【上方芸能な日々 落語】第459回田辺寄席*旧ブログ

1週間遅れのネタでごめんね。
ただいま帰国中。とても忙しいの。。。


地域に笑いを広げて34年目となった、我が地元・田辺の誇り「田辺寄席」。
ここ数年の帰阪はでけるだけ、田辺寄席に時期をあわせておりますよ~。
公私共に煩わしい事が色々ございますが、地元・田辺へ帰ると「すべてを許せる」ような気持ちになれるし、田辺寄席へ行くと、お笑い好きの自分の原点が、角座や花月と同じようにここにあるなぁ~って気分になります。

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「第459回田辺寄席」5月17日(昼席)
今席も満杯のお客さん。
旧式空調機の冷風の直撃が寒い限りだけど、高座は熱いよ~。

<ネタ帳>
田辺寄席の顔・桂文太師匠(文枝門下)が落語のあれこれを紹介してくれる「開口0番」に続き、
1.『いらち俥』 桂佐ん吉(吉朝門下)
半年振りに佐ん吉くんの『いらち~』を聴きました。韋駄天がウリの破天荒な車夫と乗客のやり取りをテンポよく。若いからできるネタかな。彼との遭遇率が高くなっています。期待されているんでしょう、きっと。

2.『あくびの稽古』 桂あさ吉(吉朝門下)
吉朝門下筆頭弟子。男前です、しゅっとしてます、英語落語もOKです。題目とは裏腹に、あくびの出る話ではありませんでした。創作も交え、お江戸の『あくび指南』を自分なりにまとめたとのこと。うううん、欲を言えば、もう一押しほしい。
3.『百人坊主』 桂文太(文枝門下)
落語って、奇想天外な展開が多いけど、旅から帰ったら長屋のヨメはん連中が全員尼さんになってるなんて、まさに上方落語協会季刊誌『んなあほな』みたいなね。話に出てくる山上参り=大峰登山は中2の林間学校でした。もちろん女人禁制ですから、女子は別の山に登りました。今もそうなんでしょうか??
~中入り~
4.『親子茶屋』 桂米左(米朝門下)
ご存知、三代目春団治師匠の十八番を、「とても身近なとある親子」を思い浮かべながら演じる…。とはいえ、三代目のカタチを崩さず、ほぼ原型で。ところで、その身近な親子のおとっつぁんは、2年ぶり(?)の骨折で目下療養中。病室ではすこぶるお元気だとか。
5.『夏の医者』 桂小米(米朝門下)
久々に拝聴しました小米師匠。このネタ、すごく民話調なんです。地方のかやぶき屋根の家を見学したときに、おばあさんが語ってくれるような、そんな感じかな。で、小米さんの語りが異常なまでに心地よく、ついつい、うとうとしてしまいました、すんません。
でもまあ、それほどまでに丁寧に語って聞かせてくれはった、ということです。

世話人さんがたには、毎回、ご苦労様です。
発行回数も445号を重ねる田辺寄席ニュース『寄合酒』も、高座・客席の設営もすべて手作り。毎回、実家まで届けていただき、ありがたいことです。
「田辺寄席」、『寄合酒』が契機となって、小生の出身小学校の校歌に歌われし地元の幻の野菜「田辺大根」が復活し、昨今の「なにわ野菜」のブームの火付け役となったのも、地元民としてはうれしい限りです。

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COMMENT:
AUTHOR: ゆうぞう
DATE: 05/26/2008 02:45:54
本来なら、ワタクシの拙ブログで取り扱わなくてはならない
「演目」なんでしょうが、さすがleslie兄さんですね。
帰国中だったんなら、香港オフはさすがにダメでしたね。
でも、ヤフオクで見たら、例のチケット
32000円の暴利で売り買いされてましたわ。
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 05/26/2008 22:32:27
To ゆうぞうさん
>本来なら、ワタクシの拙ブログで取り扱わなくてはならない
>「演目」なんでしょうが、さすがleslie兄さんですね。
いえいえ、どうか「駒川&針中野ネタ」でそちらはよろしく。
逆に「田辺ネタ」はこちらでたまにやりますから。
>でも、ヤフオクで見たら、例のチケット
>32000円の暴利で売り買いされてましたわ。
え?それでも32,000円ですか?
報道によれば1万人以上入って「爆満=Full」だったようで。
日本、大陸、タイ、フィリピンなどからファンが駆けつけ、興奮と涙の渦だったと…。


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