【越えてゆけそこを!越えてゆけそれを!】吉田拓郎展*旧ブログ

――すべては吉田拓郎から始まった――

吉田拓郎展

が22日まで中座くいだおれビルの「Studio ZAZA」で開催されていた。
行かなけりゃ…と思いつつ、結局、最終日に飛び込むことになってしまう。

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FM大阪の開局40周年事業でもあることから、早くから告知も行き届いていたし、なんといってもミナミのど真ん中、最終日と言うこともあって、思ってた以上に入場者がいた。
初公開写真などのパネル展、LPやシングル、非売品のレコードの数々、実際にライブで使ったギターが10数本、手書きの楽譜(もちろん実物!)、過去のコンサートチケットなどなど。
「おお、これ!この前のつま恋(ってても2006年か~)のあの歌の時のギターか!」とか、「拓郎、意外と字ぃきれい?」とか、いちいち感動したり感激したり、忙しいこってすわ(笑)。

そういえば、昔のコンサートチケットは、それぞれデザインされたもので、本人の写真が入っていたり、ツアーのロゴが入っていたりと、凝ったものが多かった。
徹夜で並んで手に入れたときの喜びったらもう!
今はね~、もう、コンピューター処理された味気ないものになってしまって。手元にコンビニで発券された、落語会と春場所のチケットがあるけど、まったく同じ。なんだかね~。

30分ごとに、約20分の「フィルムコンサート」ならぬ「ライブビデオ」の上映も。
こちらは主要な曲を主要なライブ(たとえば’75のつま恋など)でダイジェスト仕立てしたもの。
ただそれだけのものなのに、これが何だか胸キュンなのだよ。あゝ青春…。

徹頭徹尾南こうせつの小生にとっての拓郎は、「わが青春のアンチテーゼ」。他の人はどうなのか知らないが、少なくとも小生は「拓郎、なにするものぞ!」という気持ちだった。
でありながら、拓郎の存在もまた、自分の来し方に大きな影響を与えているのもまた確か。
こうしてデビューから今日に至る拓郎を見て、胸一杯になったことからも、こうせつ同様に拓郎なくして今の自分が考えられない、ということでありましょう…。

会場出口には、拓郎の全曲リストがあり、赤ペンで「好きな歌3曲」に棒グラフ形式で投票するというコーナー。
「落陽」「人間なんて」「春だったね」など、やっぱり70年代の曲が票を多く集めていたね。
さらに、拓郎グッズが抽選で当たるアンケート&メッセージもあったので、小生は「大いなる」をリクエストしたよ。
好きだな、この歌。

この夜、ABCラジオでは「拓郎・坂崎のオールナイトニッポンGOLD」。
こうせつもそうだけど、AMラジオから聞こえる拓郎の声がいい。
吉田拓郎展主催のFM大阪には悪いけど、この年代のミュージシャンのおしゃべりも歌声も、AMがいいんだな…。
一緒にこの時間を過ごしているという、つながり感、とでも言いますかね。

ラジオの声を聞く限り、拓郎は元気そう。
そういえば去年9月のこうせつのつま恋で、こうせつが
「夕べ、拓郎と電話で話しました、元気でした」
と言ってたな~。

青春のアンチテーゼには、まだまだ元気で歌ってほしいよ。

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