【支連会の黄昏】解散カウントダウン、一気に加速

<アイキャッチ画像:5月、6月は、香港にとっては「政治の季節」だった。そのメーンイベントが「六四」だったのだが…。(星島日報)>


今や、解散を大前提に動いているという感の香港市民支援愛國民主運動聯合會(支連会)。さらに「解散カウントダウン」が加速した。

支連会は8月23日に常務委員会会議を開催し、解散決議を可決したようだと複数の消息筋のウワサが駆け巡った。いやまあ、大体「消息筋の…」ってやつは、自作自演とか内部からの情報とかでしょ(笑)。そこで可決された解散決議は、最終的には会員総会での可決が必要となるとのこと。恐らく、賛成多数で可決さるんだろうな。みんな、自分が大事(笑)。

そして9月5日、ウワサはマジに(笑)。支連会は今月末に特別会員総会を開催し、解散決議の採決を行うことを六四紀念館で正式に発表した。解散カウントダウンも、いよいよたけなわってところだ。

強い味方『蘋果日報』のいない支連会の記者会見。心なしか、メディアの数も減ったような気もする… 9月5日、六四紀念館 by “香港01”

中央人民政府駐香港特別行政區聯絡辦公室=中連弁は、なかなのはしゃぎっぷりで、「今年に入って組織は崩壊状態でもはや『殭屍=キョンシー』だ。滅亡は時間の問題」だの「執政政党の仇敵」「国家の安全のボトムラインに挑戦してきた」「不法集会を幾度となく開催し、暴力による抵抗を扇動、香港独立を叫び、『外国勢力』の香港への関与を促し、「攬炒=死なばもろとも」を謀り、『カラー革命』を推動し……」と、まあなんともにぎやかである。言わせてもらうと、支連会は「暴力による抵抗を扇動」していなし、「香港独立」や「死なばもろとも」、「カラー革命」も推動していない。それをやったのは、2019年に暴れまくった、「民主化の皮をかぶった」暴力集団である。ただ、「外国勢力の関与を促し」は否定できないな。「六四への抗議」という存在理由自体が、そのものだし、活動資金の出処もやっぱり疑わしいしな。ま、一途に活動してきた一方で、グレーな部分もかなりあるのは否めない。

会見では「外国代理人」であることを強く否定し、「警察の求める資料なんて提出しない!」と述べた現在はシャバで暮らす支連会幹部連中。ま、明日はムショ暮らししているかもわからないし、せいだい言うときなはれ(笑) by “立場新聞”

その外国勢力云々については、この日の会見で支連会常務委は「外国代理人」であることを強く否認している。警察は今回、香港国安法の《43條實施細則附表5=43条実施細則付表5》の権力を初めて運用する。「一つの団体が、外国の政治性組織又は外国の指示、監督、ひいては外国から金銭上の支援を受け、当該団体が金銭提供または監督、指示を受けた組織のために香港で事を行っていた場合、当該団体は外国の政治性組織の香港での代理人とみなす」というものらしいが、何言うてはるのか、ようわからん(笑)。簡単に言えば「外国勢力とつるんでるかどうか」ってことかな、多分。いや、知らんけど…。これに基づき、資料の提供を要求されているけど、提出していない。ってことは…と思ってしまう。やっぱりね、外国勢力からの支援受けて政治活動するのは感心できんよな。そういうのが、この団体を信用できない要因の一つでもあるわけで…。

しかし何ですなぁ。民主系の活動組織で一番基盤がしっかりしているように見えた支連会も、こうやって一気に崩壊していくんやなぁ。ひところは、支連会の存在とその活動こそが、香港が香港であるための最後の一線と思っていただけに、色んな意味で解散は残念ではあるな。一方で、中央はよくここまで香港を「野放し」にしていたもんだ。「やっぱりアカンかったな」と思わせたのは、繰り返すが2019年の暴力破壊行動であろうことは、容易に察せられる。それこそ「千古罪人」やで、あいつら…。(千古罪人w。返還前、朝から晩まで一日に何回耳目に触れた言葉か)

華叔こと司徒華は、この日々をどう思ってるかね…。


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