まずは、滞りなく終わりましたね。
始まるまでは、「民主派vs親中派」とか「チベット擁護派vs警察」とか、いろんな衝突図式も予想されないこともありませんでしたが、いずれも小競り合い以前の状態で収拾しました。
実際に聖火リレー通過の現場にも行きましたが、あの熱狂の渦の中で、
「平反六四」「奪取全面普通選挙」「民主中国建設」「Free Tibet」
を叫ぶのは、それこそ命がけの行為でしょう。
そうした状況に「中国化進む香港」と言ってしまえばそれまでですが、聖火を迎えて、唐英年(ヘンリー・タン)政務長官がしみじみと語っていましたが、「(東京五輪以来)44年間待ち続けた聖火がやってくる、こんなうれしいことはない」。香港について言えば、そこに尽きるんじゃないでしょうか。
【聖火9】で書きましたが、
「人の心も”一国二制度”」
なんですよ。
返還前からそうでしたかね、思い出すに…。
96年のアトランタ五輪、英領最後の五輪。中国は金メダルラッシュ。朝から晩までテレビからは中国国歌が流れ、新聞はこぞって「中国人の誇り」なんて書き立てて。
それでいながら、「六四」とかの民主化デモに「香港人」として参加する。
状況にあわせて「中国人」と「香港人」を使い分けるんですよね、ここの人たち。
今日の聖火リレーでも、そこんところを存分に見せてもらいました。
決して、「中国への帰属意識の高まり」なんかじゃないですよ(一部いますけどね)。
巧みに使い分けますよ、そのあたりは。
まとめになってませんね、これじゃ。。。ま、いっか。
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COMMENT:
AUTHOR: ひかり
DATE: 05/03/2008 20:07:05
この一連のエントリーは興味深く拝見しました。香港にとっては“複雑”な聖火だったのかもしれませんねぇ…
こちらのテレビでは、フリーチベットの人々は全然写らず(いや俺が見ていないだけ?)民主化団体の女子大生ばかり出ていました。最後、逮捕?されて護送車から叫んでいました。
この方は、とても美人でしたねぇ、顔だけで応援したくなるくらいに(笑)
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COMMENT:
AUTHOR: leslieyoshi
DATE: 05/04/2008 00:45:05
To ひかりさん
>こちらのテレビでは、フリーチベットの人々は全然写らず(いや俺が見ていないだけ?)民主化団体の女子大生ばかり出ていました。最後、逮捕?されて護送車から叫んでいました。
>この方は、とても美人でしたねぇ、顔だけで応援したくなるくらいに(笑)
この女子大生こそが、たったひとりで「Free Tibet」を叫んだ勇気ある(ある意味、空気読めない)お方です!
逮捕じゃなく、これ以上いたら危ないと判断した警察が保護したんです。午後は別のコースで、チベット旗振ってましたよ。
でも、昨日の香港は文革さながら。沿道は「にわか紅衛兵」だらけ。
在大阪香港永久居民。
頑張らなくていい日々を模索して生きています。
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