【正やんと歌おう!with馬場俊英】

正やんと歌おう!with馬場俊英
君と焚き火とオーディナリーLIVE

直前まで行こうか行こまいか悩んだ結果、「行ってよかった!」
我らが正やん、伊勢正三から見たら「若い人w」になる馬場俊英のジョイントコンサート(って言い方は古いんですねw。近頃は、コラボレーションって言うみたいですな)が、新装のフェスティバルホールで開かれたので、行ってきました!

君と焚火大阪のラジオ局「FM COCOLO」の人気番組、『君と焚き火とAOR』(伊勢正三、池田なみ子)と『オーディナリー・ナイト』(馬場俊英、塚越隆史)のコラボレーションライブってわけです。どちらの番組も、一から十まで聴いたことはないのですが、断片的には耳に入っており、このライブの開催も早くから知っていました。両番組でも、早い時点でリスナー限定のチケット前売りなんかもやっていて、そのたびに「さて、どうしよう…」と迷っていたのでした。

というのも、正やんについては、もう何回もライブに行ってますから、「勝手知ったる」ものですし、なんと言っても、小4、すなわち10歳の時に「かぐや姫」を知って以来の「関係」ですから、親戚の家に遊びに行く感覚でライブに行けます。しかし、馬場俊英については、存在はもちろん知ってますし、大体こんな歌なんやな~ってのもわかりますが、いざライブとなると、どんな雰囲気かさっぱり見当がつきません。それくらいCDとライブというのは「別物」なんですよね。だからこそ、ライブは価値があるんです。

でもまあ、さすがに二人ともライブがお得意ですね、それぞれのファンを退屈させず、それぞれの世界観を尊重しながら、実にいい関係でライブが進んでいきます。まさに「大人のライブ」って感じ。ちなみにアタシのお席は、2階のど真ん中2列目。非常によく見える席なんですが、いかんせん、ここはスタンディングがやりにくいポジション。案の定、周囲で立ち上がる人はだれ一人おらず…。その点はちょっとフラストレーションたまったかな。いえね、誰かが立てば、堰を切ったように回りも全員立ち上がるんですけど、その「勇気」がアタシも含め、どなたも今一歩踏み込めない…。このあたりはそんな「大人のお席」(笑)。

まずは二人が下手から現れて、ステージに設えられた「焚火」に着火。そして二人並んで、オープニングは『海岸通』で。間に番組の「公開録音」も挟み、午後6時半開演で終わってみれば10時! でも、「長いな~」とは感じませんでしたね。いい流れでした。ステージ奥のスクリーンには、今歌われている曲の歌詞が流れてきて、これは文楽劇場みたいだけど(笑)、歌詞をかみしめながら聴けたという点では、よい試みだったなあと思いますね。字が大きかったので、乱視+老眼にはとても優しい仕様(笑)。

にしても、馬場くんは、夢にまで見た正やんとのステージがよっぽど嬉しかったんでしょう。それをしきりに語っていましたね。ほんとに好きだったんだなというのがよくわかりました。まあ、彼とアタシはそんなに年齢差はなく、多分、彼はアタシの弟と同い年だと思うので、ギターの最初が「かぐや姫」だっていうのもよく理解できますから、そりゃ正やんと同じミュージシャンとして同じステージに立って、一緒に歌うことがどれほどの喜びかっていうのは、よ~~~くわかります。

それにも増して、彼は非常に腰の低い、物事のよくわかった好人物ですね。正やんの一言一言に恐縮しっぱなしってのが、好感度抜群でした。正やんの橋渡しによって、アタシもまた、馬場俊英という自分と同世代のミュージシャンとの、いい出会いが出来たと思っています。同時に、馬場くんお目当てのファンも、正やんをよりよく知るきっかけになったんじゃないでしょうか?

まあ、馬場くんのステージに関しては、彼のファンが各々のブログなどで詳しく語るだろうから、そこに譲るとして、アタシは正やん視線で。

4月に、ここでこうせつとともに「オープニングシリーズ」のライブを行った正やんですが、あのときよりも今日の方がずっといい声が出ていたと感じました。て言うよりも、ここ数年の正やんのステージでは、この日が一番、調子がよかったんじゃないかな? それくらい気持ちよく歌っていました。もちろん、ギターテクは相変わらず冴えわたっておりまして、やっぱり『海風』は、ゾクッとくるものがありましたね。

馬場くん同様、アタシも「かぐや姫」からギターがスタートしましたが、今なお、その先に行けていません(笑)。だからミュージシャンじゃなくって、「オーディナリー・ピープル」やってます(笑)。『22歳の別れ』はなんとか弾けても、『海風』あたりになってくるともう、恐れ多くて、「すみません!アタシごときがギター触るなんて…。どうか勘弁して下さい!」って感じでしたからね…。「風」の曲はどれもこれも恐れ多い限りであります。

この日、うれしかったのは、『お前だけが』、『レミングの街』、『ほんの短い夏』、そして馬場くんと一緒に『そんな暮らしの中で』が聴けたことですね。アタシとしては、久しぶりに聴けたので、結構、ジワ~っときてしましました。

この日のために、馬場くんがコンセプトを考え、正やんが作った曲『焚き火と~~~』(タイトル失念!)も披露されましたが、これはいかにも正やんらしい曲だったなぁ~。

なお、この日の模様は、FM COCOLOで、下記日程で放送予定。
7月19日(金)18:00~「君と焚き火とAOR」、7月20日(土)19:00~「オーディナリー・ナイト」  *それぞれ月曜と火曜に再放送あり
また、いつか二人でやってほしいね。本人たちはすでにその気のようだったけど(笑)。

(平成25年6月27日、新装フェスティバルホールにて)


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