【IDチェック】屈辱的な光景*旧ブログ

今朝、久しぶりに「ID=香港身分証」のチェックを受けました。
香港には交番とか派出所が無いかわり、かなりの数の警官や私服の刑事が町を徘徊しており、きわめて高度な犯罪抑止力として機能しています。
香港住民は大原則として、外出時には香港身分証(旅行客はパスポート)を携帯することとなっています。
そして、抜き打ち的に徘徊中の警官に呼び止められ、IDおよび所持品のチェックを受けることがありますので、従順に指示に従わねばなりません。

いくら抜き打ちといっても、そこは警官が「怪しの人ぞよ」と感じた相手をチェックする場合がほとんどのようです。
そして今朝。
朝飯を食べに近くの茶餐庁(大衆食堂&喫茶店)へ向かう途中。
前から歩いてきた割とイケメンで体格の良い男と一瞬目が合う。
「しまった!」
と思うや否や
「身分証!(さんふぁんちぇん)」
って呼び止められちゃいました。

身分証を提示した後は「手を挙げろ!」姿勢で、ポケットの中身やタバコの中身、財布の中身など、かなり「屈辱的」な状態で「取調べ」を受けます。
その間、どからともなく現れた別の警察官が無線で本署とID番号の照会をし、犯罪歴などの調査をします。
約2分ほどで終了ですが、道行く人たちがみんなチラッと見てゆくわけですから、恥ずかしいったらありゃしない。

何度も言ってますが、このエリアに住んで10年以上になるので、店屋の人とかわりとみんな顔見知りで、小生が日本人だということも大体の人が知っている。
そんな状況での朝っぱらからの取調べは、ホンマ恥ずかしい。

で、小生のIDチェックは過去にも何度もあります。10回やそこらじゃありません。
ほかの日本人に聞いても群を抜く回数です。
そんなに怪しいのか?そんなに大陸チックなのか?そんなに貧相なのか?
貧相といえば、香港でみてもらったあらゆる占い師に
「金のたまらない相、40歳以降は先細りの人生」
ってことごとく言われてますが…。見抜かれてる?

ちなみに今朝のいでたちは、「そこそこの予算でお洒落に!」で、
トップは、ユニクロのボーダーTにGAPのネルシャツを羽織り、
ボトムは、ユニクロのグレーのスリムのジーンズに10ドルショップのビーサン
髪の毛もちゃんとワックスでねじってあったのですが。
警察の目に付くような感じじゃないと思うのですがねぇ。

数年前、1週間に3回、うち一日2回も!チェックを受けたことがありました。
当時は五厘刈りでひげも伸ばし放題だったから怪しいといえば怪しい。
ただ、一日2回のときは、2回とも同じ刑事だったので思わず
「先ほどはどうも」
なんて言っちゃって。刑事さんも笑ってましたがね。

12月、警察もいろいろとキャンペーンがあるんでしょね。


コメントを残す