【上方芸能な日々 落語】月亭八天の3つのバラエティボックス*旧ブログ

来春、月亭文都を襲名する月亭八天師が、襲名へのカウントダウンの意味も込めて展開する「BUNTO PROJECT 月亭文都構想!!」。そのひとつ、「月亭八天の3つのバラエティボックス <2つめの箱>」が8月24日、国立文楽劇場小ホールで開催されたので、行ってきました。

BUNTO PROJECT 月亭文都構想!!
「月亭八天の3つのバラエティボックス」
~八天VSよしもと美女軍団~

<2つめの箱>

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この襲名には、吉本興業もかなり力を入れてるようですな。
なにせ吉本が世界に誇る「美女軍団」を落語会に送り込み、襲名カウントダウンに「色を添えよう」ということですから…。

今回は、あの「三女美(シルク、めぐまりこ、コッコ)」が登場するというのがなんとも愉快。普段の八天師の会とはまったく趣が異なり、これはこれでなかなか吉本らしい。

<ネタ帳>
「八天噺」  月亭八天
『ろくろ首』  林家花丸
『寝床』   八天
仲入り
「ダンス&漫才」  三女美(シルク・めぐまりこ・コッコ)
『愛宕山』  八天

長講2席の八天師。
とくに『寝床』が秀逸。『愛宕山』もよかったけど、ちょっと最後の方で展開が急ぎ足になったような気もしたので。
どちらのネタも、やり手が多く、中には自分の色を前面に押し出しすぎる人もおり、そんなときは「ちょっと困ったなぁ」と思いながら聴くこともわるわけだけど、八天師の場合は、奇をてらうことなく、普段通りにオーソドックスにやるので、小生には合っている。まあ、そこは聴き手も色々ですけどね。

いずれにせよ、いつも「安心と信頼」の八天落語であります。
余談ながら、何某の市長が文楽への補助金全面カットを表明したこの日に、偶然とは言え、文楽劇場で素人浄瑠璃語りを題材にした『寝床』がかかるとは…。時に、世の中ってそんな具合に展開するもんですな。
語っておかねばならないのは、「三女美」でしょう。
シルク姉さんの美肌ぶりはよ~くわかりましたし、「漫才」をさせると、やっぱり「非常階段」のころと話しぶりは、まったく進化がない…、いやお変わりなく(笑)。めぐまりこがあんなに老け顔だったとは…(ごめんなw)。コッコていう人は、初めて見ました。

欲を言えば、この3人と八天師のカラミも欲しいところでしたが、そんなんしたら、後で落語できませんかね、濃い過ぎて(笑)。
次回<3つめの箱>の美女ゲストは桜 稲垣早希。舞台に立つ彼女を見るのは、珍しい機会だと思いますョ。是非、お運びのほどを!(別に吉本のまわし者ではありませんが、若干、八天師のまわし者ではありますww)


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