【Go! Go! HAWKS 2018-7】vs バファローズ18回戦

Go! Go! HAWKS 2018
ホークスvs バファローズ18回戦

バファローズ3連戦もこの日が最終日。そして大阪でのホークス戦も、今季の週末カードはこれで最後とあって、全国からご熱心なるホークスファンが集う。その甲斐あって、3万を超す大観衆を飲み込んだ屋根付き大阪球場。

カード初戦、千賀の神ピッチングと、柳田、松田、福田がそれぞれ二点本塁打を放つなどして快勝。二戦目も、敵軍中継ぎ陣の登板過多と継投ミスを突き、打線がつながって大勝。投げては、シーズン途中入団の新外人、ミランダが好投して来日初先発初勝利。

いいことづくめで来た第3戦。普通は「ここらで負ける」もんなんやが、この日の先発は、プロ入り3戦目ながら、過去2試合は申し分ない投球内容で、しゃきっとしない先発陣の「救世主」として、脚光を浴びる大竹。これはカード3連勝もあるか? いや、世の中、そんなに甘くはないはずなんだが…。そんなうまいこと行ったら、人生55年、うまいこと行かんかった尽くめの小生の立つ瀬がないではないか(笑)。

試合開始前、応援団の呼びかけで「ラヂヲ体操」が行われた。いやー、最近の応援団は色々考えはる(笑)。ちょっと「ハズしてる感」あるけどな(笑)
本日のお座席からの眺め
試合前の守備の稽古に勤しむ柳田と福田

この日も、打順をこねくりまわしてきた我が軍。明らかに敵軍先発、左腕・松葉の対策で左右ジグザグ打線。前日まで7番だったマッチ君だが、8月は打率4割という絶好調とあって、5番に打順が上がった。

第18回戦(H・11勝7敗0分)勝:加治屋(3勝1敗0S) セーブ:森(1勝4敗22S) 敗:山田(1勝1敗0S)
本塁打:H・今宮6号(9回)
観衆:30,495人

敵軍先発の松葉には、前回の対戦では、いいようにあしらわてしまった。それだけに、初回の押し出しによる失点は、防ぎたかったところだが、大竹は試合中の修正能力に長けた投手で、ここからはこれというピンチもなく、6回1死で加治屋にマウンド譲るまで、投球数106、6奪三振、被安打7、失点1の好投。何と言っても、四死球2というのがイイ。誰とは言わんが、誰かさんやったら、初回の押し出し以降、ガタガタと崩れてしまうところだ。誰とは言わんが(笑)。

好投する大竹。頼もしい左腕が育成から出現したもんだ!

対する松葉は、実は大体大時代から小生は注目していた。きっぷのイイ左腕で、「この子、ホークスが指名せんかな~」と思っていたら、バファローズがドラフトで「ハズレ&ハズレ」で1位指名した(2012年、重複1回目は藤浪、2回目は松永)。ちなみに同年の我が軍の1位指名は、東浜だった。

そして忘れもしない、松葉のプロ入り初勝利の相手は、我が軍である(笑)。これをナマ観戦したというのも、何かの巡り会わせのようなものを感じたものだ。

この3連戦、ほとんどいいとこナシに終わった敵軍ファンにしたら、この日の松葉の好投は、数少ない光明だったと察せられる。

よそのことはおいといて。

ラッキーセブンで盛り上がる左翼スタンドだったが、あっけなく三者凡退。他人の唾液がついた落下物が散乱するだけの、不潔なひとときでしかなかった
この日も4打数2安打のグラシアル

初回に敵軍、3回に我が軍が、それぞれ1点づつ取り合って以降、膠着状態で進んでいたが、どっち側でもいいから、とにかく「試合を動かす」ことが大事。8回、まずは我が軍が、代わった山本からマッチ君の適時二塁打で、1点勝ち越す。すると裏の攻撃で敵軍は、マレーロの適時打ですぐに追いつく。1戦目、2戦目とは違い、面白い展開に。なぁ、とにかく「動か」さなあかんねんて、こういう流れの時は。

