【毒書の時間】『女の熱帯』 黒岩重吾
続けて黒岩重吾です。例の、「昔読んだ黒岩本を押し入れの奥底や、倉庫のガラクタ山積みの中から引っ張り出す」作業で、出てきた一冊。古い本ですわ、ホンマに。この作業で気付いたんだが、角川文庫がやけに「昭和54年●●版」が多い。…
続きを読む →続けて黒岩重吾です。例の、「昔読んだ黒岩本を押し入れの奥底や、倉庫のガラクタ山積みの中から引っ張り出す」作業で、出てきた一冊。古い本ですわ、ホンマに。この作業で気付いたんだが、角川文庫がやけに「昭和54年●●版」が多い。…
続きを読む →<広東語独特の響きの会話に小生が最初に出会った映画がこちら『半斤八兩(邦:Mr.Boo!ミスター・ブー)』。李小龍(ブルース・リー)の作品群には無かった広東語での会話の応酬、その響きに、すっかり魅了されたわけだが、これが…
続きを読む →<「香港」と聞けば、高層ビルがひしめく光景しか目に浮かばない人も少なくないと思うが、実は自然と隣り合わせの都市でもある。中心街から船で30分も行けば、抜けるような青空に出会えるのだ (2002年10月14日 南丫島/La…
続きを読む →<大体こんな感じの住宅地ちゃうかな? 想像の範囲やけど…。念のため、画像と本文及び紹介した作品は関係ありません (photo AC)> 時々読みたくなる津村記久子。調子が合うと言うか、リズム感が小生と似ていると言うか…。…
続きを読む →<NHKで「まんまこと~麻之助裁定帳~」としてドラマ化された時の主要メンバー3人。野球シーズンと重なったため、毎週ってわけじゃないけど、雨などで試合のないときには必ず観ていたもんだ。地上波テレビよ、もっと時代劇を!> 人…
続きを読む →昨今流行の「華文ミステリ」というやつである。今春公開された映画『ゴールド・ボーイ』の原作となった『悪童たち(上・下)』を3年前に読んだが、これが想像以上に面白く「またこの作家の作品を読みたい」と思っていたところ、やっと翻…
続きを読む →<これまで多くの俳優が『夫婦善哉』で柳吉と蝶子を演じてきたが、森繁久彌、淡島千景のコンビに勝るものはないと思う。また舞台では、石浜恒夫が脚色した文楽も、格別の味わいがある> 何度読んでも飽きない作品というのは小生の場合、…
続きを読む →(photoAC) 石井光太。この人のノンフィクションが好きで、よく読んでいる。淡々とした、それでいてどこかで人に寄り添う優しさを感じる語り口(書きぶり)がいい。ただ、優しい現場はほとんどなく、厳しい現場を丁寧にリポート…
続きを読む →「何かと堅苦しい世の中やねぇ」と言ってしまうとダメなのかもしれないけど、一つの戦前の小説をこの時代に世に送り出すのに、随分と苦労するもんやな、というのを感じる一冊だった、今回読んだ久生十蘭の中長編集『肌色の月 探偵くらぶ…
続きを読む →「螺旋プロジェクト」も、ようやく7冊目。計画では昨年中には全8作を余裕で読み終えているはずだったが。まあ、そうはいきません。読書とは浮気性なもの。次から次と「あれ読みたい、これ読みたい、いやいや、こっちも面白そう」って具…
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