【返還10周年】思い出話(8) *旧ブログ

そしてまた10年前の話題。
【1997年3月9日】
◇返還後の暫定議会となる臨時立法会の議事運営作業部会で、審議での発言は英語、北京語、広東語のどれでもかまわないと決定
◇98年の第1回立法会選挙について、前線(民主派)の劉慧卿(エミリー・ラウ)議員は「もし公平で民主的な選挙方法が実施されないなら、参選をボイコットしよう」と呼びかける
◇香港心理学会の調査。最近、本土から香港へ移住してきた「新移民」について、51%が「知識がない」「マナーを知らない」「不衛生」などの空く印象を抱 いており、よいイメージを持つとの回答は27%。また54%が「人口過剰」「治安悪化」などで香港に悪影響を及ぼすと懸念

【3月10日】
◇臨立会の審議について行政会議(返還後の閣議)メンバーと自由党(元親英派)、民建連(親中派)、協進連(親中派)の各党首がランチョンミーティング。初代行政長官に就任する董建華(C.H.トン)氏が必要と認めれば、返還前に法案を通過させることで同意。民主党は「返還前に2つの立法機関が出現することになる」と批判
◇返還後の教科書について銭其琛外相が「歴史と現実に合わない内容は修正せねばならない」と発言。パッテン総督は「そういうことは(返還後の)特区政府が自主的に制定すべき」と非難
◇衛生署がヤオハン沙田(Sha Tin)店で3月3日に販売されていた牛肉ミンチからO-157が検出されたと発表

【3月11日】
◇新空港建設現場で方法就労者一斉摘発。本土からの不法入境者やベトナム人ボートピープルら76人を検挙

O-157、ヤオハン。懐かしい言葉が並んでいます。ヤオハンはこの1997年の年末に倒産しています。
銭其琛外相の教科書に関する発言。要するに「ふさわしくない教科書は書き換えろ」と言っているわけでして、シナの「教科書観」をよく表した発言です。この論で日本の教科書にもいちゃもんをつけてくるのですね!


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