【毒書の時間】『宇治拾遺物語』 町田康 (訳)
<宇治と言えば、平等院鳳凰堂。そして『宇治拾遺物語』ということになる。「宇治」と付くからには宇治のハナシを集めたのかと言うと、そんな狭いエリアのネタだけではないってのが、これの面白いところ (photo AC)> これま…
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続きを読む →<京セラドームからの帰り道、夕陽がきれいだったのでパチッと収めた一枚。岩松橋から環状線岩崎運河橋梁を望む。柴崎友香が言うところの「なすびのへた」の部分。彼女にとっては日常の光景。岩崎運河橋梁については「元鉄オタ」として色…
続きを読む →<大体こんな感じの住宅地ちゃうかな? 想像の範囲やけど…。念のため、画像と本文及び紹介した作品は関係ありません (photo AC)> 時々読みたくなる津村記久子。調子が合うと言うか、リズム感が小生と似ていると言うか…。…
続きを読む →<NHKで「まんまこと~麻之助裁定帳~」としてドラマ化された時の主要メンバー3人。野球シーズンと重なったため、毎週ってわけじゃないけど、雨などで試合のないときには必ず観ていたもんだ。地上波テレビよ、もっと時代劇を!> 人…
続きを読む →昨今流行の「華文ミステリ」というやつである。今春公開された映画『ゴールド・ボーイ』の原作となった『悪童たち(上・下)』を3年前に読んだが、これが想像以上に面白く「またこの作家の作品を読みたい」と思っていたところ、やっと翻…
続きを読む →<これまで多くの俳優が『夫婦善哉』で柳吉と蝶子を演じてきたが、森繁久彌、淡島千景のコンビに勝るものはないと思う。また舞台では、石浜恒夫が脚色した文楽も、格別の味わいがある> 何度読んでも飽きない作品というのは小生の場合、…
続きを読む →<奈良・東大寺の毘盧遮那仏(大仏さん)と言えば、聖武天皇。教科書では知りえない聖武天皇の懊悩の産物なのか… (photo AC)> 「螺旋プロジェクト」8作目。締めの1冊となった。最初に伊坂幸太郎の『シーソーモンスター』…
続きを読む →(photoAC) 石井光太。この人のノンフィクションが好きで、よく読んでいる。淡々とした、それでいてどこかで人に寄り添う優しさを感じる語り口(書きぶり)がいい。ただ、優しい現場はほとんどなく、厳しい現場を丁寧にリポート…
続きを読む →「何かと堅苦しい世の中やねぇ」と言ってしまうとダメなのかもしれないけど、一つの戦前の小説をこの時代に世に送り出すのに、随分と苦労するもんやな、というのを感じる一冊だった、今回読んだ久生十蘭の中長編集『肌色の月 探偵くらぶ…
続きを読む →「螺旋プロジェクト」も、ようやく7冊目。計画では昨年中には全8作を余裕で読み終えているはずだったが。まあ、そうはいきません。読書とは浮気性なもの。次から次と「あれ読みたい、これ読みたい、いやいや、こっちも面白そう」って具…
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