【いつも置いていかれる在外邦人】*旧ブログ

3月14日付【主張】(産経新聞大阪版朝刊)
「子ども手当 財政規模を考え現実的に」

これですよ、これ!
子ども手当は母国に子供を残してきた外国人には支給されるが、日本人でも海外に居住する場合は支給されないことも疑問だ。高校無償化も海外在住の日本人は対象外だ。
いつもそうだ。
在外邦人はほったらかしだ。
そのくせ、朝鮮学校は無償化の対象へという動きになっている。
これじゃ、海外の日本人はやってられない。むなしい…。

かつて在住した香港。
日本人を対象にした高校はないけど、そのかわりとして、現地のインター校へ進む子も少なくはなく、また、シンガポールにある日系のインター校へ進むという子もいるわけで…。
国内で就学するよりはるかに学費がかかるのですよ。

外国人の地方参政権もそうだ。
ようやく在外邦人には国政選挙の投票権は与えられたけど、地方選挙の投票権はありません。
もちろん、そこに住んでいないのだから当たり前だ、言われるかもしれませんが、国政選挙では、本籍地の衆議院小選挙区選出議員選挙及び参議院選挙区選出議員選挙も投票できるのだから、地方選挙も同じ要領でできるじゃないか…。

ちょっと前の話だけど、SARSのときもそう。
北京での感染拡大が明るみ出た時、日本政府は早々に、中共政府に巨額の援助を行ったけど、それよりも早くから感染が拡大していた香港については、「馬鹿にしてるのか?」と言わざるを得ないほどのごくごくわずかな数のマスクの支給しかなかった。
それも領事館へ取りに来いだのと…。

むなしいよ、こういうの。
海外にいるがために、正当な扱いを受けられないというのは…。


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