【人民解放軍とのふれあい 4】*旧ブログ

さあ、ようやく「人民解放軍とのふれあい」も4話まできました。そろそろ終わりにせんとねw。

そもそも、香港で人民解放軍のお姿を拝見しようと思えば、こんな香港島の南の端っこまで来なくても、佐敦(Jordan)の軍営地や、金鐘(Admiralty)の解放軍総部へ行って、中には入れないまでも、「動く解放軍兵士」を見ることはいとも容易いことなんですが、そこはそれ。端っこまで行って、あわよくばこっそりとバスに乗ったまま基地内を通り抜けできるんじゃないかという野次馬根性がフツフツと湧き立つのが人の情というもの(笑)。

そんな馬鹿はゴマンといるだろうと見越した『壱週刊』が特集し、乗せられた馬鹿が詰めかけるわけです。

もちろん小生も、『壱週刊』に踊らされる愚かなる香港市民の一人ですから、行っちゃいます。

Img251357343果たして解放軍兵士たちは
こんな具合に和気あいあいと過ごしているのだろうか?

或いは

解放軍ペイント

こんなペイントをして激しい訓練をしているのか?

はたまた

201002220830000viewこんな具合に楽しく踊りながら訓練してるのか?

もしかしたら

解放軍雪中訓練

雪を運んできて、真夏の寒稽古してるかも?

4
5
5興味は尽きない!

 

一方で、返還後は国慶節に香港内の基地が一般に開放され、多くの市民が解放軍とふれあうことができます。艦船にも乗せてくれるし、機関銃だって触らせてくれます。

060502-23

しかるべき手続きをすれば、
見学者はこんな綺麗どころと記念撮影だってできちゃう!

でも、それじゃ面白くないでしょ?自ら乗り込んで行くんですョ。

「こんにちわぁ~」「はて?どこのどなたでっかいな?まぁ、こっちゃお入りぃ~」みたいなのをわずかに期待して…。

解放軍をナメてはいないけど、「拿捕」とか「本土で思想改造される」なんていう不安はなく、中華バスのオンボロ車が解放軍基地前に達しようとした、この期に及んでは、単なる腹が据わったアホとなっていた小生、二階席の最前列で、堂々と座っております。

やがてバスが基地の門前に到着します。これというゲートのようなものは無く、道路の左右両端に銃を構えた兵士が立っております。

「ほう~、暑いのにご苦労さんやな~、何時間交代やろか?」

なんて暢気に眺めておりますと、二階席に向けてコツコツと軍靴の音が。いや、軍靴なのか雪駄なのかは今となっては確認のしようもないんですが、とにかく人が上がって来ました。

「あなたは広東語の教材テープでしゃべってるお人ですか?」

みたいな美しい広東語で語りかけてきたのは、

「その角刈りは何か特別な精密機器で計測して刈ったんですか?」

と聞きたくなるような、美しい角刈りの顔も美しい笑顔満面の若者でした。

なるほど、香港駐留兵には美男美女をそろえたというのは、
まんざら噂や冗談ではないねぇ~

なんて思いましたね。同時に、解放軍も広東語をマスターしてるのか!というちょいとした驚きもありました。

夏服
97年式の解放軍夏服

この美青年兵士が言いますには

あなた様は、これからどちらへ向かわれるのでしょうか?

で、小生は堂々と、彼より数段ヘタクソな広東語で

「いや~、この先の村に知り合いがいるんで、そこへねぇ」

と答えますと

「まことに申し訳ございませんが、ここから先は『禁区』となっておりまして、特別な許可証をお持ちでないお方様は通行できなくなっておりまするので、バスをこちらでお降り願えませぬでしょうか。戻りのバスは15分ほどでまた参りますので、門の外でお待ちいただければ結構ですので」

と美しいというか馬鹿丁寧な広東語で返してきました。

考えてみれば当然ですな。一般市民がいくら基地の先の村に知り合いがいるからって、フリーパスで基地を通り抜けできるわけがない。恐らく『壱週刊』が採り上げてから、こういうことをやっちゃう馬鹿が後を絶たなかったんでしょう。美青年兵士の対応はかなり手慣れたものでしたね。

そんなわけで小生の「解放軍基地潜入」の目論みは、失敗に終わっちゃったわけです(笑)。

バスを降りてそのバスが終点から戻って来るまでの約15分間は、かなり居心地が悪かったですね。銃を構えた二人の兵士はもちろん、こちらに危害を加えるわけではないんですが、一方で一応「監視」はしてますよね。これがなんとも言えない気分です。「蛇に睨まれた蛙」とはこのことかと思いましたね。さりとて「記念撮影しようよ~」なんて言うわけにもいかず…。

2007102461027466こんな人はいませんでした(笑)

 

その間にも、私家車(=自家用車)でやってきては、「おお、ここか!」って確認してUターンする人もいます。5、6台は来ましたかね…。こういう人達はきっと恐らく『壱週刊』の記事を最後まで読んで「この先は禁区だから前まで来たら黙って引き返すべし」を頭に入れて来たんでしょう。

小生のようにほとんど「見出しと写真」だけに飛びついて来たわけではないんでしょうね。

そうと知っていれば、小生だって車持ってる香港人の知人・友人を誘って前まで来てさっさとUターンしてたでしょうに…。でも、それじゃ面白くないわな、こうして何年か後にも「話のタネ」になるわけだから、選択は間違ってなかったと思うな(笑)。

Stanley_Peninsula

赤柱(スタンレー)ほぼ全景。

中央から右上に伸びる半島の「見えない部分」がスタンレー基地かと思われます

 

これを読んで「私もやってみる!」なんて思う人はよもやいないと思いますが、真似しちゃいけませんよ。そもそも、その先にあった村自体はもう村ごと移住させられたみたいだし、バスもここから先には行きませんからね。

どうしても解放軍とふれあいたい方は、国慶節のオープンデーに参加することですね。ただし、大変な競争率ですし、そもそも在住者以外が参加できるのかどうかもアタシは存じません。

在住の日本人も解放軍のオープンデーに行った人はわりといるようで、「赤柱 解放軍」で検索すると、その日のブログや画像に数件行き当たりますよ。

と、まあ、こんな顛末ですわ。

 

解放軍香港

そして今日も、解放軍の皆さんは香港を守ってくれています!

ppp
しかし、こんなに色々書いてもどこからも脅されませんでした。
それが何より(笑)。

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COMMENT:
AUTHOR: ken-shanghai
DATE: 01/10/2012 20:00:04
あけましておめでとうございます。
ご無事で何よりです。
自分も、大陸から戻って一番ほっとしているのは、どんないちゃもんつけられるかわからいことからの解放があってこそ。かいほうぐんはなにをだれから解放するかなんて、立場で変わりますからね
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 01/10/2012 21:33:06
To ken-shanghaiさん
おめでとうございます!
でしょうね、大陸に居るとどこからどんないちゃもん来るかわかりませんからね。民→民ならなんとかなる(はず)と思いきや、政府や軍以上にてこずったりするとか…。イヤですよね、まじで。


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