【港珠澳大橋開通】珠江デルタ三都が1時間圏内に!

世界最長の水上橋が開通!は、ええねんけどな…(笑)

相変わらず様々なネタ投下をしてくれる香港だが、なかなか取り上げることができないまま、いたずらに日々が過ぎ去ってゆく(笑)。

まあ、こっちも始終香港と寄り添ってられるほど暇ではなく、色々やることがあるから仕方ない。で、今回はそれではあんまりつれないではないかと、香港から嘆きの声が聞こえてきそうなので、「何を作って喜んでるねん」ということで、掲題の 港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge) の開通である。まずは、香港特区政府が丹精込めて作り上げたVTRを観ていただこう。

とにかく気合が入っているのだ。海底トンネルや橋梁、人工島などからなる全長55キロメートルの巨大プロジェクト。香港国際空港があるランタオ島とマカオ、珠海を結び、総工費は1000億元(約1兆6000億円)超。香港と珠海、マカオの「珠江デルタ」三大都市をつないでしまうという、「現代世界の7大奇跡」とさえ言われているシロモノである。立派なHPもあるので、そちらもご覧願いたし(繁体字/広東語、簡体字/標準語、英語)。

この橋の開通によって、何がどうなるのかは、もう少し観察してゆく必要があると思うが、恐らく、まだ小生が在住してたら、様子見ながらも、多少は歓迎していたんじゃないかと思う。

何と言っても、マカオへ行くのに交通費の相当な節約が実現するのは、よいこかな。マカオへ行くのは人それぞれ目的があるかと思うが、小生がかの地へ赴く目的は、まあ、拙ブログの過去のマカオ関連をお読みいただくと、なんとなくわかっていただけるとは思う(笑)。

マカオへはこれまでは、目的が何であろうと、香港島の上環(Sheung Wan)からジェットホイルなどのフェリーを利用するしかなく、乗船料は大人片道HK$171(約2740円)。一方、香港市街地からバスや鉄道を乗り継いで、バスで港珠澳大橋を経由した場合、HK$100未満で行けると、香港各メディアは報じている。

ただ、所要時間はどうなんだろう? 橋を走行しているだけの時間と船に乗っているだけの時間を比較したら、香港国際空港~珠海は4時間から45分に 大幅な短縮が実現するのだが、たとえば自宅や職場から橋の通関施設への距離や、交通手段なども入れて考えると、こと、時間という点で比較したら、意外と甲乙つけがたいのかもしれない。こればかりは、一度試してみない事にはねぇ…。

またもや、もし在住中ならと考えた場合というハナシだが、小生にとっての関心事は、珠海へのゴルフが楽になるかどうかということもある。従来は船で数時間かけて移動していたのだが、陸路で移動できる深圳などのゴルフ場のように、バス1本で行けるのがいいとは思う。まあ、それぞれの通関でバスを降りなけりゃならない面倒は、仕方ないけど…。

『蘋果日報』による香港~マカオ間各交通機関比較。上から、高速フェリー、直通バス、港澳両地通関を結ぶシャトルバス。

<フェリー>
・区間—上環(Sheung Wan)、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)、屯門(Tun Mun)各埠頭~マカオ埠頭、タイパ島埠頭
・所要時間—約1時間
・運賃—HK$171~211

<直通バス>
・区間—觀塘(Kwun Tong)、尖沙咀、太子(Taichi)等~マカオ埠頭、主要ホテル
・所要時間—約1時間45分
・運賃—HK$170~190

<シャトルバス>
・区間—香港通関(ランタオ島)~マカオ通関
・所要時間—約45分
・運賃—HK$60~70

う~ん、こうして眺めてみると、かなり微妙ですぞ…。確かにシャトルバスは速くて安いけど、ランタオ島の関所へ行くまでに、市街地からだと小一時間かかるからねぇ…。

一方、車輛通行料はどうなっているか?

・小型客車(自家用車、ハイヤーなど)—RMB150
・大型客車(越境バス) —RMB200
・シャトルバス—RMB300
・コンテナ車—RMB115
・普通貨物車—RMB60

なんと、人民元払いなのね!
そう言えば、走行は右側通行だし。香港、マカオは車は左だが、本土は右走行。どこまでも、中国仕様な港珠澳大橋である(笑)。

開通式に訪れた習近平国家主席。せっかくだから香港にも来たらよかったのに(笑) by “ロイター”

とりあえず、今度いつになるかはわからんけど、里帰りしたときには、この橋を渡ってマカオへ行ってみるとするか。どなたか自家用車でドライブに連れてくれると嬉しいんだが(笑)。

ところで、上環(Sheung Wan)のフェリーターミナル名物の、マカオのサウナの小姐(おねーちゃん)を往復乗船券とセットでキープできる旅行代理店、このバスターミナルにもあるのかね?(笑)。



 


1件のコメント

コメントを残す