【上方芸能な日々 落語】「第2回 天か市の会」*旧ブログ

帰阪中のお楽しみはなんと言っても上方芸能三昧。
とりわけ、歌舞伎、文楽、落語はとっても楽しいのン。

11月22日(土)
「第2回天か市の会」

会場の阿倍野区文の里「アークカルチャースタジオ」は実家最寄り駅から地下鉄谷町線で一駅。メタボ対策でぶらぶら歩いていってもさほど気にならない距離。
昔ながらの商店街もある古い町だが、ご多分に漏れず、この商店街も「死に体」である。
会主のアークカルチャーさんも、商店街活性化のお役に立ちたいと。

さて、この「天か市」は我が落語の師匠・月亭八天師が、地元今川の気鋭・林家市楼くんをプッシュする会。
今回はリクエスト落語会。ネタ10席を出しあって、お客に演目を決めてもらおうという試みで。リストアップされた演目は、八天師のブログから引用。

<林家市楼>
1、時うどん
2、道具屋
3、阿弥陀池
4、犬の目
5、つる
6、青空散髪
7、市民税
8、食堂野球
9、看板の一
10、江戸荒物
*小生は「市民税」と「食堂野球」に拍手

<月亭八天>
1、不動坊
2、高津の富
3、皿屋敷
4、足あがり
5、茶屋迎い
6、算段の平兵衛
7、星野屋
8、抜け雀
9、天災
10、鷺とり
*小生は「茶屋迎い」と「算段の平兵衛」に拍手

そして演目は、
「ごあいさつ~リクエスト集計」 八天&市楼
『天狗さし』 笑福亭松五(松枝門下)
『鷺とり』 月亭八天(八方門下)
『食堂野球』 林家市楼(染語樓門下)
仲入り
『市民税』 市楼
『茶屋迎い』 八天
「ごあいさつ」 八天&市楼

松五(しょうご)君、ガチガチでした。なんでやろ?
八天のお兄さんもマクラで言ってましたが「出番前に次のネタ『鷺とり』でいくと決まったのに、同じ『商売根問』系列の『天狗さし』でくるとは、彼もなかなかかたくなな性格で…」。
そこらへんですね、「場数」というのは。

その八天師『鷺とり』『茶屋迎い』は余裕の展開。クスグリもおかしく、ポンポンと進みます。コメントしようがありません。
アタシ個人としては、そろそろ弟子を取ってもらいたいなあと思うのですが…。

市楼くん『食堂野球』、『市民税』は彼のお祖父さんである三代目染語樓作。親子三代続く上方落語界のサラブレッドだけに、こちらも余裕の展開。28歳、入門7年目とは思えぬ堂々とした高座はやはり血統。
終演後はお誘いを受け、八天師リサーチ済みの焼肉店で打ち上げ。焼く、食う、飲む、語るで大いに盛り上がります。いや~、久々に「もうええわ~」っていうほど肉食らいましたね。香港ではためらってしまう生レバーなんかもムシャムシャ食べちゃいます。
焼肉後さらに阿倍野まで歩いて、かの「明治屋」にて軽く一杯。この店、大阪の酒飲みには有名な店だけど、あまりよい印象は持っていません、正直なところ。酒飲みの間でも評価は割れていますね。興味ある方は一度お試しを。
それにしても阿倍野筋もすっかり寂しくなってしまいましたな。子供の頃、住吉大社初詣帰りに満員の上町線に揺られて到着した阿倍野筋界隈は、押すな押すなの盛況振りでしたがねぇ…。再開発失敗の例ですかね。

このメンバーでの飲み会はいつも楽しいので、もう一軒といきたいところではござんすが、翌日は中学校の「卒業30年目の同窓会」が!
へたばってしまっちゃ楽しめませんから、「ほな、さいなら」と。

が、しかし!
家に帰ってさっさと布団に入ったが、夜中に腹がグルグルと…。
こんなことなら阿倍野から家まで酔い覚ましに歩いて帰ればよかったかも加茂。。。

明日は同窓会。楽しみだなぁ!誰に会えるのかな!ワクワクドキドキ!


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