大晦日に銅鑼湾(Causeway Bay)で発見された小鳥の死骸からH5型インフルエンザウイルスが検出されました。
写真=死体発見現場を消毒する魚農署職員(蘋果日報)
これを受けて、在香港日本国総領事館から在住邦人にお知らせが届いておりますので、下記にコピーしておきます。
2007年1月5日
在留邦人の皆様へ
在香港日本総領事館
領 事 部
皆様も既に御承知かもしれませんが、香港政府は、昨日4日、昨年12月31日に香港島の繁華街コーズウェイベイで回収したシマキンパラ(班文鳥)6羽の死骸のうち1羽から、鳥インフルエンザH5型ウィルスが検出されたと公表しました。ただ、H5型ウィルスが検出されたとの右香港政府の発表が、鳥インフルエンザの大流行に結びつく深刻な状況に入ったことを意味するものではありません。寧ろ、H5型ウィルスが検出された、本格的な冬が到来する時期でもあるから、皆様、予防を怠らないで下さい、と言う意味で公表したと言う点に真意があるようです。
香港政府は、予防策として香港公園、香港動植物公園、九龍公園を一時閉鎖するとともに、家禽農家、ペットショップ等に対しては衛生管理の徹底、医師に対しては、人への感染例が疑われる場合の報告を指示しました。更に、輸入家禽の検査強化、家禽の違法飼育の取締り強化も発表しました。
つきましては、香港政府も市民に注意喚起していますが、次の様な予防策を講じていただくようお勧めいたします。
1.手洗い(石けんを使う)、うがいなど通常の感染予防対策を励行する。
2.鶏舎やアヒルなどの鳥を放し飼いにしている場所に近づかない。
3.生きた鳥、死骸への接触、生きた鳥を扱う市場などに不用意・無警戒に近寄らない。
*発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などインフルエンザと同様の症状が現れた場合は早めに医療機関において受診する。
なお、関連情報は、次のホームページに掲載されておりますので、ご覧下さい。
香港衛生防護センター http://chp.gov.hk
深刻な事態ではないようですが、97年、香港中の家禽類をすべて殺して事態を収拾させたのを思い出します。また、03年のSARSでの後手の対応も忘れられません。自然に囲まれている香港ですが、それだけに野生の動物との距離も近く、また、この手の意識が希薄な本土側から輸入されるこ家禽類・家畜が多く、油断は禁物です。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。