【Go! Go! HAWKS 2014-17】vsバファローズ21回戦~俺と大隣と大阪ドーム伝説継続中!~

Go! Go! HAWKS 2014
ホークスvs バファローズ21回戦

今季戦前の予想では、この時期にまさかバファローズと優勝の行方を占うような大一番を迎えようとは、思ってもみなかった。我が軍は「ぶっちぎり」とまではいかなくとも、順調に勝ち星を重ねて、9月中旬にはほぼ、優勝を間違いないもの(たとえばマジックナンバー5以下)にしているだろうなあ程度には思っていたが…。

バファローズはなかなかしぶとく、そして強く、そう簡単に優勝させてくれない。それどころか、こっちの優勝も果たしてあるのかどうなのか、極めて怪しい雲行きになっている。リーグの盛り上げという点ではいいことだと言うわけでもなく、この2球団で「ぶっちぎり」のレースを展開しているわけで、かかる状況においては、ホークスvsバファローズの直接対決時での他の2カードの「どでもいい感」は、いかんともしがたいものである。もちろん、その他4球団のファンは必死のパッチの応援を続けているわけなんだが。少なくとも、バファローズは、去年まではその「どうでもいい感」の輪にいたわけで…。

IMG_1406早いもんで、今季もこの日を含めて、小生の公式戦観戦は3試合で終わりを迎える…。ついこの前、ここを「いよいよ始まったなぁ~」なんてドームを見上げながら歩いていたのに…。

三連敗しても首位転落はないから決して「首位攻防戦」ではないけど、三連敗したら敵軍が2位であっても「逆マジック」が出ると言うから、まあ、「天下分け目の決戦」ではある。さぞかし、大勢が外野自由席の争奪戦で行列をなすのだろうと思いきや、いつもの「な~んにもない」日のようなのどかな開門待ち行列はちょっと意外。敵軍ファンはそれなりに人数が多かったみたいだけど、観客数が「22,501人」というのがさらに意外。

夜のフジテレビONEにおける『プロ野球ニュース』で解説陣(金村、田尾、片岡)が、「お客さん少ないですな~」「ホークスファン、もっと多いかと思ったけど、空席だらけでしたな」などと驚いていたが、いやいや、ホークスファンはあくまでビジター客ですよ。三塁側やレフトにもバファローズファンがなだれ込むくらい、敵軍のファンが押し寄せるべきでしょ? 優勝するかせんかがかかってるというのに…。薄情なのか、虎と兼任の「にわか」が主体なのか、はたまたそもそもファンの絶対数がめっちゃ少ないのか…。不思議な人たちだな…。せめて上層スタンドの広告幕を外すくらいは来いよ、バファローズファンよ。それとも諦めたんかえ?

IMG_1407最前列確保。26番出入り口の外壁にもたれたり手摺握ったりして身体を支えながら、息切れして倒れないように50歳のかなりボロボロな肉体に鞭打って(たまに座りますがww)応援して来ましたが、さて、来年はどうしますかな…。体力以上に視力がなぁ…。打撃練習でここらへ飛んでくる打球が見えなくって、そりゃもう、怖い怖い(笑)。

さて、今回表題に「俺と大隣と大阪ドーム伝説継続中!」って掲げたが、もうその通りで、小生がここで大隣先発の試合で、我が軍の負けを観たことがほとんど無い(ゼロではないよ)という伝説があって、非常に勝率が高い。かつて和田毅のここでの勝率も高かったが、小生が観戦+先発・大隣となれば、勝つ確率は非常に高いわけで、それは恐らくは9割5分を軽く超えるだろうと。そんな次第で、比較的余裕綽綽で臨んだこの試合、果たして、トナリン、やってくれましたな! 伝説はまだまだ続くよ、どこまでも!ってもんだ!!

