【Go! Go! HAWKS 2018-5】vsバファローズ12回戦

Go! Go! HAWKS 2018
ホークスvs バファローズ12回戦

3位なのか4位なのか、はたまた5位なのか…。
そんなあたりの順位を我が軍とバファローズ、マリーンズの3球団が入れ代わり立ち代わり、上がったり下がったりする日々である。

Bクラスに抵抗のある最近ファンになった世代には、許しがたい状況なのであろうが、我々世代には「懐かしい」エリア である。というか、こんだけ無様な負け試合が続きながらも、まだ「貯金」があるというのは、贅沢なハナシである。「優勝」とか「クライマックス」とかいう呪縛から解き放たれ、のんびり野球観戦したい、チームに毎年のように期待するのはそれだけである。結果として、優勝という最終順位がついてきてくれれば、これは儲けもん、という姿勢である、小生なんかはな。「一生懸命やっている監督、コーチ、選手に失礼ですよ!」とたしなめる人もいるのだが、「一生懸命やっててこの成績なんか?」と、逆にお聞きしたい ものだ。

本日のお座席からの眺め

さて今日のお相手は、「3位なのか4位なのか、はたまた5位なのか」という界隈でワーワーとやり合っているバファローズである。ワーワーついでに言うと、まだあのホームランのことにこだわっておられる。いつまででも言うとけ! と申し伝えておきたい。

そんな粘着質な敵軍の先発は、西勇輝。まあ、我が軍は苦手にしてるわな。小久保主将の引退試合でのノーヒットノーランを始めとして、あんまりいい思い出はないな…。一方我が軍先発はバファローズが大好物なバンデンハーク。お互いが苦手な投手を相手に、これは白熱した投手戦(実際には貧打w)が期待される。ってことは、しゅっと終わってしゃって帰れるという理想の展開になりそうな予感。楽しみだね~!

第12回戦(H・5勝7敗)
勝:バンデンハーク(6勝6敗0S) 敗:西(5勝7敗0S)
本塁打:<H>柳田 20号(西)、西田 3号(西)
観衆:31,465人

前日までの豪雨がウソのように晴れ上がった大阪。開門待ちのわずかな時間のうちに、熱中症で倒れるんちゃうかー、みたいな猛烈な日差しに早くもヘロヘロである。ホンマ、こういう日は「しゅっと終わってしゃって帰らせて」もらいたいもんである。「なんでもエエから早よ終われ!」って、応援団にコールをリードしてほしいくらいだ(笑)。

ところで、収容人員36,146人の屋根付き大阪球場(通称・大阪ドーム)で、観衆31,000で「御来場のみなさん、本日は満員御礼です!」ってアナウンスされても、「は? おたく何言うてはりますの?」ってところだ。そう言えば、6月24日の試合でも29,000人で「満員御礼です!」とか言ってた。まあ、「札止めです!」と言うたわけでもないから許すけどな(笑)。

1回表、中村晃が本塁突入憤死で、「西相手にこういうのはアカンがな、大事に行かな!」と、この日の苦戦を覚悟したのだが、潮目の変わり時は意外に早く、3回表にやってきた。

この日、一軍昇格の牧原が今季初安打でまず無死一塁。先発マスクの市川が送って、先頭の上林が左前打で1死一、三塁と好機到来。この日は二番の中村晃が軽々と中堅への犠飛で先制。そうそう、こういう攻撃でいいんでげすよ。こういうので。

そして迎える我らが柳田。カウント1-0から打ったのだが、小生、一瞬、何が起きたのか状況分からず。球場もこの瞬間静まり返ったような、空気が止まったような感じに。「え?ホームランやったん?」と我に返ったときには、すでに柳田は二塁ベースを回っていた。すさまじい打球だった。帰宅後、録画で確認したのだが、実況席も打球の行方を見失ったほどで、右翼のロメロも一歩も動かず、なんとまあ、右翼上層スタンドの一番奥にまで飛んでいたのだ…。たとえば、門田が「屋根なし大阪球場」で右翼席の後方の「速報版」にぶち当てるってのは、経験あるけど、「屋根付き」は広いよ、スタンドもめっちゃ高い位置にあるよ。いやもう驚異的な距離やで、ホンマ。

福良監督、こういうのをリクエストせなあかんやん。「打球が見えへんかったから、この試合、柳田の打席からやり直ししてくれ!」って、ゴネなあかんやん(笑)。それでこそ「鬼の福良」っていうもんやで(笑)。

西君、これにて撃沈確定。逆に我々は勝利確信。

5回には、市川が右中間二塁打で1点追加。さらに6回には、今季は「たまにヒットを打つ」ことに専念している模様のマッチ君を一塁に置いて、ゴールデンイーグルスから移籍してきた関大一高出身西田が、なんと3試合連続アーチをかけて5点目。関大一高ということで、ゴールデンイーグルス時代から期待している西田。レギュラー争い激戦の二塁だが、頑張ってもらいたい、と関大出身の小生は願っている。

もうこうなれば、バンデンハークもスイスイと投げられる。7回を投げて被安打はたったの2。8奪三振の「今季最高ちゃうん?」な投球内容で、マウンドを二保、寺原に託すのであった。

終わってみれば15安打8得点、試合時間も3時間を切るという、ホークスファンにとっては、申し分ない展開。「しゅっと終わってしゃって帰れる」を叶えてくれたことに感謝感激でござりまする。しっかし、柳田のホームランはえげつないホームランやったなぁ。

4日後のNHKの夕方のニュースでよく映っていた彼(笑)

勝ったで!

こういう爽快な勝ち方で、ちょいとばかりは潮目が変わるかと思いきや、パ・リーグはそんな甘っちょろいところではない。ということを、翌日からの「鷹の祭典 in 東京ドーム」二連戦で思い知らされることになろうとは、まだこの時点では誰も知るよしもない…。

いやはや、まったく…。

(平成30年7月8日 屋根付き大阪球場)



 


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