【Go! Go! HAWKS 2016-9】vsバファローズ12回戦

Go! Go! HAWKS 2016
ホークスvs バファローズ12回戦

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第1、2戦に比べ、客入りが断然違うこの日の屋根付き大阪球場。とにかくよく入っているのだ。

どういう風の吹き回しかと思ったら、この日は「オリ達」ユニがプレゼントされるということだったらしい。ご存知の方も多いと思うが、あのチェック柄のユニフォームである。

改めて、ナマで見てみると、あのユニフォームほど対戦相手を舐めたデザインはないと思う。およそ戦いに臨む者が着る柄ではない。対戦相手に失礼だと思った。ゴルフウエアじゃあるまいし、「アパレルで勝負してどないすんねん?」と、ツレと憤慨していた(実は嘲笑していた)次第である。チェック柄で勝てていないバファローズ、この日はどうか?

5297_01さすがにファッションだけは沢村賞レベルの金子千尋、奴だけは何着ても似合う。まあ、後のメンバーは…。安達と山崎福也くらいか。福良監督に至っては、こんなん着せられて気の毒にさえ思う。と、散々言っているが、我が軍もまだこの日の時点では、今年の鷹の祭典ユニでは1勝もできていないのだから、大きなことは言えない(笑)。

1勝1敗で迎えた3戦目。我が軍は岩嵜、敵軍は上述の通り金子千尋である。中継ぎで好投を続けていた岩嵜だが、6月30日のマリーンズ戦に続き、2試合連続今季2度目の先発。前回は6回2/3を投げ、被安打3、奪三振6、与四死球3、失点1の見事な内容だった。今回はそれを上回る投球を見せてほしいところだが、いかんせん、相手は故障明けとは言え腐っても金子千尋。味方打線がどんだけ金子から点を取ってくれるかというところだが、岩嵜自身も、なかなか先発陣に食い込めないシーズンが続いているので、今年こそはそうならないためにも、自分がとにかくしっかり投げて敵の得点を許さないことに尽きる。試合はそこからよ。

12回戦(H・10勝2敗)2016-07-14勝:岩嵜(3勝0敗1S) 負:金子千尋(3勝6敗0S)
本塁打:内川13号、松田17号
観衆:27,879人

129球投げての完封勝利である。いやもう、ようやく先発ローテの一員として一本立ちの日が来たということか? 9安打されながらの完封というのは、まずひとつによく言われる「走者を背負いながらも要所を抑えた」投球だったということ、そして敵軍打線のチグハグ攻撃に助けられたということ、この二点に尽きるのは誰の目に明らかだろう。その背景に細川の好リードがあったのは申すまでもない。

それにしても、完封というのは立派である。結局この日もまた、途中からの観戦となってしまったが、試合終盤になっても点を取られる気配がなかった。唯一のピンチと言える、6回裏の二死満塁の場面にようやく着席した小生だが、「抑えるやろ、そんな空気やで」と思ったので、サンドウィッチをパクつきながらのんびりと岩嵜の投球を眺めていたのであった。そして結果は、この4-0というスコアが語る通りである。

打線は初回に内川が3点本塁打、1番に座って調子を取り戻しつつあるマッチ君が3回に本塁打。序盤にネコちゃんから4点取ったことで敵もシュンとしてしまったのだろう、我が方より5本多い9安打を放ちながらゼロ行進が最終回まで続いてしまった。ダメな時ってこういうもんよ。我々もそういう時代を何年も続けて経験してるからよくわかる。ただそこは、さすがに金子千尋。結局、マウンドを山崎福に譲るまで4回以降は7回まで無安打に抑えている。故障明けの立ち上がりをつかまえておいてよかった。

しかし、よそのことはどうでもいいとは言え、山崎ってこういう場面で使う投手かね? 以前も同じこと記したと思うけど、どうも福良の采配がよくわからん。

という次第で、この日は得点シーンはいずれも目にすることができなかったが、勝てばそれでよし。何と言っても、岩嵜の完封を見ることができたのだから、これ以上のものはない。9回裏、二死から駿太に安打されて走者を抱えたときには「大丈夫や、あと一人や、しっかり投げろよ~!」とマウンドに声援が集まる。ああいう雰囲気がまたよろしい。

この回は本多が二直を好捕し、最後の打者若月の三直もマッチ君ががっしりと捕球するなど、全体的に野手の好守にも助けられての完封。いや、完封するときってそういうもんだ。全体のリズムがよくなるのだ。そんな好例の完封劇だった。

北海道球団が相も変わらず連勝街道まっしぐらだが、よそはよそ、ウチはウチ。あんなアホみたいな大きな連勝はいらんので、カード勝ち越しをコツコツ続けてゆけばそれでよい。それでよいと言える勝差であり貯金数である。ただし、もう4連敗はアカンで(笑)。

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さて、8月の大阪での試合は、「山の日」を含む三連戦と翌週の「鷹の祭典IN大阪」の4試合である。例により、鷹の祭典はくじ運の強い人が非常に良いお席を確保してくれたので、1塁側ベンチ上からの観戦となる。ま、そのころには北海道球団の勢いも一段落しているであろう…。

(平成28年7月7日 大阪夜間)


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