【返還10周年】思い出話(24) *旧ブログ

【1997年4月18日】
◇香港政庁が97年7月1日、2日を祝日とする「97年祝日条例」の草案発表、立法評議会で審議させることに。政庁では「両日が祝日になることは市民もす でに承知しているが、法的根拠を与えなければ雇用などで問題が生じる恐れがある」と説明。同じ内容の草案を審議している「返還後の議会=臨時立法会」の范徐麗泰(リタ・ファン)議長は「パッテン総督自作自演のドタバタ劇。付き合ってられないわ」

◇永久居民の定義に関する条例草案について、返還後に行政長官就任の董建華(C.H.トン)氏が政庁に対し、特区行政長官事務所と臨時立法会に制定させるように求めるとともに、返還後に司法長官に就任する梁愛詩(エルシー・リョン)氏が草案作成を始めていることを示唆
◇董氏が記者団に「かつて自ら英国保守党に献金していたのに、香港の政治団体に外国からの資金援助を禁止するのはおかしい」と追及される。董氏の言い訳は「自分が外国の政党に資金援助したことがあるからこそ、問題点をよく理解しているのさ」。前線(民主派政党)のエミリー・ラウ議員は「ダブルスタンダード!欺瞞!」
【4月19日】
民主党の李柱銘(マーチン・リー)党首が、クリントン米大統領と会談。中国の最恵国待遇延長と、董氏の訪米を実現させるよう求める

*「祝日条例」の草案審議を二つの議会が個別に行うという、奇妙な状況。范徐麗泰は現行議会の草案審議を「自作自演のドタバタ」と言いますが、さてさて、どちらが「自作自演」か…。


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