【新型フル】香港情報*旧ブログ

新型フル、香港の状況
■新型フルに感染しているメキシコ人男性は、マーガレット病院に隔離されているが、容態は安定。また同行者も隔離されているが、発症なし。
■感染のメキシコ人男性が利用したタクシー2台の運転手と確認が取れていなかったが、うち1名は保健当局と連絡がつき、ただちに隔離完了。もう1名はまだ名乗り出ていない。
■感染者が上海~香港間で搭乗した東方航空の乗客で、感染者座席近辺の36名のうち7名はすでに香港を出発している。そのほかの乗客についてはすべて隔離した。
■マイケル・スン教育局局長は、来週月曜日からも教育機関の休校は考えていないと表明。ただし、保護者はくれぐれも子供の健康状況にはご留意されたし。
あらためて、1日夜の記者会見による香港政府の見解をここに。
(在香港日本国総領事館から在住邦人へのメールより)

1.ツァン行政長官の発言(香港政府HPhttp://www.info.gov.hk/gia/general/200905/01/P200905010235.htm)。
(1)香港において、第1例の新型インフルエンザ(H1N1)感染事例が確認されたところ、お知らせする。

(2)感染者のメキシコ人は、昨4月30日13時に東方航空公司MU505で、メキシコから上海経由で香港に到着した。その後発熱し、30日午後8時にルットンジー(Ruttonjee)病院の診断を受けた。本1日午後、衛生署の予備検査で陽性反応が出、本日午後8時、香港大学は本件が新型インフルエンザ感染事案である旨確認した。病人はすでにルットンジー病院に隔離され、現在の状況は安定している。(3)かかる状況下、自分(ツァン長官)は衛生署署長の提案を受け、流行フェーズを「厳重」から「緊急」に引き上げた(当館注:3段階フェーズの「中」から「上」への引き上げを意味する)。また、香港での感染拡大を防止するため、衛生署署長は予防・制限疾病条例を行使し、同人の宿泊していたワンチャイ・メトロ・パーク・ホテルを隔離した。(4)強調する必要があるが、市民におかれては、パニックに陥らないで頂きたい。我々はパニックに陥る必要はない。現在採っている緊急措置は、新型インフルエンザが香港に拡散しないよう有効に封じ込めるためのものである。その他の公衆活動、学生の登校、公衆の展覧、体育活動及び一切の社交、社会、経済及び商業活動はすべて通常通り行い得る。ただし、関連組織や主催団体は、公衆衛生措置を強化する必要がある。
(5)今から、自分(ツァン長官)が適時適切に対応委員会を指揮する。香港特区政府は、あらゆる能力をもって新たな感染症に対抗する。
2.ヨーク・チョウ食物及び衛生局長官発言(香港政府HPhttp://www.info.gov.hk/gia/general/200905/02/P200905020014.htm
(1)4月30日に、メキシコ・シティから上海経由で13時に香港に着いた25才のメキシコ人が市内ワンチャイ(湾仔)のメトロ・パーク・ホテルに宿泊していたが、本5月1日20時、新型インフルエンザに感染していたことが判明した。同ホテルは、封鎖されている。また、(感染の惧れがある)該当する人々も7日間隔離される。

(2)同人は発熱していたが、容態は安定している。また、同行の2名は検査を受けているが症状は出ていない模様。(3)同人が乗った飛行機の前後3列の乗客についても追跡している。それらの人々の病院検査及び隔離を行う用意がある。他の乗客及び客室乗務員についても、チェックのため申し出ることを呼びかける。(4)香港市民には、冷静を呼びかけたい。
また、在香港日本国総領事館では、かかる状況にあたり、
「在留邦人及び旅行者用24時間対応ホットライン」を開設。

在留邦人及び旅行者用ホットライン
(852)9267-2311

*852は国・地域番号です。

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