【香港!HONG KONG!5】*旧ブログ

例によって、長ったらしいだけのブログです(笑)。

12月2日(日)<午前の部の続き>

さて、懐かしの田灣(Tin Wan)からちょいと歩けば、香港仔(Aberdeen)の中心エリアに着きます。
香港島南サイドで最も大きな町であるとともに、香港では古くから栄えていた町でもあります。

「避風塘(タイフーンシェルター)」を挟んで対岸は、鴨脷洲(アプレイチャウ)という小島で、公団の団地やら分譲の団地やらそりゃもう、高層住宅ばっかりです。でも、その足元には、古い漁民の生活も少し残っていてます。3棟並ぶ高層ビルも公団のアパートで、アタクシたち(といっても3~4人の日本人ですがw)は「ガンダムビル」と呼んでいます。

港内は、あっちとこっちを往復する「サンパン」という小舟や、水上レストラン「ジャンボ」へ客を送迎する船が行きかい、とても賑やかです!この光景を見ていると、香港にいる自分を実感できます。

Aberdeenへの交通手段はいまのところバスしかありませんが、念願の鉄道開通まで、あと数年。建設工事もたけなわです。写真は、Aberdeenのバスターミナル。1960年代には奥のビルのあたりまでが海だったと聞きます。恐らくここら辺は家船で埋め尽くされていたんでしょう…。

こういう古い形のビルがまだまだ多く残っています。一階は商店、上は住居。もちろん、エレベーターなんてありませんよ。最近は、二階も商店になっていることが多くなっています。なぜか美容院が多いですね、その場合は。

香港仔中心(Aberdeen Cntre)。高層アパートに囲まれた一角に、噴水エリアがあって、老人の溜まり場になっています。季節ごとにこういったお飾りが登場します。イベントも多く、人気歌手が毎週のようにやってきます。しかし、このお人形さんたち、ディズニーの承諾は得ているのですかね…。香港だけに気にはなります(笑)。まあ大丈夫でしょう、香港でもトップ級のデベロッパーがここを仕切ってますから…。

ここから<午後の部>です(笑)。

さきほどのバスターミナルからバスに乗って、九龍半島は尖沙咀(Tsim Sha Tsui)へ。
お友達と待ち切る場所にしたのは、「重慶大厦=チョンキンマンション」の前。

九龍城塞無き後は、ここが「香港最後の魔窟」なんて言い方されていますけど、そない言う程怪しくもありません。昔は、確かに怪しさ満点の場所で、一歩踏み込むのもドキドキしたもんですが、このところはそういう気にはなりません。

結構レートのよい両替店や、激ウマのカレー店などもあり、アタシはお気に入りの場所です。

今回、宿泊先としてこのビルに無数にある「ゲストハウス」を利用しようかなと、あれこれ調べたんですが、これがかなり高い! 宿泊先にしたコスモホテルと同じ3泊で1万円程の違いだけ。舐めてますね、マジで! ちょっと怒りを覚えましたよ。昔はそんなことは無かったんですがね…。もしかしたら、大陸人の足元見ているのかもね…。

このビルの裏側あたりの「森記」という麺屋で昼飯。
「森記」はAberdeenの老舗の麺屋なんですが、ここは本店の名を汚すような不味さでしたね。あんな味では「森記」の名折れですよ、ホンマ!

そして優柔不断な二人ですので「ど~する~??」となります。

雨も何気に本降りで、余計に行動する気を萎えさせます。とは言え、久々の香港、ぼ~っとするのもアレな話…。
バスに飛び乗って向かったのは、「これぞ香港!」とマニアが喜ぶ町、深水埗(Sham Shui Po)であります。

深水埗は強烈なまでに、「生きる」ということにこだわった町、町全体が「生活テーマパーク」とでも言いますか…。何よりも、決して観光客に媚びる町でないのが、好感度抜群であります。

単なる安物屋の屋台街というわけでなく、そのストーリーごとにきちんとテーマが決まっていて、電機部品、衣料品、食材、よくわからん品物(笑)…など、1日がかりで見ても時間が足りません。

好きな人にすれば「これぞ愛すべき香港の姿」でしょうが、こういうのがダメな人やブランドショッピング目的に香港へ来た人にとっては「1分たりともいたくない場所」でしょう。

多分、大陸観光客なんぞは「今や中国にもこんな場所ないぞ~」と、優越感にひたれる場所かもしれません。いや、それほどにパラダイスなのであります。

以前、アタシはある雑誌に深水埗の特集を書いたことがありますが、2ページではとても書き足らなかったものです。

ここは主に電機部品を売る屋台がズラッとならぶ通り。何と言っても、建物の裏ぶれ具合が非常に好ましい。

こんな「文化財」レベルの古いビルもまだまだ現役なのが深水埗のうれしいところ。一方で、ビルの中をジェットコースターが走るショッピングビルもあるわけで、楽しさは尽きないのです。

赤い窓に赤い洗濯物…。多分、男子諸君ならずとも「はは~ん…」と想像はつくでしょう。で、窓の部分を拡大してみると。

「2階E5室」とあってご丁寧に電話番号まで書いてある(笑)。かくの如く、深水埗は食から「性」まで、人間のあらゆる欲求を満たしてくれる町なのであります。まさしくそれは、香港という都市の縮図なのであります!

そして、下半身の欲求を満たす前には、

蛇料理を食らいましょう! 特に肝がよろしいんじゃないかと。
深水埗は蛇料理店が多いことでも知られています。もうちょっとすれば蛇の旬が到来。うまくいけば店頭で蛇の解体を見物することができますよ!
もっとも、蛇は身体を温めてくれるので、滋養強壮以上に、風邪のときに蛇スープを飲むなんてのが、一般的です。
アタシも「風邪か?」と思ったら、近くの蛇屋で蛇スープ飲んで温まっていましたよ。

久々の深水埗を堪能した後は、夜景見物に向かいまする。

本日これまで、また次回!

長いよね、しかし…w

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COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 12/19/2012 19:16:13
重慶大厦~!まだ存在しているのですか~!初めて香港を訪れたさいに一泊したことがあります。当初YMCA(まだ旧館しかありませんでした)を予定していたのに満室で、しかたなくチョンキンへ、しかし値段は当時すでに高めでした。その割にはあの設備、けっきょく割高ですね。二日目はYWCAに引っ越しました。やや不便ですがコストパフォーマンスが抜群によく静かに安眠もできましたあ♪
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 12/19/2012 21:20:44
To 丸山光三さん
そのYWCAって、旺角あたりのネーザンロードからちょっと坂を上がったとこでしたか? そうだとしたら、まだその当時のままで江行中ですよ。今回、そこにしようと思いましたが、過去の利用者のコメントが最悪でしたので、やめました。
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COMMENT:
AUTHOR: 丸山光三
DATE: 12/19/2012 21:33:17
To leslieyoshiさん
>そのYWCAって、旺角あたりのネーザンロードからちょっと坂を上がったとこでしたか? そうだとしたら、まだその当時のままで江行中ですよ。今回、そこにしようと思いましたが、過去の利用者のコメントが最悪でしたので、やめました。
そうです~、まだありますか~。わたしが逗留したのは1985年でしたが重慶大厦と比して極楽でありました。
その後、YMCA新館に泊まりましたが普通のホテルなので失望しました。旧館がよかったんですけどねえ。


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