それにしても、この駅前、すっかり風情が変わってしまった…
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我孫子道車庫であらためて「日本一号」の威容を。プレートを見ると製造がなんと昭和3年!自分の親よりも古くから走っているってわけだ!
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西日を浴びる車庫には、「堺トラム」がもう一両あるモ161と休憩中。日本最古の営業旅客電車と最新のLRTが並ぶ姿は、南海=阪堺だからこその光景
今回も「南海野球緑友会」さんから、「あんさんもおいなはれ」とお誘いいただきました!!
今回も「南海野球緑友会」さんから、「あんさんもおいなはれ」とお誘いいただきました!!

そんなこんなを、ワーワーやってるうちに、電車は浜寺駅前駅を折り返し、我孫子道車庫を経由してあっと言う間に恵美須町駅に舞い戻る。その間、沿線ではカメラを構えた鉄おたはもちろん、南海ホークスの小旗を振ってくれる人、「え?何事なん、この電車は?」と、ぽかーんと眺めている人など、車窓の人々を眺めるのもまた面白い。

小生なんて、鉄おたの端くれで、それこそ端にぶら下がってる程度のやつだからよくわからんのだけど、この貸し切り電車が走るのを、カメラ小僧さんたちはどこでどうやって情報を入手するんやろ…。毎回、不思議に思いながら車窓の人たちを眺めている…。

面白いと言えば、面白い以上にちょっと気色悪いくらいなんだが(笑)、南海ホークスの選手別応援歌はスラスラと歌えてしまう。もう25年だ、南海ホークスが福岡へ飛び立ってから。それでもだ。当時、そんなに一生懸命歌って応援していたわけではなく、むしろ、「野球は静かに見ましょう」なんて言ってたクチなのに。いまのなんて、ほんの5,6人歌えるくらいだ。ま、覚える気もないけどね(笑)。それくらい、南海ホークスが染みついているということか…。要するにアホですな(笑)。

ちなみに、お二人の乗務員さん、お二人ともこれが三度目の「羽ばたけ!ホークス号」。そして子供の会以来のホークスファンとのこと!こういうのもうれしいね。

16時過ぎ、それぞれ次の目的地へ散ってゆく緑装束の人たち。また、楽しいチンチン電車の旅ができますように、「よいお年を!緑のおっちゃん、おばちゃんたち!」

(平成26年12月23日 阪堺線 恵美須町~浜寺駅前~我孫子道車庫~恵美須町)


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