ホンマ、8月になって人が変わったように打ち始めたマッチ君

が、敵軍の中継ぎ陣は、疲弊の極みにあった。

最終回、マウンドに上がったのは山田。今月に入って、来る日も来る日も、山田である。いくらなんでも、これはかわいそうだ。中継ぎ陣の台所事情もあるのはわかるが、そういう状況に中継ぎ陣を追い込んでしまった反省点が、山本、山田の連投からは感じられないのである。この状況を敵軍ファンは、「中継ぎの酷使無双」と呼んでいる。上手いこと言いはる!

先頭打者、牧原の投ゴロを、牧原の足を警戒するあまりに一塁悪送球してしまう。上林犠打の後、この日の第1打席で2点適時二塁打の今宮が、今度は右翼フェンス越えギリギリの2点本塁打を放つ。がっくり肩を落とす山田。敵投手ながら気の毒でならない。後は四球を挟んで我が軍、つるべ打ちで、四番手の岸田も火だるまに。終わってみれば、打者一巡の猛攻で一気に6点である。いやはや…。

さて、9回裏。三番手としてマウンドに上がった五十嵐がよくない。福田、伏見の下位打線に連打を浴び、小田の中飛であっさり失点。さらに大城も適時打で4点差に。続く中島にも四球で1死一、二塁のピンチに。これはたまったもんじゃない。迎えるは吉田、マレーロ、T-岡田。下手こくと、追いつかれてしまうではないか!我が軍ベンチは、たまらず ここで、温存できるはずだった森を急遽投入。それでもピンチには違いなし。ドキドキの9回裏となったが、ま、そううまくいくもんではないわな(笑)。森は吉田、マレーロを打ち取って、めでたく試合終了! あんまり心臓に悪いことせんといてな(笑)。

敵軍の吉田正尚。実に魅力的な選手である。柳田とはまた一味違うフルスイングが、門田博光を思い出させる。この選手の好ましいのは、ユニフォームのベルトをきちんと見せていること だ。流行なんだろうけど、最近の選手、ユニフォームの裾がだらしなく、ほとんどの選手がベルトが見えない。あれはみっともない。特に、バファローズの選手がひどいと思う。我が軍でも今宮の裾のだらしなさが気になって仕方ない。ユニの着こなしは、ちゃんとしましょ!

ヒーローインタビューはもちろん、今宮。この前のゴールデンイーグルス戦では、好機に凡退した打席の後に、珍しくバットをグラウンドに叩きつけ、ベンチに戻ってもヘルメットを叩きつけて悔しがる一部始終が、中継で映されていた。今宮にしたら、非常に珍しいシーンだった。インタビューでは、「今までチャンスで散々打ててなくて、チームが負けた試合もあった。期待に応えられてよかった」と語る。しっかり頑張りたまえ! で、ユニの裾であるが、横のハリーはきちんとベルトを見せているのに、今宮の着こなしからは、ベルトの存在がわからない。酔っぱらいのサラリーマンみたいやないか! だらしないにもほどがある。こういうところこそ、きちんとしなさい!

大竹の充実ぶりは、自身のインスタからもうかがい知ることができる。収穫もあったようでそれが何よりだ。何と言っても、甲斐の笑顔がそれを物語っているではないか。大竹もベルトがきちんと見えている。大変好ましい!

ま、こんな次第で、色々と上手く行って、同一カード3連勝と相成った。こうして「人生55年、うまいこと行かんかった尽くめの小生の立つ瀬」は木端微塵にされてしまったわけだ(笑)。この次が肝心よ、この次が。2位ファイターズと首位ライオンズとの6連戦である。これはそんなに上手いこと行かんと思うな(笑)。けどまあ、せいぜいお気張りやす!

博多から飛んできた鳥とおねーちゃんらも、ご苦労はんでした!

優勝やCSよりも大事なことは、穏やかに野球を見たい!
願いは、ただそれだけ

(平成30年8月19日 屋根付き大阪球場)



 


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