今季最初の観戦は「もしかしたらこれで今年最後？」と思わせるほどに、ここへきて大阪府でのCOVID-19感染者数が、急速に拡大し始めた。この日は432人の感染が確認されたが、400人を超えるのは1月24日以来となる。まあ、言うてるうちに三度目の緊急事態宣言になることでしょうな。あ、その前に「蔓延防止等重点措置」とやらをやるのかな？何がどう違うかは知らんけど。
そんな中、お気楽と言うか無責任と言うか、ここの知事さんはこの日のバファローズ本拠開幕にメッセージを送り、市長さんは始球式に登場し「御堂筋空けて待ってます！」と宣う。自分の家の路地(ろうじ)みたいな言い方やな(笑)。ま、お二方とも実に結構なことです。怖いものなしです。実に優秀な知事と市長でありますな。どこまでもどこまでも、徹底的に大阪をダメにする技に長けた優秀なる二人であります…。
ま、お二人を賛美するのはこの辺にして、野球よ野球、ホークスよ、ホークス。
そのホークス、ホンマ一体どうなってるのやら。あんなに超苦手だったマリーンズに開幕3連勝とは、これ如何に？
第1回戦 （H：1勝0敗0分）
勝：笠谷（1勝0敗0S） セーブ： 森 （1勝0敗1S） 負： 田嶋 （0勝1敗0S）
本塁打：H／甲斐2号ソロ(7回・ヒギンス) B／ ジョーンズ1号ソロ(2回・笠谷)
観衆：9,742人
この日は珍しく内野から観戦。そらそうよ。今季大阪第1戦目にして、昨今の情勢からして先ほども記したが「これが今季最後の生観戦」になりかねない。この三連戦だって、この日しか観戦予定がない。見納めと思って臨んだ方がいいだろうという判断。
例によって、駐車場で検温を済ませ「検温済み証」をもらって入場ゲートへ。手指消毒を！と一々うるさいが、そこまでやってくれれば安心もするというもの。そっから先は観客個人の意識の問題。まあ、言うてもいてますよ、マスク無しでおしゃべりする人や規制退場に従わない奴とか、注意されて逆ギレするアホとか…。見ていて「それ、どうなん？」と思うわな。一応、9割以上の人が指示通りに行動してるんやから、そこはええ大人なんやし、ちゃんとしましょと。こういうご時世になって以降、色々と見えてきますな、人間の心根というやつが。
さて、試合。小生が特急で仕事を片付けて大阪駅から紀州路快速に飛び乗って駆け付けた時点で、試合は2-1で我が軍リードの2回裏敵軍攻撃中であった。先発の笠谷、小生が駐車場で検温中くらいの時分にジョーンズに一発浴びて、なお一死1、3塁のピンチという場面。ひっくり返されるかと観念して観ていたら、あ～らびっくり！頓宮、紅林を連続三振に抑え、ピンチ脱出！
その後は延々と投手戦。敵軍先発・田嶋も我が軍の苦手とする投手だけに、連打というものができない。一方、笠谷も一歩も譲らず、ほとんど走者を出さない。結局互いに6回を投げて後続にマウンドを譲った。
両軍の唯一の得点シーンに間に合わなかったために、「なんかつまらん！」と欠伸しながら観戦していたら…。7回表、一死から我らが背番号19、野村じゃなくって甲斐が右翼ポールギリギリに飛び込む2号ソロ！いや～うれしいね、背番号19の捕手が本塁打！我々世代の大阪のホークスファンにはたまりませんな～！
我が軍はその後、杉山、津森、嘉弥真とつないで、最後は森で締めくくり。モイネロが出遅れている現状、8回は相手打線の打順などを見ながら、臨機応変にというところかな。それにしても、開幕4戦目にして中継ぎ陣の登板過多が気になるほど、よく投げている。ま、それでいいのならそれで構わんけど。そのためには、先発投手にはあと1イニング多く投げてもらいたいんだが、そこは相手打線との兼ね合い、点差もあるから、なんとも言えんけどな。
しかし、この日、三打席連続で四球を選んだ敵方の安達は明日以降、要注意。安達がいるのといないのとでは、ここの打線はつながり具合が一変する。あと「#モヤはでかいです」と、Twitterの「申し送り事項」でバファローズと開幕戦を戦い、苦戦したライオンズファンからの申し送りが、ホークスファンあてに多数ツイートされていたが、ほんとデカいね(笑)。
大阪で勝ったで！
これで開幕4連勝。上々の滑り出し。色んなピースが欠けている中での開幕4連勝はさすがホークスと言いたいところだが、世の中、そないに上手いこといきまへん。今季はオリに相当苦戦しそうないや～な予感が漂う、2戦目、3戦目となったのでありました…。パ・リーグは怖いところよ…。
（令和3年3月30日 大阪夜間）
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
