【Go! Go! HAWKS 2017-8】vs ファイターズ21回戦~鷹の祭典 in OSAKA

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Go! Go! HAWKS 2017 鷹の祭典2017 IN OSAKA
ホークスvs ファイターズ21回戦

恒例の「鷹の祭典 in OSAKA 」である。年に一回だけだが、ホークス誕生の地、大阪での主催試合とあって、なんやかんや言うて、もう50年近くこのチームを愛し続ける小生は、やっぱりこの日も居ても立ってもおられず、さっさと屋根付き大阪球場(通称、京セラドーム大阪)へ馳せ参じた次第である。

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どなたさんもこの前で写真撮るから、なかなか人がいない状態で撮影できないのであった(笑)
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本日のお座席からの眺め

というワケで、今年もまた籤運のやけに強いお方にチケットを取っていただき、なななんと!ネット裏中央の前から4列目でゆったりと、野球見物を楽しむことができたのである。「なんで外野に来ないんですか!?」と、毎度のように外野民から言われるが、年に一度だけの大阪での主催試合くらいは、ゆったりとした席で、目の前で野村や広瀬や桜井や江本や佐藤道らが活躍している姿を思い出しながら「観戦」させてくれ、っちゅうことですわいな、ねぇ~。

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ほらほら、みんな出て来たよ~!

この日の始球式は、過日、吉本新喜劇初の女性座長に就いた酒井藍。その前に、未知やすえ、宇都宮まきと3人でやりとり。舌鋒冴えわたるやすえちゃん、上林、今宮、柳田をいじくり倒して、最後は「怖かったぁ」で締めるお馴染みのギャグで3万5千を超える観客を大爆笑させる。大型ビジョンで見るやすえちゃん、随分ダイエットしたけど、逆にえらい皺増えた…。ちなみに、小生、同い年(笑)。人のこと言うてられへんわな。

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「私、デスパイネちゃいますねん、人間ですねん!」の限定ギャグは大ウケだった(笑)

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こうした試合前の歌舞音曲が、福岡ドームとまったく同じ進行で行われるのも、気分ええわな、大阪でやるだけに値打ちあるわな、ホンマに。

そして酒井藍の始球式。山なりの球をかなり外角にはずして、なんとかホーム近辺に着地させる。キャッチャーミットに収まることはなかったが、良く投げたと思う。後は、我が軍先発投手の松本くんがピシャッとハム打線を封じるからご安心を…。と思ったのはこの瞬間だけで、敵軍先頭打者の西川の安打によって、その夢は打ち砕かれてしまうのであった。

21回戦(H・15勝6敗)勝:白村(1勝2敗0S) 敗:松本裕(2勝4敗0S) 本塁打:大谷4号 中田14号
観衆:35,961人

ま、試合は完敗や。このカード三連勝を期して大阪に里帰りした我が軍だったが、まあねえ、カード勝ち越しで上々としておこう。

松本はいい投手ではあるが、同時期に一軍ローテに加わった石川と比べると、どうも球に「重み」がないように見える。この日もネット裏席に、キャッチャーミットの捕球音が聞こえてきたが、球速の割に捕球音が響かないのだ。これじゃ、メッタ打ちの刑も致し方なしか。え?リズムに乗れなかったって? いや、ちゃうちゃう、どのリズムに乗るべきか、まだ自分でわかってないだけやって、どや、図星やろ?

打撃陣も芳しくなかった。前日までの2試合も、1点差の辛勝だっただけに、この結果もまた致し方なしだろう。翌日からのバファローズ2連戦は楽勝だろうけど、週末からのゴールデンイーグルス、ライオンズとの2カードが大いに心配。この2カードの結果いかんでは、優勝も厳しくなると思う。わーわー言うてますうちに、もうそういう時期になってきたのだ。1年、早いねぇ…。

世間様が大好きな大谷。ボール球を見送るときのこの姿勢、顔の位置がタダ者ではないという証なのかもと、小生は見ているのだが、果たしてネット裏で多数見かけた米メジャーリーグ関係者と思われる外人さんたちの目に、彼の打席はどう映ったのかな? ちょっと質問してみたいところだったが、9回表にその大谷が、ものの見事な本塁打をセンターバックスクリーンにぶち込んだと同時に、外人さんたちはさっさと席を立ったのであった…。あのぉ~、試合後に華やかな歌舞音曲のショーが始まるんですけど、それは見なくてエエんですか?

一方で、三冠王も射程圏にある我が軍のこのフルスイングの兄ちゃんだが、この日はパッとしなかった。て言うか、我が軍打線はまったくパッとしなかった。つまりは、非常につまんない試合だったということだ。

「前売り完売」「当日券完売」の割には、ちらちらと空席もあったが、ご覧の大入りである。翌日からの同所でのタイガース戦とも引けを取らない大入りである。色んな手立てを講じて、満席状態になるように球団が涙ぐましい営業努力を重ねてきた成果だろう。ここに、先日記した「Bs夏の陣」との差があるというわけだ。

外野席も下層、上層ともに大入り満員。外野民に後で聞いたところ、多くは関西以外の土地から来たファンだったらしい。ちょっとそこは複雑な心境だが、年に一度の、ホークス誕生の地での主催試合が盛り上がるなら、それもよしかと思う。特に今年は盆休み真っ只中の8月14日開催だったから、余計に全国から集まりやすかったのだろう。

5回に入る前だったか、後だったか、いきなり灰田勝彦唄う『南海ホークスの歌』が流れ出す。もうこのイントロ聞いただけで、滂沱の涙に加えて、大小便垂れ流しほどにうれしいのである。垂れ流しの恥ずかしい思いをする前に、「何事か?」と我に返れば、スクリーンに二人の老紳士が映し出されておる。野村南海時代の左の中継ぎ投手だった上田卓三投手と、南海OBで球団職員として長きにわたって南海ホークスのために尽くしてこられた梶田睦氏である。お二人ともお元気でなにより。懐かしい、あまりにも懐かしい。お二人の姿に、滂沱の涙にまみれる小生であった。
嗚呼、球場へ行くのが今とは比べ物にならないくらい楽しかった野村監督時代…。などと小中学生時代に思いをはせていて、すっかり写真撮るのを忘れてしまった(笑)。でも、お二人の元気そうな顔を見られて、試合はアレやったけど、来てよかったなぁと思った。

さて、派手に打たれて、首位から見事に転落した負け試合であったが、鷹の祭典ならではの光の歌舞音曲が試合終了後に始まる。

とにかく美しいのだ。そして金がかかっているのだ。歌舞音曲ショー自体は、テレビで何度も観ていたが、いやはや実際にナマで観ると、ここで度々開催されるジャニーズの若人や外人さん歌曲団のリサイタルが如きである。ユニフォームはタダでくれるわ、新喜劇は見せてくれるわ、ド派手な音曲ショーも見せてくれるわ、おまけに大谷と中田の「ON」の本塁打連発まで見せてくれるわ(笑)で、なんともまあ、至れり尽くせりの鷹の祭典2017 IN OSAKAであった。

ああ、試合はなかったことにしといたる(笑)。

(平成29年8月14日 大阪夜間)



 


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