【毒書の時間】『放浪・雪の夜 織田作之助傑作集』 織田作之助
<これまで多くの俳優が『夫婦善哉』で柳吉と蝶子を演じてきたが、森繁久彌、淡島千景のコンビに勝るものはないと思う。また舞台では、石浜恒夫が脚色した文楽も、格別の味わいがある> 何度読んでも飽きない作品というのは小生の場合、…
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続きを読む →<奈良・東大寺の毘盧遮那仏(大仏さん)と言えば、聖武天皇。教科書では知りえない聖武天皇の懊悩の産物なのか… (photo AC)> 「螺旋プロジェクト」8作目。締めの1冊となった。最初に伊坂幸太郎の『シーソーモンスター』…
続きを読む →今年の大阪アジアン映画祭も最終日となった。年々、観る本数は減っていくが、まあ、平日は仕事もしているわけだから、そんなにたくさん観れるわけでもない。そこで、例年ならこの週末に「一気見」するわけだが、今年は最終日に3本で終わ…
続きを読む →(photoAC) 石井光太。この人のノンフィクションが好きで、よく読んでいる。淡々とした、それでいてどこかで人に寄り添う優しさを感じる語り口(書きぶり)がいい。ただ、優しい現場はほとんどなく、厳しい現場を丁寧にリポート…
続きを読む →大阪アジアン映画祭も最終盤の週末となった。例年なら、この土日は「腰が痛い!」など文句言いながらも、7~8本は観るんだが、今年は4本にとどまる。特にこの土曜日は1本だけとは寂しい限り。この日も台湾映画を観る。『盜月者』がチ…
続きを読む →大阪アジアン映画祭、今宵は久々の「TAIWAN NIGHT」。いつ以来かなぁ。別に何か趣向があるわけでなく、せいぜい台北駐大阪経済文化弁事処の処長さんが挨拶するくらいなんだが、それでも旬な人から重鎮までが揃うってな年もあ…
続きを読む →大阪アジアン映画祭も中盤戦に。小生的にも、この日から長編が最終日まで続く。まずは、香港映画から。なんと、香港での劇場公開日を明日に控えているにもかかわらず、監督、プロデューサー、出演俳優が上映終了後に登場するというから、…
続きを読む →大阪アジアン映画祭も3日目。土曜と日曜に一気見したいところだが、どうも巡り合わせが悪く、「これ観たい!」と心が傾くような長編がない。この映画祭は、基本的に香港ものや台湾ものは、中盤以降に集中する傾向があるように思う。せっ…
続きを読む →製作から43年の歳月を経て、ようやく日本で初めての劇場公開となった『一九零五的冬天(邦:1905年の冬)』。1981年にアメリカから帰国した楊德昌(エドワード・ヤン)が映画界入りして初めての仕事ということで、記念すべき作…
続きを読む →「第19回大阪アジアン映画祭」が例年よりちょっと早めの3月1日に開幕した。 いやいや、参った。チケット販売開始日のその時間、サイトに全くつながらないのはいつものことなのだが、一番狙っていた3月5日の「スペシャル・オープニ…
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