【上方芸能な日々 文楽】平成28年4月公演第二部 千秋楽雑感
人形浄瑠璃文楽 平成二十八年四月公演 通し狂言 妹背山婦女庭訓 満開の桜に迎えられた春の本公演も、千秋楽には新緑がまぶしく陽に輝いていた。この時期の季節の移ろいはとても速い。 『妹背山婦女庭訓』の通し上演は、大入り袋が出…
続きを読む →人形浄瑠璃文楽 平成二十八年四月公演 通し狂言 妹背山婦女庭訓 満開の桜に迎えられた春の本公演も、千秋楽には新緑がまぶしく陽に輝いていた。この時期の季節の移ろいはとても速い。 『妹背山婦女庭訓』の通し上演は、大入り袋が出…
続きを読む →人形浄瑠璃文楽 平成二十八年初春公演 第二部 国性爺合戦 嶋さんの引退公演がクローズアップされた新春公演だが、第2部も見逃せない演目だった。 『国性爺合戦』は、文楽、歌舞伎ともに人気演目の一つだが、やはりこれは「虎狩り…
続きを読む →人形浄瑠璃文楽 平成二十七年 錦秋公演 玉藻前曦袂 文楽、秋の本公演の呼び物は何と言っても、唐、天竺に及ぶ壮大なスケールで展開する本作品の「日本編」に絞った「半通し公演」は、大阪では初めてとなる『玉藻前曦袂(たまものまえ…
続きを読む →素浄瑠璃 第17回 蝠聚会 毎日お暑うございます。 8月3日に千穐楽を迎えた文楽劇場の夏休み公演。結局、千穐楽も『生写朝顔話』を通しで観てきた。2回目で気づいたことや「なんで~?」と思ったことなど多々あれど、大体は1回目…
続きを読む →人形浄瑠璃文楽 平成二十七年夏休み特別公演 第二部<名作劇場> 今年の夏の公演は、例年より期待度が高い。『生写朝顔話』の「ほぼ通し公演」があるから。 文楽劇場で、この演目がこういう形で公演されるのは、いつ以来だろうか? …
続きを読む →現在、国立文楽劇場の展示コーナーでは常設展示「文楽入門」に加えて、企画コーナー「文楽研修を知る」という展示も行われている。文楽で研修制度が開始されたのが昭和47年のこと。第1期生はすでにベテランの域に入っている津國大夫、…
続きを読む →人形浄瑠璃文楽 国立文楽劇場開場三十周年記念 平成二十六年11月公演 <第二部> 劇場の外に出て、しばしちょっぴり冷たい風に当たって「第2部はでけるだけ寝えへんぞ!」などと、恥ずかしい誓いをして、再び文楽劇場に舞い戻る。…
続きを読む →人形浄瑠璃文楽 国立文楽劇場開場三十周年記念 七世竹本住大夫引退公演 通し狂言 菅原伝授手習鑑 今日も補助席が出る、満員の文楽劇場。『通し狂言 菅原伝授手習鑑』は、住大夫引退公演とあって、大盛況の日々。「通し狂言」だけに…
続きを読む →人形浄瑠璃文楽 第26期文楽研修生発表会 以前にも申し上げたと思うが、文楽の研修生は基本的に2年間の研修を経て、試験に通れば技芸員になれるとのこと。 現在の文楽技芸員で研修制度を経て文楽の世界で活躍している者は、多分、半…
続きを読む →いやいや、 「評判が評判を呼ぶ」 とは、こういう情況を言うんだろうか。 新春公演前半戦も決して客足は悪くはなかった。例年に比べれば。しかし後半戦に入って、一気に客足が伸びて、日々、満員御礼に近い状況が続いている。 ―毎日…
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