【香港!HONG KONG! Feb.2023】香港仔

<香港仔漁港に停泊する漁船。決して、怪しい密航船ではありませんww 2023年2月5日、香港仔海濱公園>


里帰り行程としては3日目、香港滞在としては2日目、滞在は実質最終日となる。まだまだ居たいのだけれど、仕事もこれ以上休むわけにはいかず、悲しいけどひとまず、また日本へ出稼ぎに戻る(笑)。

そんなわけで、件の「女中部屋」とも今日でおさらば。ほんと、忌まわしいたらありゃしない。最後に窓からの光景でも撮っておこうと、カーテンを開ける。

おお、ちょっとびっくり。前回もこのホテルに宿泊したんだが、その時に撮った写真で絶賛工事中だった場所に、新しいビルが建っている。COVID-19で経済活動が停滞してる中でも、こうして新しいビルが建ち、変化を続ける香港。まあ、そういうのが好きで、ここに長い間住んでいたわけだけど…。

こちらは3年前、2020年2月の同じ場所。角度が違うのは、「ちゃんとした部屋」と「女中部屋」の違い(笑)

この日も、朝飯は「A餐(え~ちゃん)」を食す。前日とは違う店、叉焼など焼き物で名を馳せる「強記」。以前も記したが、職場が近かったので、朝から晩まで三食をここで済ませることも多々。前回は、「新型肺炎感染拡大により、御贔屓皆々様と従業員の健康と安全のため15日間休業仕る」と貼り紙が出ていて、「もしこのまま閉店とかなったらどうしよう…」と心配したものだが、名店はちょっとやそっとのことでは、へこたれない。また「強記」に来られて感激である。

HK$38はおよそ600円! 円安なんで仕方ないけど…。換算せずに香港ドルだけの視点で見ても、これは高いわな。けど、今やモーニングセットはこのくらいが相場と言う。昔の話をしても仕方ないが、90年代初期なんぞは、同じく「強記」でこの半額くらいだった。冷たい飲み物は氷が入るのでHK$2増しとか、わりとせこいことしてたけど(笑)。そう言えば、あの頃は、滅多に来ない冷房バスも運賃割り増しだったなぁ(笑)。

朝飯食って、ひとまず10,000円を両替。ホテル近くの昔からやってる両替屋だが、ここはいつも良心的である。HK$600。空港がHK$538だったことを思うと、いかに良心的がわかるだろう。近隣の「マチナカ両替屋」と比べても、非常に良いレートである。次回から、ここ一択やな。次回もやってるかどうかは知らんけど(笑)。

両替屋の前の交差点。前方に「強記」の赤い看板。この看板とセブンイレブンの看板は、多分、撤去されないだろう。上の黄色い看板(卓球用具店)は、いずれ撤去されるんじゃないだろうか?

女中部屋をチェックアウトし、午前中はバスで香港島の南へ向かう。本当の意味での「里帰り」である。

長年住み慣れた香港仔(Aberdeen)の田灣(Tin Wan)に帰ってきた。ほんと、「帰ってきた!」という気分になる。町のすべてが愛おしい。

町と言うか村と言うか。一応、大手のスーパーもあるし、コンビニ(香港の場合、日本のような至れり尽くせりではない)、マクド、何でも屋(酒、たばこ、飲み物、スナック菓子、運動靴、雪駄、傘…)、洗濯屋、茶餐廳、叉焼屋、ホテル…と、一通りのものがあるし、香港島北側の繁華街やビジネス街へのバスも四通八達と、ここの生活で不便を感じたことはない。当時は家賃も香港仔の中心地に比べれば、2割ほど安かったが、いずれ鉄道が通ることを想定してか、昨今はそれほど格安感はなくなっている。どう変わっていくのか楽しみでもあり、寂しくもあり…。

田灣は海に面する村。以前はごくわずかながら水上生活者もいたが、今はもう居ないようだ。その代わりに、色んなタイプの船が混然と停泊している。漁船はもちろんのこと、漁港内を行き来するための自転車代わりのような小舟から、クルーズ船まで様々。海の上も、色々と変化していくんやなぁ~と、しばし眺めていた…。

ここに住み始めた90年代は、この通りがメーンストリートだったが、山側に巨大な公営団地ができてから、徐々に団地へ向かう通りに店舗がシフトしていった。小生は、最初はこの通りに面したアパートメントに住んでいた。新築だったが、安かった。20階に住んでいたが、海が30センチほど見えていたが、海側にさらに高層のアパートメントが建ち、やがて海は5センチほどしか見えなくなった。その後、そのアパートメントに住むことになるとはねぇ(笑)。

確かシャッターの巻き上げの部分は、「華國華昌」という屋号とメニューが書かれた赤い覆いになっていたはずだが、どないしたんやろ??

