【香港!HONG KONG!6】*旧ブログ

すびばせんねぇ~、いつまでもダラダラ続く香港旅日記で…。

12月2日(日)<夜の部>

深水埗(Sham Shui Po)からバスに乗った優柔不断男子2名が向かった先は、通称「尖東=ちむとん」こと尖沙咀東部(Tsim Sha Tsui East)地区です。

しかし、香港のバス路線は知らないうちに様々な経路が出来ていて、このあたりも興味津々です。公共事業投資というか、再開発というか、常に新しいスポットが出来ていて、なかなか日本にいては情報に追いつけません。

もちろん香港でも賛否両論はありますが、これら公共事業投資(政府がどこまで介入しているかは知りませんけど)、再開発が雇用と新しい消費、新しい交通インフラを生み出しているのは、間違いないことです。こうやって香港は埋め立て以外でもどんどん増殖してゆくのです。果てしなく…。

尖東は、九龍側のイルミネーション見物のポイントの一つ。深水埗とは同じ香港と思えぬような別世界であります。「あれも香港、これも香港」というところでありましょう。

この辺も70年代から埋め立てが進んだ地域で、建物の高さも統一感があります。おそらく、以前の啓徳空港間近な場所だったこともあるのでしょうが。
では、しばし、尖東のクリスマスイルミネーションをお楽しみください!

小雨も降っているからか、この日は日曜の夜というのに、さほど見物人はいませんでした。それこそ、クリスマス連休なんかには、怒涛の人出となります。

もちろん、ホテルやショッピングセンターの内部もクリスマス一色となります。こちらは、グランドスタンフォードホテルのロビーに設えれたツリーです。

最近は、多少ピントがずれていても、色々とツールを使うとそれなりの画像になっちゃいます。便利なもんです。昔は、三脚立てて、「今日はこの位置からこの風景だけを写す」みたいな感じで、かなり性根を据えて撮影に挑んだものです。事前にプロのカメラマンさんにいろいろアドバイスしてもらい、1日に36枚フィルムを10本くらい使うなんて普通でしたが、いまや、携帯電話のカメラでも割と綺麗に写せますからね…。
でも、ああいう苦労の中から「これや!」という1枚が写っていた時の喜びもまた、格別ではあります。

ペニンシュラは、格式高いイルミネーションです。赤やら黄やら青やらでゴチャゴチャさせていません。気品を感じます。

わーわーと言うてますうちに、ビクトリアハーバーにおける夜のアトラクション「Symphony of Lights」が始まります。悪天候でない限り毎晩やってます。
香港島側、九龍側のビクトリアハーバーを取り巻く主要なビルや建物が、レーザービームを天空に向けて発射し、音楽に合わせてイルミネーションをパチンコ屋みたいな感じでチカチカさせるという、やや趣味の悪い出し物ですが、香港の夜にはいまや欠かせないアトラクションになってます。そもそもは、SARSで遠のいた外国人観光客の呼び戻し策として始まったと記憶していますが、こういうのはやっぱり大陸の方たちが特に喜びますね。
どんなものかは、YouTubeに多数アップされていますから、探してみてください。

こんな具合にレーザ光線が飛び交います。これらの写真では分かりにくいですが、多くのビルが輪郭に電飾を施してあり、そいつが音楽に合わせてチカチカとします。すごい制御システムだな~と、そっちに感心しちゃいます。

はい、アトラクション終わりました。

以前よりもクリスマスの電飾は減った気がします。或いは、あまりにも高いビルが増えすぎて、それなりの高さ(30階建て前後)のビルの電飾が見えにくくなっているのか…。小生の思い出の中では、なんといっても97年の香港返還の際のイルミネーションが圧巻でしたね。それに較べると、最近のは「な~んだ」って感じです。
とは言え、先ほどの「Symphony of Lights」や主要エリアの上空を占拠する看板群も含め、すさまじい消費電力です、この街は。年がら年中、ルミナリエです(笑)。

