【香港!HONG KONG!2017 ヌ】夜景

3月3日付「山頂」からの続き。
そしてまだまだ続く、香港里帰り紀行。「このネタで1年持たせろ」って何らかの特殊機関から指令が下れば、1年持たせる自信はある(笑)。が、それでは拙ブログも飽きられてしまうので、あと2回ほどは御辛抱願いまする(笑)。

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魅惑の天星小輪

ビクトリアピークから下山して、「あかん!小便ちびる~!」と大急ぎで駆け込んだのが、中環(Central)の天星碼頭(Star Ferry Pier, Central)。ここから天星小輪(Star Ferry)で九龍側の尖沙咀(Tsim Sha Tsui)へ渡る。

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スターフェリー船上から中環方向を望む。いい具合に空気がクリアになっている。霧の多いシーズンだけに、この好天は逃すことはできない(2月13日 SONY α58, f/3, 1/13 sec, ISO-3200, 18mm 画像補正あり)
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こちらは灣仔方面を望むの図。中央の波形の屋根を持つ建物が、1997年7月1日、香港回帰式典の舞台となった香港會議展覽中心(コンベンションセンター)。今年はその日から20年となる。早いもんよ…(2月13日 SONY α58, f/4, 1/20 sec, ISO-3200, 35mm 画像補正あり)

スターフェリーは、上層、下層の二層式になっており、当然、上の席の方が船賃は高い。と言っても、平日は上の席がHK$2.5、下がHK$2.0だから上に座ったとしても50円もかからない。50円で味わえる世界最高の船旅がスターフェリーなのである(って、どこかの作家が言ってたようなw)。
人によって意見の分かれるところだが、小生は断然、下の方が風景を味わうには適していると思う。バサッ~バサッ~という波の音を聴きながら、ビクトリアハーバーを渡るのは何とも言えない風情がある。外回りの丁稚だったころも、このためにちょっと早めに奉公先を出て、地下鉄で一瞬のクロスハーバーをわざわざフェリーを使って、お客のところへ行っていたくらいだ。そんな人、実際に多い。それほど人を引き付ける魅力があるのだ、スターフェリーには。

尖沙咀から見る絶景

などと、屁理屈こねくり回しているうちに、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の碼頭(Star Ferry Pier, Tsim Sha Tsui)が見えてきた。

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2月13日(iPhone 6S Plusで。画像補正あり)

折しも、世は「元宵節」。碼頭前の尖沙咀鐘樓(正式名称は前九廣鐵路鐘樓)付近では、ランタンフェスティバルの真っ最中。「元宵節」が終わらないことには、旧暦正月モードから脱しきれないのが香港人のサガというもので、このころまでは浮かれ気分の人も少なくない。

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2月13日(SONY α58, f/4, 1/60 sec, ISO-1000, 18mm 画像補正あり)

そして、尖沙咀プロムナードからの夜景撮影に突入。ま、夜景撮影なんて偉そうなことを言っても、一眼レフは宝の持ち腐れ、何をどのように使えばどんな風に写真が撮れるのか、ほとんど分かっておらず、結局はフォトショップのお世話になって「お、こんな感じでええんちゃう?」ってことをやっている。そんなわけで、もし写真がきれいに見えたら、それは小生の腕前ではなく、一眼レフの夜景撮影モードおよびフォトショップが優れているということである(笑)。

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まずはオーソドックスに、灣仔(左)から中環(右)を1枚に収めてみた(2月13日 SONY α58, f/3, 1/25 sec, ISO-6400, 18mm 画像補正あり)
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灣仔のコンベンションセンターを中心にしてちょっと寄せてみた。ネオンサインの光を拾いすぎて、文字が見えない。失敗作。よく見ればどの写真もそうだったww(2月13日 SONY α58, f/4, 1/30 sec, ISO-6400, 30mm 画像補正あり)
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金鐘(Admiralty)から中環にかけて。こちらはごくごくわずかだが、ガスっていた(2月13日 SONY α58, f/4, 1/15 sec, ISO-6400, 25mm 画像補正あり)
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海上にはスターフェリー(2月13日 SONY α58, f/4, 1/30 sec, ISO-6400, 30mm 画像補正、切り抜きあり)

オフィスビルの明かりのほとんどが、まだ点灯したままのこの時間帯、夜景は最高にきらめく。香港での丁稚奉公を始めたころ、ここに来て、このオフィスの明かりを見るのが好きだった。「今日は、あそこのあの明かりのあたりの部屋に営業に行ったな、昨日はあっちのあの明かりのあたりやったっけ」などと思いを巡らせていると、なんか泣けてきたものだ。決して悲しいとか悔しいとか寂しいとかではなく、この町で生きている、この町で奉公しているという感動にも似た涙というか…。うまく説明できないけど。そんなとき、CDウォークマン(時代がバレるねw)で聴く曲は、必ず浜田省吾の『J.BOY』だった。余計に泣けてくるんだな、この歌がこの夜景に妙にマッチしていて…。
まだ香港が英国領だったころのお話…。

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やっぱり中環方向は煙ってるな…(2月13日 SONY α58, f/5, 1/25 sec, ISO-6400, 35mm 画像補正あり)
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2月13日(SONY α58, f/3, 1/40 sec, ISO-6400, 18mm 画像補正あり)

もう一度、コンベンションセンターと背後にそびえる中環廣場を見ながら、ひとまず撤収。これ以上いても、空気はガスってくるだけと判断した。

うっかりしていて、『J.BOY』を聴くのを忘れていた(笑)。iPhoneに入ってるのに。何をポカかましてんねん、俺(笑)。今度来たときは、忘れずにな!

街の賑わいも、これまた「夜景」

さて、おまけである。こんな夜景もアルヨってことで。

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2月13日(SONY α58, f/6, 1/5 sec, ISO-3200, 45mm 画像補正、切り抜きあり)

尖沙咀は彌敦道(Nathan Road)、かの重慶大廈(チョンキンマンション)前である。昨今は、派手派手しいショッピングモール風の外観になってしまったが、内部は相変わらず怪しげである。かつて、ここの1階の奥の方の両替屋のレートがよいということで、事実そうだったんだけど、今じゃ大陸旅団をカモにする最悪レートの店もあって、もはや重慶大廈のレートの良さも神話化しつつあるなと感じた次第である。

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2月11日、旺角(SONY α58, f/4, 1/30 sec, ISO-400, 28mm 画像補正あり)
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2月11日、旺角(SONY α58, f/3, 1/30 sec, ISO-400, 18mm 撮影時補正あり)

夜遅くまで人でひしめいているのが、九龍の旺角(Mong Kok)。写真は夜の10時ごろ。旺角の夜はこれからがいよいよ本番なのである。



 


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