【こうせつと歌おう!】堺、大阪2連戦!*旧ブログ

11月27日(土)堺市民会館、28日(日)NHK大阪ホールの2連戦、南こうせつコンサートツアー2010「おいちゃんはまた歌う」に参戦。
高校生、大学生の頃、大阪厚生年金、京都会館、和歌山、神戸、姫路とか…の2連戦もあったような記憶がありますが、ここ10数年ではなかっただけに気合十分。小生以外にも連戦した人は多数あったことでしょう。
連戦してよかったですね。
NHKホールだけにしようと思ってましたが(笑)。

「おいちゃんはまた歌う」というタイトルのツアーですが、27日と28日では全く違うツアーのような気がしました。当然、両方来る人を意識しての選曲だったとは思いますが。
でも今ツアーのテーマというか、特徴としての「アコースティック」なライブと言う線は保たれていました。

堺市民会館でのライブは1983年以来27年ぶり。
こうせつ側にはもはや記録は残ってなかったようですが(当時の所属事務所、レコード会社ではないからね)、会場のお客からそういう声があり、また小生も27年前のその場におりましたから(笑)、覚えておりますよ、当然。
83年、当方大学1回生。若いね~、20歳ですよ一浪しましたから(苦笑)。
あの時とバンド編成はすっかり変わり、来てるお客はそのときと変わらなくても年齢層がすごい事になっていて、まあ(笑)。
でも、その中心には変わらずにこうせつがいて、あのころの歌もちょっとだけだけど歌ってくれる。
至福の一時であるのは言うまでもありませんね。

ちょい困ったのは、開演前に堺市長の舞台挨拶があったこと。
ええ~!って感じで、けっこうブーイングも。なんか興ざめ。どうしても挨拶したいんなら、陰マイクでもええんちゃうん?

残念ながら、チケット入手のタイミング悪く、2階席のど真ん中と言う、ある意味「一見さん」「初心者」が集中するエリア。
総立ちで盛り上がる1階席を眼下に、こちらは立つ人はおろか手拍子する人もなく、孤軍奮闘の「こうせつコール」。俺って、ほんと…。

この日。アンコールラストの曲は『おまえが大きくなった時』
昭和53年(1978)のかぐや姫再結成のアルバム「今日(Today)」に収録されているわけだけど、あの当時のこうせつらしい優しくてかつスケールの大きな曲で大好きな1曲。
4年前、つま恋での拓郎・かぐや姫でも聴いたけど、あの大空の下でフルバンドで聴くのと、ホールでアコースティックで聴くのとではまた違うものを感じたな…。
最後に心がほっこりするというか、何と言いましょうか、わかる人にはわかるんだけど、言葉で説明できん。

珍しく出待ちしてみた。
数十人のファンたち。ずいぶん昔から見覚えのある方たちも。でも親交がない(笑)。
こうせつ師、小生を発見。そのまま打ち上げに連行していただきました。ばんざ~い!
実は2007年の香港公演に深く携わっていたので、こうせつ師には体調のことなど色々と気にかけていただいてるんです。ありがたやありがたや。。。。
おかげで、ライブの余韻に浸りながらおいしいお酒とお料理をいただくことができました。
いや、まあねぇ、医療側からは薬の副作用増幅の危険があるんで、お酒は絶対ダメよ、って言われてるんですがね。こんなおいしいお酒なら、どうなっても構いませんよ、マジで。

さて28日はNHK大阪ホール。
フェスティバルホールが建て直し中、厚生年金会館は来春、オリックスが再開させるとかどうとか。で、市内で2000人以上を収容できるコンサートホールはグランキューブ大阪のみ。そのグランキューブも随分先までフルブッキングと言う中で、それなりに格式があり、収容人員も約1500人と手ごろなためか、最近は大阪市内のメーンのホール的扱いなのが、このNHK大阪ホール。
ただし、音響は前日の堺市民会館の方がよかったように感じますが、実際はどうなんかな?

ちょっとチケット売れ行きが良くないんかな?なんて心配してたが、始まってみればぎっしり満員。
たとえば「神田川」とか「妹」とか「夢一夜」とか…。
極端だけどそれだけをお目当てに来てるお客もいるわけで、「はずせない曲目」というのがいくつかあります。
それらは別として、前日の堺とはかなり違うセットリストになっており、2日連戦した甲斐があったと、満足した次第。

この日印象深かったのは
『けれど生きてる』(かぐや姫)、『冬支度』『葡萄の季節』
『葡萄の季節』は高校の周りが一面見渡す限りのブドウ畑やったからね。歌自体は大学生の時に出た歌やし高校生を歌ったものじゃないけど、ブドウと聞くと条件反射として、高校のこと思い出すから…。
思えば、そんな高校生、大学生の頃すでにこうせつのライブに通っていたという、この歴史。

そう、この日出来立ての歌として披露された「生きてきて」(仮題)。
「この10年くらいで喜多條さんが作った詞で一番出来がいいな」
と言ってたが、レコーディングされるのかどうかは知らない。
詞を聴いていて、喜多條忠もまたいい感じで老成してるんだなと感じた。
きっと団塊世代は胸に迫る想いの詞なんだろうけど、僕ら世代にはまだちょっと早いかな…。でも込められているメッセージはよくわかる。
久しぶりに喜多條さんにも会いたいなぁ。言いたいことが、聞いてほしい事がいっぱいある…。

前日の堺、この日のNHKホール。どちらも昔の深夜ラジオのような面白トークもあれば、身にしみる言葉の投げかけも多々あった。
両会場とも1500人の観客がいて、きっとその3000人が「自分に言ってくれている」と思うような言葉。
色んな立場の人が3000人いる。3000通りの人生、生活、境遇…。
こうせつの言葉の一つ一つを自分の身の上に照らし合わせて、「こうせつ、ありがとう」と思う。そして「来てよかった」と思う。
もちろん、いいかげん「しゃ~らら~」(『酔いどれかぐや姫』のコーラス)はやめてくれないか、などなど、批判したい点もない事はないが、俺っちも大人になったのか?「それを聴きたい人もいるんなら、しゃ~らら~もアリだな」なんて許容してるww。大人だね、俺。

何と言っても、中学生、高校生、大学生、社会人、そして病人wwとなってもずっとこうせつが歌い続けてくれていること、ずっとこうせつのライブに自分がいること、これほど幸せなことはないなと、ライブの度に思う。
さ、こうして今年もこうせつと歌える日々が一応、幕を下ろしました。
来年は1月8日からまたツアーが始まります。小生はその初日1月8日の京都会館へ行くつもりです。
こうせつファンの皆さん、また来年も楽しいライブでお会いしましょう!!


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