なじみの叉焼屋も健在。が、近くに新しい叉焼屋ができていて、そっちも繁盛していた。がんばれ!フェラーリ乗ってる若旦那! てか、叉焼屋って儲かるのね…。フェラーリ買えるんや…。ま、香港人のこと、株やらなんらと投資で儲けてたりするからね。若旦那って言っても、20年ほど前は若だったけど、今はもうええ年になってるやろ(笑)。ちなみに、若旦那の嫁はんは小生好み(笑)。愛想ええし、しゃきしゃきとしてるのが好印象。その嫁はんが切り盛りしていた茶餐廳は、よく利用していたんだが、前回帰ってきた時も今回も店は閉まったまま。店仕舞したんだろうけど、後に入る店も無いようで空き家となっていた…。

名残惜しいが田灣に別れを告げ、南區最大の街、香港仔(Aberdeen)へ。今回は変わり映えのしない街をウロウロせずに、香港仔海濱公園(Aberdeen Promenade)でのんびりと海を眺めることに。

拙ブログの香港仔ネタに必ず登場する、ごくごく一部の日本人が「ガンダムビル」と呼ぶ三棟は、当たり前だが健在。その正体は、香港仔の対岸の島、鴨脷洲(Ap Lei Chau)に建つ公営の団地なんだが(笑)。姿を現したときは斬新に感じたものだが、もうかれこれ25年前のことになるなぁ…。

海洋公園(Ocean Park)が運航しているらしき「探索港島南(Island South Dicovery)」なる観光船が航行していた。どんな経路をどれくらいの料金で行くのか、ちょっと興味のあるところ。海洋公園も鉄道開通で随分と様変わりしたらしいが、近所に住んでいたにもかかわらず、実はもう30年近く行っていない(笑)。これからも行くことは、多分ないやろね(笑)。

漁港らしく、香港仔の漁船の漁の方法を紹介したプレートも設置されている。香港は案外と親切な土地で、至る所にこういう説明板や案内板があって、色々と教えてくれる。2000年代に入って、急に増えたような気がする。多くは中文と英文だが、日本人観光客が多い場所や好みそうな場所では、日本語も記載されていることがある。そういうリサーチも行き届いている。

以前は、わずかに残る水上生活者の家船も見ることができたが、最近はそれに代わって多くのクルーズ船が停泊している。こんなご時世でも、カネ持ってる人持ってるもんやよな…(笑)。薄曇りだったが、旧正月時期としては気温は高く、一昨日からの睡眠不足もあって、ベンチに座って海を眺めていたら、眠りに入ってしまう…。「あかん、あかん!お友達さんに午後の行動の相談せなあかん!」とLINE。ここはWi-Fiはないのでローミングということになるが「一瞬LINEするくらい、どってことないでしょ」と油断すると、翌月の電話代に腰抜かすことになる。そういう経験しているのに、LINEだ、インスタだとやりたい放題(笑)。知らんで、来月…。

香港も当然だが今年は兎年なんだけど、まったく可愛げのないウサギさんたちに見送られ、「また3年後に!」と我が故郷、香港仔そして田灣を後にして、ひとまず銅鑼灣(Causeway Bay)に戻ることにした。ほんと、後ろ髪を引かれる思いである…。泣きたくなる…。我愛香港仔!再見!

次の稿では、内容盛りだくさんだったこの日の午後の行動をたっぷりと。「え?まだ続くんかえ?」とおっしゃらず、まあ、お付き合いくださいませ(笑)。


←表紙がかの「モンスターマンション」、ということで興味深い一冊!

路地裏somewhere in HK』kitsunetsuki.jp (著, 写真) 

2019年7月に訪れた3泊5日の香港旅。いく先々で撮影した写真をまとめた一冊。ガイドブックには絶対に載らない建物の間の先にある薄汚れた路地裏からビクトリアピークの夜景まで著者独自の切り取り方で香港を旅した旅行記。あなたの知らない香港がこの中にあるかもしれない。


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