【Go! Go! HAWKS 2018-6】vsバファローズ16回戦

Go! Go! HAWKS 2018
ホークスvs バファローズ16回戦

猛暑が少し、ほんの少し落ち着いた盆休みWeek後半。恒例の「鷹の祭典 in OSAKA」は今年は欠席したので、久々の観戦。と言っても、1か月ちょいなんだけど(笑)。

本日のお座席からの眺め

あれから状況は変わらず、我が軍とバファローズ、マリーンズは、激しく3位なのか4位なのか、はたまた5位なのかという争いを展開しているが、これまたほんの少しだけ、我が軍が優位な状況。とは言え、ここに来て、内川、デスパイネという打線の軸を二人も欠いてしまい、かなり不安な状況。まあ、そこは首位打者を快走する柳田と、ようやくエンジンがかかってきたマッチ君が中心となって、一軍復帰後、絶好調の牧原や、相変わらず渋い長谷川、中村あたりで盛り上げていけば、さほど心配することもない。

試合前、守備の稽古にいそしむ長谷川と福田

問題は投手陣。とくに先発陣。武田は完封かふがいない敗けかという不安定さ。東浜がようやく復帰したが、まだ手探り状態。勝ち頭の石川もパッとしない。となれば、頼みはこの日の先発、千賀となるが、彼もまた「なんかすっきりせんなぁー」という投球内容。大体、球数多すぎへんか? 岩嵜とサファテの飛車角を欠きながらも、なんとかつないでいるリリーフ陣の負担を増す一方の先発陣の奮起が、終盤戦のカギではないかと思うが。さあ、この日の千賀の投球やいかに?

「この前の試合やり直しはいつにしよかね?」「え?福良さん、まだそれ言ってんですか?」な会話が交わされたかどうかは知らない(笑)

さて、この日の先発オーダーは、見物衆を「おーーー!」と唸らせた。デスパイネに代わって一軍昇格したグラシアルが5番DH。昨年のWBCキューバ代表。同大会では4割を超える打率を記録しているし、今季ウエスタンリーグにおいても、8月15日時点で.431の驚異的な数字を残している。この日は、筑後での稽古を終えて、急遽大阪入り。球場到着が試合開始45分前という「滑り込みセーフ」な慌ただしさ。そんな中で、どれだけのものを見せることができるか、注目。そして、不振の今宮を休ませて、遊撃に西田を起用。この打線、機能するかどうか?

第16回戦(H・9勝7敗0分け)勝:千賀(9勝4敗0S) 敗:西(6勝11敗0S)
本塁打:H:松田宣 23号(2回)、柳田 26号(7回)、福田 4号(9回)
観衆:25,583人

敵軍先発は、西。かつては「苦手」だったが、今季に限って言えば、「お、今日は勝てるで!」って相手になってしまっている。この日も、2回表にマッチ君の二点本塁打で先制され、後はズルズルと…。本来は、彼が金子千尋に代わって、エースとして一本立ちせねばならないのに。この1週間前に久々の白星で涙したそうだが、エース候補が1勝くらいで涙しているようじゃ、思いやられるというもんだろう、敵軍ファンも。

とっさのことで、ピントもへったくれもない写真になったが、やっと「熱男ー!」の雄叫びを写真に収めることができた(笑)。なんかもう、これだけで球場のムードを「ホークス優勢」に一気に持って行くんやから、マッチ君は大したもんやと思うわ、ホンマに。

ダメ押しは7回の柳田の二点本塁打。先日も、上層席最深部への超特大アーチを打ってくれたが、この日も右中間の上層席へ運ぶ超特大アーチ。やっぱり打った瞬間、打球がどこに行ったのかまったくわからず。帰宅後、録画を見たが、カメラも追えないほどの打球。いや~、ホンマ、これほどワクワク感のある打者、そうそうおりまへんなぁ~。

ラッキーセブンで気勢を上げるホークスファンの皆さん

で、「今日はこのへんでやめといたろ」でええのに、最終回にも怒涛の攻撃があり、とどめに福田が二点本塁打。こちら”本家”福田秀平。敵軍の”ぱちもん”の福田周平も、まあええ選手やけど、まだまだ本家には及びまへんなぁ(笑)。

安心と信頼の千賀
アキラとコウダイ

攻撃も圧巻だったが、それを上回ったのが千賀。なにせ5回1死までパーフェクトピッチ。これほどまでに安心感のある千賀を見たのは、初めてかもしれない。それもそのはず、完封はプロ入り初のこと。いや~、完封勝利というのは、見ていてこれほどまでに気色ええもんかと、改めて思ったねぇ。何よりも、ササーッと終わるのがいい、さっさと帰れるもん(笑)。

ところで、本日初お目見えのグラシアルだが、この日を見た限りでは、なかなかよろしいねえ。5打数3安打は上々出来やろ。二軍では、本塁打も量産しているようだが、この日のように「つなぎ」の打撃ができれば、打線が切れることなくつながっていくので、デスパイネのような「大砲」ではなく、むしろ「安打量産型」として機能してくれたら、試合も楽しいものになるやろなと思う。

この日は「余計なこと」しなかったコーチ陣(笑)。ほとんど采配や選手起用にあれこれ愚痴を言ったり、批判したりしない小生だが、今季は、かつての「世界の王の不思議采配」並みに「え? そんなことするの?」という場面が増えている。負けが続くと余計にそれが目立ってしまう。勝っていたら「勝てばそれでよし」で済むことなんだが…。ずらっと立って戦況を見守るコーチ陣で、小生が信頼しているのは、森コーチ君と村松コーチ君と水上コーチだけやな…。工藤監督君? 言いたいことは山ほどあるけど、同い年のよしみで「ノーコメント」にしとくわ(笑)。あ、南海のよしみで博史コーチ君も信頼組に入れとくわ(笑)。

最終回、敵軍攻撃は、2死から伏見が三塁線上ギリギリでフェアゾーンでピタッと止まった内野安打、さらに吉田正も右前打で続き、一、二塁。迎えるはこの日、一軍復帰のT-岡田。ちょっとだけイヤな予感。マウンド上の千賀、完封勝利がかかる緊迫の場面だったが、三ゴロに打ち取って、見事、プロ入り初完封勝利!

いや~、9時までに終わったよ(笑)。めでたし、めでたし。

なんなん? このラブラブぶりは(笑)。他の投手が妬くで(笑)。

まあ、今日は勝った。でも、今日は今日。明日は明日の風が吹く。明後日は明後日の風が吹く。明日は、俺、来ないから、明後日は勝ってね(笑)。

明後日も(笑)勝てよ、ホークス!

(平成30年8月17日 大阪夜間)



 


コメントを残す