お腹がすいたので、晩飯といきましょう。
向かったのはナイトマーケット「男人街」でおなじみの廟街(テンプルストリート)。

無数の屋台が続きます。「男人街」と言いながらも、なんでもアリです。ただ、昼間に訪れた深水埗(Sham Shui Po)の屋台街とは違い、「生きるための欲求を満たす」のではなく、ある程度の「余裕」を満たしてくれる屋台街とでも言えましょうか…。

知らないうちにこんなアーチが出来ていて、ちょいと驚き。
ヘンテコなブランド(ニセモノってか、パチモン)商品を売っていたり、明らかに外人目当ての価格設定の屋台式飲食店があったり、低価格な衣料品(それでも深水埗よりは高価w)、卑猥な形状の土産物…などなど、こちらはこちらの街歩きの楽しさがあります。

もはや、そういうものには全く興味がない二人ですから、一目散に安そうな飯屋を目指します。一応、政府が公認しているらしい屋台に到着。金網で囲ったエリアに数軒の飲食店が集合しています。

とりあえず、「ナントカ楼」とか店構えのきちんとした店に較べると、ぐっと安いと思いますし、味も大差はないと思われます。
ただし、汚いです(笑)。
「便所どこよ?」と、店のおばちゃんに尋ねると、「そこそこ~」と教えられた先は、店と店の間の「緩衝地帯」と言いますかねぇ、ビールケースや空き箱が積み上げられた場所で、便所の体をなしていない、ただの「場所」(笑)でした!さらに、そこは隣の店の厨房の裏でして、いくらなんでもここでおしっこは出来ぬ…。
久々に驚かされましたよ、便所関係で…。あんな状態でも政府公認なのか?それとも別の場所に便所はあるのか???
次の香港で確認すべきは、これだ!(あほみたいでしょw)

おしっこを辛抱しながら食べた食事は、100点満点で80点くらいでした。それなりのもを供する店でした。
これはトウモロコシのスープ、そして烏賊と油菜(ぶっとい菜種)の炒め物。これでけっこう満腹になります。スープは旨かったですね。トウモロコシ以外に卵とじと魚の浮き袋も入っていて、とろみ仕立て。二人では多すぎ、多分、5~6人でちょうどいい具合でしょう。

こちらはベビーオイスターのかき揚げ。それが一体何なのか詮索したことがまったくないのでまったく知識がありませんが、奥にあるちょっとごま油っぽいタレをつけて食べると、味が引き立ちます。

締めは炒麺。ごくごくシンプルな料理です。朝飯の定番でもあります。これは店に味の差はほとんどありませんね。炒飯はけっこう差があるんですがね。
手前の見るからに甘そうなタレをつけるそうですが、小生はその色が人工的な気がするので、使ったことはありません。

ありがたいことにお支払いはお友達がしてくれましたので、正確なお代は知りませんが、おそらく2000円強というところじゃないでしょうか…。
そんなこんなで、この日は終わりました。
さあ、残り1日。明日は何して過ごしましょうか…。

——————————————————————————————–
COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 12/19/2012 19:20:22
ううむ、この香港式フツーのヤキソバが好きだなあ~、これが他所ではなかなか味わえないのですよね。
さて香港の夜景といえばヒサヤ大黒堂の「ぢ」が強烈な主張をしていたものですが、いまや消滅してしまったのでせうか?どうも気になる、このことであります。
—–
COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 12/19/2012 21:23:15
To 丸山光三さん
「ぢ」のネオン、懐かしいですね~! いつの間にかなくなっていますが、あれをナマで見たときは、「SHARP」や「CANON」のネオンよりも感動しましたw。
—–
COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 12/19/2012 21:44:50
上海のバンドも向こう側、いまのなんとかタワーのあるあたりに「SANYO]の看板がボーッと赤くともっていた寂しい光景とともに、あの「ぢ」は忘れがたいのであります。


コメントを残す