【返還10周年】思い出話(22) *旧ブログ

【1997年4月11日】
◇銭其琛外相が返還後1年間の暫定議会・臨時立法会の范徐麗泰(リタ・ファン)議長と会見。銭外相は「大胆にやりなさい」と激励。調子に乗ったファン氏は、民主派が臨立会が違法だと告訴するとしていることについて「勝手にやりなさい」
◇昂船洲(ストーンカッターズ島)の英国海軍基地閉鎖

【4月12日】
◇臨立会で「議事運営規則」通過。返還前に条例の採択を済ませ、返還後に改めて確認を行うことに決定。「97年度祝日条例」の審議を行い、初めて正式に立法作業が始まる。また財務委員会と内務委員会の正副議長を対立候補なしで選出
◇尖閣諸島の中国領有を主張する反日組織「保釣行動委員会」が5月18日に尖閣上陸を果たすと発表

【4月13日】
◇中英間合意なしで中共政府が返還後の永久居民についての定義を発表。海外移民は返還後1年以内にUターンすれば永久居住権の保持可能。香港居住を3年以上中断したら永久居住権喪失

【4月14日】
◇中共側が一方的に発表の永久居住権の定義について、香港政庁は「中英両国間でほぼ認識が一致している」と発表。ただし条例の制定については立法評議会 (返還前の議会)で審議すれば中共側が無効にするし、返還前に臨立会で審議するのは法規上、有問題として、返還後に臨立会で審議すべきとコメント
台湾政府が資金援助をしている香港の6校に対して、返還後に五星紅旗を掲揚したり国民党の理念に反する教育課程を採用した場合は財政援助を停止すると通達

・中共(銭其琛外相)から「やっちゃえ!」と励まされ勇気百倍の范徐麗泰(リタ・ファン)

・春になるとうごめき始める「保釣活動」。このころは市民の関心も高く、カンパが相当集まり、保釣行動の注目度も高かったけど、今はまったく反応なし


・中共、自分のペースで勝手に次々と返還後の工作進行中


台湾は「援助打ち切り」ちらつかせ、ささやかに存在感示す


こんなような感じで、中共ペースで物事が進んでゆきます。もはや英国側が何を言おうとも「知ったこっちゃねーズラ」。


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