第21回戦(H・11勝9敗1分)score勝:大隣(3勝0敗0S)=完封 負:西(12勝9敗0S)
本塁打:李大浩 16号3ラン(5回)
観衆:22,501人

実に完璧なる完封勝利だった。今季の大阪ドーム観戦では、最高の出来の試合だった(投手に関しては)。また、不振のどん底状態だった打撃陣も、その象徴だった4番・李大浩が、まさしく「これが4番打者」という試合を決定づけた3ランを放ち、超苦手投手だった西を粉砕したのが、痛快だった。まあ、伏線としては、その前の打席で見事に画に描いたような、もうそれこそ、この球場で今季何十回も見せられてきた「併殺打」に仕留められたこともあって、同じく前の打席で適時打を打たれている3番・内川を敬遠し、あえて4番打者と勝負をしたオリ側ベンチの思惑もあった。で、そりゃ李大浩も気分がよろしきはずもなく、「このクソったれ!」とガツンと超特大飛球を右中間上層スタンドまで運んだという次第。

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「3番打者敬遠、4番打者の自分で勝負」を挑んだオリ側の思惑を打ち砕くべく、豪快なスイングで打球を僕らの頭を飛び越えて上層スタンドまで運んだ、李大浩豪快なスイング!(西スポ紙面より)
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李大浩の打球の行方を追いながら、「うひゃひゃひゃ~!」状態のホークス首脳陣、左から藤井打撃コーチ、秋山監督、藤本打撃コーチ(西スポ紙面より)

なんでだろうね? レフトスタンド&三塁側スタンドのホークスファンが、歓喜の声と同時に「大爆笑」となったのは(笑)。「ざまあ~みやがれ、西勇輝!近鉄電車で早よ帰れ!」的な爆笑と「ひょ~、李大浩、ゲッツーやなしにホームランやわ~、ゲラゲラ!!」みたいな爆笑とが入り混じったとでも言うか。なんだか愉快な瞬間だったことには間違いないな。ああいう雰囲気、ホント今季は屋根付き大阪球場では皆無だったもんな…。

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マウンドでがっくりの西くん。泣きながらベンチへ引き下がる。(西スポ紙面より) テレビの録画中継で観たが、ベンチで涙をぬぐう西が画面に映らないように、カメラに向かってかちゅき(山崎勝己)、ペーニャ(=二人とも去年まで我が軍選手)、選手会長の坂口でしっかりガードしてたのが印象深い。

先発の大隣は、敵軍打線を手も足も出ない4安打に抑え、約2年ぶりの完封勝利。ほんと、後半での大隣の復帰は大きい。かつて死四球で走者を出すと、別人のように投球が崩れてしまう弱っちいトナリの姿はなく、2回裏の二死満塁のピンチもさらっと切り抜けるメンタルの強さも備えて、この先のCS(クライマックスシリーズ)、日本シリーズに向け、これほど頼もしい存在はない。近大から入団した当時から、気になって気になってしかたなかった投手。難病(黄色靭帯骨化症)と付き合いながらの、ここへきての3勝無敗は頼もしい限り。

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勝利の瞬間、「やった~!」って感じの大隣。初戦を取ったのは大きい。消極的な考えかもわからないが、カードで3連敗さえしなければいいんだから!(某所より)

打線も、湿っぽい日々が続いていたが、この日はなんと言っても4番・李大浩の一振りにつきる。3回表、4番打者の併殺で攻撃を終えてしまった後の喫煙広場では、「な、見てみ。まんまとゲッツーや。打つ前からわかってるねん」「どうすれば、あんなに見事なゲッツーが打てるのか、教えを請いたいもんですな~」「もはや国宝級のゲッツーでんな」などなどの会話。5回表攻撃終了後の喫煙広場では、「あれこそ4番の仕事でんな」「内川歩かされて、燃えたんでしょう」「俺は、なんか爆笑してしもたわwww」という会話。まあ、こんな塩梅ですわ、タバコ吸いに来るファンは(笑)。

ただ、11安打での5点は、相変わらずのつながりの悪さを象徴しているようで、まだまだ不安。5回1死以降は、マエストリ、中山、榊原の前に、わずか2安打に抑え込まれているのが、いただけない。特にマエストリな。明日からもどんどん使ってくるよ、気ぃつけなあかんと思うわ…。

快勝の一方で、大きな不安もなきにしもあらずな、天王山初戦であった。

IMG_1410.jpgblog明日も勝って、マジック点灯と行こかっ!!

(平成26年9月16日 大阪夜間)


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