【毒書の時間】『「居眠り磐音江戸双紙」読本』 佐伯泰英
生きてるうちに全54巻読みきれるかどうか、ちょっと怪しい「平成の大ベストセラー」としておなじみの『居眠り磐音』シリーズ。ここらでちょっと一休みということで、『読本』を読んでみた。シリーズも折り返し点ということで、ファンブ…
続きを読む →生きてるうちに全54巻読みきれるかどうか、ちょっと怪しい「平成の大ベストセラー」としておなじみの『居眠り磐音』シリーズ。ここらでちょっと一休みということで、『読本』を読んでみた。シリーズも折り返し点ということで、ファンブ…
続きを読む →<何年前かな…。炎天下の甲子園でのタイガースvsホークスの二軍戦。梅雨明け直後で、調子を落として二軍調整する一軍選手が増える時期だけに、両軍ともに「あれ?お前、なんでここにおるねん?」って聞きたくなる名前がチラホラと。本…
続きを読む →<『三体』シリーズとは、文革の凄惨な吊し上げ殺戮に始まり、やがて舞台は宇宙へと広がる、スケールの大きな「群像劇」なのかもしれない> 今更、説明の必要ないと思うが、今一番、中国で世界で旬のSF作家、劉慈欣による長編SF超大…
続きを読む →<京橋のシンボルたる黄色のこのビルに限りなく名前がよく似たキャバレーを舞台にした物語。近鉄バファローズを引退して解説者になった頃の梨田昌孝や、タレントのリリアンが出演するCMが懐かしい photo AC> 大阪の人間でな…
続きを読む →<楠木正成ゆかりの観心寺「開山堂」。奥に正成の首塚が見える。本作では足利尊氏と正成の「海族vs山族」の対立も描かれている。小3の遠足で観心寺を訪れた際、住職さんが楠木正成について熱弁されていたのが懐かしい (photo …
続きを読む →(photo AC) 『善人長屋』というシリーズが大変気にっている。「善人」とあるものの、差配を筆頭に裏稼業を持つ悪党ばかりが住む長屋に、正真正銘の善人が越してきて、善人であるがゆえに様々な厄介事を長屋に持ち込んでくる。…
続きを読む →(photo AC) しょっちゅう読んでるわけではないけど、たまに読みたくなる津村記久子。長い間積読状態にあった本書。奥付は2016年3月10日(初版)とあるから、7年半も放置していたことになる(笑)。「気づけよ!」と自…
続きを読む →<物語の発端は桜が満開の堤を行く17歳の武家の三男坊二人の会話。やがて政争の嵐に翻弄される二人だった photo AC> 時代小説を好むようになったのは、40歳を過ぎてからだろうか。「お前に何がわかる」と笑う人もいるかも…
続きを読む →<あいりん地区=釜ヶ崎のシンボル「あいりん労働福祉センター」。かつては建物の前に早朝から大勢の労働者が集った。老朽化が進み、耐震性の観点から建て替えが決まるも、労働者側の反対により進んでいない。この先、どうなるんでしょう…
続きを読む →(photo AC) 先日、中公文庫から発行された『心斎橋幻想』を読み終え、なんとも言えぬ懐かしさを感じ、「黒岩重吾こそ、自分の立ち返るべき作家」と改めて思った。そこで無謀にも、崩壊して本の下敷きになってしまうのを覚悟の…
続きを読む →