【Go! Go! HAWKS 2014－4】vsバファローズ4回戦

Go! Go! HAWKS 2014
ホークスvs バファローズ4回戦

我らが最強軍団南海ホークスを率いた鶴岡一人監督は、かつてファンに向けて「野球の見方」をレクチャーしている。

1.自主性を持つこと
2.自分でスターを育てること
3.勝利至上主義を捨てること
4.真の高度プレーを理解すること
5.監督の監督、つまり総監督の気分に浸ること
総括して「自主性を持つ」こと

そういう観点でいくと、小生はかなりこの教えに近い状態で野球を見ていると思う。

がしかしだ。モノには限度がある。辛抱の限界というものもある。

そんなことを、この日の先発投手・寺原くんにはぶつけたいね、いやもう、鶴岡親分に叱られてもかまいませんよ、アタシは。とっくに「限度」を過ぎていたんだから、あやつには。

前日は3万6千近い大観衆で埋まった屋根付き大阪球場も、この日はいつもの光景に。冗談で「明日はどうせ半分しか入らへんしww」とか言ってたら、案の定だよ、観衆はおよそ1万8千。よくわかる、非常に分かりやすい動員をしてくれる球場である。

さすがに昨日は外されていた京セラ名物「2階席の巨大広告幕」も、何事も無かったような風情でこの日は登場。「さらに、ひとつになろう。」と呼びかけられても、座席が分断されていちゃ、なりたくてもなれません！

さて、よその観客動員のことなんかどうでもよろしい。

問題は、先発の寺原である。

どうしたもんでしょう、この人…。

色々言うのも腹が立つ。ってか情けないったらありゃしない。
先日、甲子園での2軍戦の観戦記を記したときも、寺原について触れた。

投球テンポ、リズム、大事よ、これ。一軍の寺原見てごらんよ。あれはもう投球テンポ、リズムの悪さで、攻撃陣や守備のリズムまで崩している悪例の最たるもの。ああいうのはいけません。

ってね。もうそのまんまのことやってくれるから、笑うしかないわ。さらには一発浴びて直後の打者にストレートの四球、傷口広めて自滅とかね。

毎試合、毎試合、よくもそんな判で押したような展開を作れるね、アンタ、そういうことにかけては天才的やわ、ホンマ…。

ま、この日の敗戦で、しばらくファーム行きのようだから、しばらく気ぃの悪い投球を見ることが無い分、精神的にはアタシも楽になりますわ、おおきに、ありがとう。

第4回戦(H・2勝2敗0分) score 勝：井川（2勝2敗）　セーブ：平野佳（1勝0敗11S）　負：寺原（1勝4敗）
本塁打＊ T-岡田 3号ソロ(4回) 、鉄平 1号2ラン(4回)
観衆＊18,089人

4回の両軍の攻撃が勝敗を決める。
4回表の我が軍は、5番・長谷川、7番・柳田、8番・鶴岡のヒットで1アウト満塁のチャンスを作るも得点を奪えず。一方敵軍の裏の攻撃は、寺原が5番・T-岡田にソロ本塁打を放たれ勝ち越しを許すと、続く6番・坂口には四球を与え、7番・鉄平に2点本塁打を打たれて、あえなく撃沈。はい、終了、みたいなね。双方とも10安打。失策は敵が1つ。それでこの点差で負ける。その要因がこの4回の双方の攻防にすべて凝縮されていた。あとはもう、見るべきもの特筆すべきものは特になし。井川も勝ち負け紙一重の投球内容だっただけになあ、寺原よ…。

この日の敗戦で我が軍は、3月の開幕3戦を含む4月の黒星が10個目に。そのうちのなんとまあ、4個を寺原が稼いでくれたというこの悲劇。いくら尊敬する鶴岡親分に「勝利至上主義を捨てよ」と言われても、これじゃ辛抱もたまらんでしょ？　違う？　ねえ、寺原くん、教えて！　ねえ、ねえったら！

（平成26年4月30日　大阪夜間）

☆

さて、今年も性懲りもなく「OSAKA CLASSIC　近鉄vs南海」が、来る5月16日から、ここ屋根付き大阪球場で開催されます。今年も復刻ユニと関連グッズでボロ儲けを企む両球団。「今年こそその誘惑には負けないぞ！」と意気込んでいたが、「復刻ユニ」のモデルを見てあえなく撃沈の憂き目に。昭和48年、南海ホークスとして最後の優勝を果たした時のユニが復刻されるとあっては、購入せんわけにはいかんでしょ。僕ら世代の南海ファンにとっては、もっとも思い出深く、思い入れのあるユニフォーム。これぞ「我らの南海ホークス」と言うべきモデルであります！

試合で着用されるのはこちらのホーム用