【返還10周年】思い出話(26) *旧ブログ

【1997年4月21日】
◇周伯栄副司令官率いる人民解放軍先遣部隊40人が香港に到着。金鐘(Admiralty)の駐港英軍総司令部添馬艦基地と英海軍昂船洲(ストーンカッター島)基地に駐留。返還時の本格進駐に向けた準備開始
◇初代行政長官に就任する董建華(C.H.トン)氏が「公安条例」「結社条例」の修正に関する「諮問文書」について「必要なら改正も可能」と柔軟な態度示す
◇粤劇(広東オペラ)俳優の新馬仔/祥哥こと新馬師曽が死去。享年81

返還を思い出すとき、香港人の多くは祥哥の死を同時に思い出すはずです。人気者だったこともありますが、それ以上に96年秋から繰り広げられた「骨肉の争い」は、香港中を沸きかえらせました。
思えば、96年晩夏から初秋にかけての尖閣諸島を巡る反日騒動は、「鄧家爭產事件」により終息したと言ってもいいかも。まさに返還前最大の「どがちゃが」でした。次のエントリーでこの事件のあらましを振り返ってみましょう。


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