【日本食品輸出先No.1の香港】*旧ブログ

NNAの記事によれば、
「香港が3年連続で世界一、日本食品の輸出先」
だそうで。

日本の農林水産物の輸出先として香港が3年連続で世界一となったことが、農林水産省のまとめで分かった。円高などを受け輸出全体が縮小する中、シェアを2割強まで伸ばした。背景には、日本産品の人気が高い香港市場における消費のほか、中国本土市場への入り口として香港に一次輸出するケースが増えていることもあるようだ。
こりゃすごいね。
人口700万人そこそこの香港が、アメリカよりも日本食品を輸入してるなんてね。まあ、大陸市場への一時輸出というのもあってのこととは言え、ねぇ。

日本が2009年に外国に輸出した農林水産物は4,454億円相当。内訳は農産物2,637億円、林産物93億円、水産物1,724億円。
国・地域別ではトップの香港が991億円で、世界全体の22.2%で、07年に米国を抜いて以来、3年連続の世界一。
以下、米国(731億円)、台湾(585億円)と続く。
香港は特に日本産の畜産品や酪農品、菓子類、水産物、真珠などで世界一の市場となっている。野菜、果実などの農産品では台湾、米国がリードしている。

なるほど。内訳を見て、「ふむふむ」と感じたのだけど、ここ数年、地場系のスーパーにも、嘘か真か知らねど、日本空輸とかを名乗る水産物(お造りや切り身)が普通に並んでいるし、地場系の寿司屋チェーンでも、それをウリにして成功してるところもあるからな。
15年前の香港。
本当に、日本から空輸の水産物を手に入れるには、大丸、そごう、ユニー、コーンヒルのジャスコくらいでした。けっこうなお値段でして、これが。
アタシなんざぁ、大丸で細切れの寄せ集め買って、「海鮮丼」みたいにして食べてましたね。それでもいいお値段でした。

それが今じゃ、アバディーンのパークンでも「空輸」のお造りが買えたりしちゃいますから、えらい時代になったもんですわ。
この前、銅鑼湾でよその奥さんと立ち話してたんですけど、
奥「あら、Leslieさん、水菜でハリハリ鍋でも?」
れ「いえいえ、サラダにしたり吸い物したりとかです」
奥「この頃は、水菜も普通に買えて、以前はねぇ~」
れ「そうですよね、うちは雑煮がお澄ましで水菜なんで、昔は香港の菊菜を代用してましたもの」
などと。

確かに値段は張るのが、いまや、その品ぞろえときたら、ここら(あ、東住吉区です)とそん色ないかも?
もちろん、これらは在住日本人のためじゃなく、香港人がそれだけ日本の食料品を消費しているということでして、そういう意味では、香港人の食卓もここ数年でずいぶん様変わりしたということでしょう。
畜産品、酪農品ってのもわかるな。
お肉とか牛乳、バターなんかでしょ。
日本人である小生が、節約してオージービーフを買ってる横で、香港人の若いアンチャン&ネーチャンカップルが、日本のナントカ牛の分厚いステーキ買ってるもんな~。
そないに味が違うとは思わないけどな…、あ、違うんですか、そうですか(苦笑)。

米もすごいね、昨今は。
高いけどね~、ちゃんとした日本米が出回ってるもんね。
10年ほど前なんて、「ベトナム産コシヒカリ『ザ・お米!』」なんか買って「美味い!」って喜んでたもんですけど。
さすがにお米はねぇ、炊きあがりの輝きとか、粘り気などを考えると、その「ザ・お米!」とか中国産の「秋田小町コメ」などに混ぜながら使いました。

そういう意味では、香港で日本人が生活するのも、決して不便じゃありません。
日本で閉塞感を感じているなら、さあどうぞ香港へ!
なんならご相談に乗りますよ(笑)。


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