Go! Go! HAWKS 2017
ホークスvsバファローズ16回戦
前日の試合は、シャッと始まってシュッと終わる、非常に理想的な展開であった。言うまでもなく、先発投手のバンデンハークがちゃんと投げて、打つべき人である松田、柳田でちゃんと得点したからである。「ナオ君、今日もそんな感じで頼みますよ~」と、自身初の二桁勝利で先発陣を引っ張る東浜に期待を寄せる。ま、勝つでしょう(笑)。
前日も記したように、バファローズは「Bs夏の陣」と銘打って、特別仕様のユニフォームを着用し、一部のファンにはこれを無料配布という、実に中途半端な太っ腹ぶりで、このホークス三連戦を戦う。時節柄、夏休みという事で、「ここまでやればファンも押し寄せるだろう」と思ったのかどうかは知らないが、小生がいつも陣取る外野下段席がこの三連戦は指定席に変更され、常連さんたちは上層スタンドへ追いやられてしまうことに。小生はあんな高い場所へ階段を駆け上る気力も体力もなく、内野席に陣取る緑色の南海ホークスな人たちが集うエリアに移動して、前日とこの日は観戦。ちなみに1戦目は夏風邪で熱出して寝込んでいたので欠席(笑)。
この日の試合前の「国歌斉唱」は、わが母校の混声合唱団「ひびき」である。いや、それだけのハナシなのだが、確か高校の友人がこの合唱団に所属していたと記憶する。大学卒業以来、まったく会っていないのだけど、どないしてるんやろか…。などなど思いながら国歌を聴く。
16回戦(H・11勝5敗)勝:東浜(11勝3敗0S) セーブ:サファテ(1勝2敗34S) 敗:山崎福(2勝3敗0S)
本塁打:<H>柳田 26号、デスパイネ 23号、塚田 1号、真砂 1号 <Bs>吉田正 4号ソロ、中島 6号
観衆:28,100人
この日も我が軍は幸先よく初回に3点先制。その内容が愉快である。先頭今宮が安打で出塁。2死となるも四番柳田が右翼席への豪快な26号本塁打で2点先制すると、続く五番デスパイネも右中間への23号本塁打で、なんかもうこれで「勝負あった」って感じ。
「攻撃打線」で低迷打破を図るバファローズ、先頭の吉田正に本塁打を浴びてしまうも、東浜は後続を無難に断ち、1失点にとどめる。で、あるならばと、2回表に先頭の塚田が今季1号本塁打を放ち、再び3点差にリードを広げる。思い起こせば、塚田のプロ入り初本塁打をこの球場で見ている。あのときは、記念球となるはずのボールをキャッチした観客がどうしても手放さず、プロ入り初本塁打のボールは塚田の手に戻ってこなかったよな…。
さらに5回には、真砂が待望のプロ入り初安打を本塁打で飾る。ホントよかったよかった。「右の柳田=ミギータ」と呼ばれ、昨年のWBSC U23でMVP、ベストナインに選ばれるほどの逸材。一軍レギュラーは上林に先を越されてしまったけど、まだまだチャンスはこれからいくらでもある。内川の長期欠場もあるし、この初本塁打を契機にしっかりアピールしてほしい。
東浜は、けっこう打たれていた。それでもいわゆる「要所を抑える」投球内容で、6回1/3まで投げて吉田の本塁打による1点に押さえたのは良しとしよう。ただ、ここまで投げるなら7回最後まで投げ切ってほしかった。その辺はベンチワークとの兼ね合いもあるんやろうけど。その点で言うと、7回の継投(東浜~嘉弥真~森)ってのは、ちょいと「う~ん?」ってところだが、ま、勝ったからこれも良しとしておくか(笑)。
結局、9回はサファテ投入となったわけだが、楽な展開だったからか、はたまた1日休養できたから、試合後のサファテは至極ご機嫌だったとか(笑)。その証拠に、9回のわずか7球での3者凡退は圧巻やったねぇ。
さて。間髪入れず真夏の9連戦の締めは、負けないライオンズとの3連戦である。あの勢いから考えると、1勝2敗で上々出来だと思いますな。今、あわてて勝ちを急ぐ必要はありますまい。決戦は9月よ、9月。我が軍、昭和30年代からの伝統芸、9月の大失速だけは無きように…。
(平成29年8月3日 大阪夜間)
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。