【上方芸能な日々 落語】第14回月亭八天独演会*旧ブログ

香港から一時帰国中。
そんで、2年前に帰国した元香港在住者とミナミの「おかる」でお好み焼きを食べていたころ、市橋容疑者はなんとまあ、南港フェリーターミナルで逮捕されたと。
ほえー、そんな目と鼻の先に居たのか!と二人して驚いていた次第。

さて、帰国中は上方芸能。
まずは、11月8日(日)、ワッハ上方はワッハホールで開催された

「第14回月亭八天独演会」
33kakikousyu

ワッハ上方開館最初の独演会開催が八天師だった。
それだけに橋下知事が打ち出したワッハ移転・縮小計画は大いに気になるところのようで、来年の15回=芸歴25年目の独演会が、ワッハでの最後の独演会になるのではないか、と本会のパンフレットでも触れていらっしゃる。

【ネタ帳】
開口一番『軽業』 桂さろめ(あやめ門下)
『ちはやふる』 月亭八天(八方門下)
浪曲『袈裟と盛遠』 春野恵子 曲師・一風亭初月
『船弁慶』 八天
中入り
『茶屋迎い』 八天

さろめ『軽業』は一生懸命ぶりに引き込まれる。山形県出身ということで、大阪弁を使いづらいのなら、ムリせずに東北弁で通すのもいいのではないかと。
どっと笑いが起こるべきところで、いまひとつ盛り上がらなかったのは、多分、ムリからの大阪弁がきつかったからかも…。あやめ師ともども、上方の女流を盛り上げてほしい。

八天『ちはやふる』。独演会の意気込みで、ガチガチになっていきなり大ネタ聞かされるより、これくらいの軽いネタをやってもらえると、客も気が楽になるからいい。ご本人もリラックスしてこなしていたように思えたんだけど…。
春野恵子『袈裟と盛遠』。そうです、あの「ケイコ先生」です! 美人です! 打ち上げでひとつ横のお席だったんで、ちょいちょいお話もできました! 美人です! 何度でも言います!美人です!
この若き浪曲界期待の星が、うなる袈裟御前と盛遠のエピソードは、場内を魅了してました。初めてナマ浪曲に接する人も多かったようで「浪曲ってエエなー」という声も多く聞かれました。浪曲界にとっては、救世主ではないでしょうか!

八天『船弁慶』では、舞台背後の「ホリゾン」の色合いを変えながら時の流れを演出した手法が、より、物語を鮮明に。賛否両論あるんだろうけど、これは八天師の独演会であり、師が演ずるネタを師がどう料理するかは、何も語りだけのことではないだろう。それについての批判は的外れというものではないかな。
ハメモノ(お囃子)がふんだんに取り入れられる、上方らしい大ネタ。好きですわ、こういうにぎやかではちゃめちゃなのが。

八天『茶屋迎い』。雀三郎師匠の十八番ネタで、八天師も雀三郎直伝とか。どんどん話がエスカレートしてゆくという、例のパターン(笑)。独演会の締めを飾るにふさわしい、どがちゃがな雰囲気が非常によろしいな。さすが八天師、ここというところでぽんぽーんと笑いを取ってゆき、あっという間にサゲに。「え~、もう終わるの~」と言いたいところだが、どう転んでも話はここでおしまい。
最後に八天師から来年の独演会に向けての「決意の言葉」。
「来年は皆さんからやってくれとのお声を多くいただいてます『地獄八景亡者戯』をかけます」
との宣言に、場内、どぉ~っと沸いてお開きに。

終演後の打ち上げには毎度お招きに預かり、ありがたいこって。
八天師、小生、ほか若干名による最終的な「反省会」。
八天師が何をどう反省したかは、ご自身のブログに書かれるかもしれないので割愛。

ここでの密かな楽しみは、若手へのアドバイスやときに苦言。あるいはご自身の本音の本音のまた本音。こういう場におらせてもらえるのは大変ありがたい。大変な勉強になります。
やっぱり八天さん、あんさんはアタシの落語の師匠です!
ええ加減、弟子取りなはれ。


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