【毒書の時間】『心斎橋幻想-関西サスペンス集』 黒岩重吾
<本作の風情をどこかに感じさせる鰻谷界隈の夜 photo AC> 本のタイトルにちなんだ写真をトップに使いたいと、ストックを探してみたが、生憎、手持ちになかったので、フリー画像で「心斎橋」を検索したところ、9割が「道頓…
続きを読む →<本作の風情をどこかに感じさせる鰻谷界隈の夜 photo AC> 本のタイトルにちなんだ写真をトップに使いたいと、ストックを探してみたが、生憎、手持ちになかったので、フリー画像で「心斎橋」を検索したところ、9割が「道頓…
続きを読む →(photo AC) よく「あの人は難病を克服した」とか言うけど、克服したり完治したりした時点で、それはすでに難病ではないと思う。自分が難病持ちだから言うわけではないが、本当の難病は決して完治も克服も出来ないし、そもそも…
続きを読む →門前仲町の夜桜。居眠り磐音が活躍した時代、この夜桜の下を多くの屋根船や猪牙舟が行き交い賑わったのだろう (photo AC) 双葉文庫版の『居眠り磐音江戸双紙』シリーズを読み始めて、この年末で丁度8年になる。全52巻の長…
続きを読む →(photo AC) すっかりハマってしまった久生十蘭だが、世間的にも流行ってるんだろうか? この夏、角川文庫からも今回読んだ『あなたも私も』が出版された。これまで十蘭作品は岩波文庫か河出文庫と相場は決まっていたが、最近…
続きを読む →<小学校の運動会と言えば、学級対抗リレー。足の速い子はいいよなぁ… photo AC> 色んな作家の小説を読んでいるが、小生にとって最も「安心と信頼」のおける作家が、伊坂幸太郎。こんなことを言いながら、単行本は買わずに、…
続きを読む →岩波文庫というのは、ちょいちょい「〇十年ぶりの復刊」だの「没後〇十年にして初の文庫化」などで、忘れられていた作家や、埋もれていた作品を再び世に送り出してくれる。ところが、大々的に売り出した後は、「在庫無くなったら、それで…
続きを読む →初読みの作家さんにチャレンジ。毎年、30~50冊の本を読むが、知らないうちに偏りができてしまい、どうしても特定の作家の作品が増えてしまう。好きだから仕方ないんだが、それは勿体ない。自分の視野を広げる意味でも、より多くの作…
続きを読む →<物語には、いばらが何かとからんでくる… photo AC> 最近は、もっぱら読書垢になってしまった感の強い拙ブログ。香港ネタ、古典芸能ネタ数々取り揃えているんだが、いずれも書きかけ放置が多くて、手付かず状態のまま。「こ…
続きを読む →かねてより、「な~んか、おしゃれな名前の作家やん」と、思ってはいたものの、なかなかそこまで手が回らなかった久生十蘭だが、昨年、建て替え直前の神保町は三省堂書店へ訪れたところ、複数の作家が「好きな作家」に名を挙げていたので…
続きを読む →<題名にもなっている「夜明駅」。右側が日田彦山線だったが、すでに線路は撤去されているのが寂しい(photo AC)> 先日読んだ『ふるさと銀河線 軌道春秋』の第二弾。今作も、前作同様に鉄道を絡めた短編集となっている。 タ…
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